止まることで見えた、新しい景色。諦めることで見つけた、私らしさ。【IDS2期インタビュー3】かな
こんにちは!Shotakaです!
本noteは大人の心の学校(Inner Development School:通称IDS)2期に参加した人の体験インタビュー記事Vol.3です。
●インタビューについて
このインタビューは大人の心の学校(Inner Development School:IDS)2期の体験談です。
現在2期生は、6ヶ月間のグループでの取り組みを終了した段階です。
これから3ヶ月で、個人セッションを通して、自己創造のプロセスを歩んでいきます。
●プロフィール
30代女性。アメリカの大学を卒業後、複数社経て、現在は米系IT企業のクライアントサクセス部門でマネージャーを務める。ベンチャーチックなカルチャーから大企業に成長していく会社の中でだんだんと違和感を感じ始める。プライベートでは人生の行き詰まりを感じていて、消化試合のような日々をを抜け出したい一心でIDSに参加。
●第1章:消化試合の日々
ここ1、2年は何もやる気が起きない日が多く、家と会社の行き来が続き、毎日がただ過ぎていく日々でした。昨年、家を買ってリノベーションをしたので、広いキッチンで料理をしたり、友達を呼んだり、快適な暮らしをすることが増えたし、インテリアにもこだわり、自分の好きな空間で暮らすことでQOLが上がってくように感じていました。
でもしばらくすれば、心も満たされない、充実感のない日々がまた押し寄せてきました。その時に、物質的な豊かさでは満たされないんだなあと感じました。「何のために生きているんだろう」、「一体何があれば満たされるんだろう」。そんな思いがずっと頭の中にあり、何不自由なく生きているのに、何をしても満たされない自分は、なんてわがままなんだろう、と思っていました。
仕事は今の会社で10年目に入り、マネージャーポジションは7年目。プレイヤーからマネージャーへ役割が変わり、自分に向いていない仕事についている感覚が長い間あり、このままで良いのかと悶々としていました。どこに向かっていけば良いの分からないけど、長く所属している組織で、なんとなく仕事はまわせている。でもいつもどこかで、同僚と自分を比較して「なんで自分はこれができないんだろう」、「これもできないなあ」と自分の存在価値を疑い苦しんでいました。それでもその日の仕事が終わればまた明日がくる、と、とにかく消化試合のような日々が続いていました。
●第2章:今までと違う選択
カウンセリングでもコーチングだけでもないIDS
しょーちゃんのことはインスタで知って、IDSの参加者募集のnoteで「自分なりに頑張ってきたつもりなんだけど、本当にこのままでいいんだっけ?」、「どれだけやっても何故か満たされない感覚」の人が対象と書いてあるのを見て、まさに私だと思いました。
他のコーチを探したりはしなかったですが、友達がコーチングを受けた話は聞いていました。友達が受けた認知科学に基づくコーチングは、自分のコンフォートゾーンの外にゴールをセットすることで、見える世界を書き換えていくという世界観。自分としては、そのコーチングは、無理矢理ブレイクスルーさせられている感じがして、違和感がありました。他にも会社で、休職してカウンセリングを受け復職した人の話も聞いていたのですが、カウンセリングは自分の課題に対してバンド・エイドを貼り応急処置をするイメージで、根本的な解決にはつながっていないように感じました。
心の世界について詳しい訳ではないですが、しょーちゃんのnoteを一通り見て、コーチングの世界観を聞いて感じた無理矢理ブレイクスルーさせられる印象はなく、使っている言葉や世界観が自分にフィットしているような感覚がありました。心の扱いについて色々知っていそうで、自分の状況にドンピシャの内容が書いてある。まずはIDSがどんな世界観なのか話を聞いてみようと思い、面談を申し込みました。
パーソナルセッションかグループセッションか
面談では話を聞くというより、セッションに近い内容で、人には言いたくない自分の内側や、大人だから我慢すべきと思っていたどろどろした感情を曝け出したような機会だった気がします。自分と向き合うとはどういうことなのかがイメージできました。
初めましてなのに、私が何につまづいていていて何をすべきなのかしょーちゃんにはお見通しのような感覚があり、信頼をおけたのも決めての一つでした。
もちろん、安くはない受講費でしたが、悶々とした日々がこの後何年も続くことを想像して絶望していた私は、本当に変わりたいという気持ちでまずは取り組んでみようと決めました。
取り組むことは決めましたが、1対1でパーソナルセッションを受けるか、IDSとしてグループでセッションを受けるか迷っていました。パーソナルセッションの方が徹底的に自分と向き合えるのでは、グループセッションで人数が多い中で自分に集中できるのか不安がありました。新しいコミュニティに入るのが苦手っていうこともありましたね。でも、しょーちゃんから「グループは、パーソナルと違って座学を学べる時間があるのは大きい。パーソナルだとセッションはするが、その仕組みを説明する時間はない」と言われ、自分は仕組みを理解している方がいいなと思いました。また、これまで新しい人との出会いの機会も少なくなってきていたので、新しい出会いもいいんじゃないか、今までと違う選択をしようと思い、グループでの参加を決めました。
●第3章:IDSでの印象的な体験
他者への評価・判断のない場
新しいコミュニティに入ると「自分には価値がないから、この場にはいてはいけないんだ」と思って、何も発言しないことがよくありました。それでは何も広がっていかないのは当たり前ですよね。しょーちゃんが1回目のセッションで「他者に対する評価判断は意味がない。自分が自分にやっていることを外に投影しているだけ。なので、この場は他者への評価判断はしない」って話していて、一番好きな言葉です。おかげでIDSは、すごく入っていきやすい場所でした。
私はこのままでいいんだ
自分の気質と才能の診断をカリキュラムの中で取り組んだのですが、各メンバーの結果を踏まえて喋っていると「私はこういう気質だから、こういう思考、行動をとるんだ」、「私はこのままでいんだ」って思えたのが一番印象的でしたね。前から頭では、皆それぞれ違うことは分かっていたのですが、実際に体験して腹落ちしました。
これまでの人生で、自分と同じようなタイプの人と自分の内側を話す機会はあまりなかったので、「あ、同じ人がいた」って嬉しかったです(笑)。私はあまり他人に興味を持つタイプではないので、どこか自分に対して「自己中なのかな」という自己嫌悪がありました。でも、それは単純に自分の気質・特性であることに気付かされ、自分は自分でいいんだと思えました。色んなタイプの人と深く話すことで、より自分の気質に納得感があったのかもしれません。
とにかく一緒に参加したメンバーに出会えて良かったです。グループの皆が「かなってこんな感じだよね」って言ってくれるのが嬉しかったし、ありのままの自分を知ってもらえました。こういった評価判断がなく、ありのままでOKな世界観が広まっていくといいですね。今思うと、グループセッションを選択して本当に良かったし、選択していなかったら結果は違ったかもしれません。
●第4章:気づいたら起きていた変容
自分が経験したいからやる
IDSが終わった今「満たされない」って感覚を忘れていました。振り返ってみると「ここで変わった」っていう瞬間はなく、気づいたら変わっていたんだなって思います。気づいたら、欲しかった車を買っていましたし、気づいたらIDSで出会った仲間に遊ぼうって声をかけたりしていました。車を買う時に「周りからどう見られるか」を気にすることもありましたし、実際に「女性なのに家も車ももって、結婚する気あるの?」って言われることもありました。でも、自分が経験したいものだから、一回やってみて違ったら手放せばいいやって思えましたね。
本当の意味での境界線
気づいたら買っていた車で母を温泉に連れて行ってあげたある日。温泉やサウナに入りながら、ふと「楽しいね」と言う私に対して、母から初めて「イキイキしているね」と言われました。以前は、母から「一人で寂しそう」とか「結婚して幸せになってほしい」と言われることが多かった。結婚しないなんて宣言したことはないのに、「家族という幸せ」を手に入れられていないことに対して、追い打ちをかけるような言葉に何度も傷つき、苛立ちを感じていました。今は、もし同じこと言われても感情が高ぶることはない思います。自分と他人の境界線を引けるようになったんだと思います。私の中では、これまでも自分と他人に境界線を引いてるつもりでした。でも、前は頭で理解していただけで、今は感覚が違いますね。本当の意味で境界線を引けるようになっていると思います。
諦めることで見つかるワクワク
受講期間に仕事で上司と衝突したことがあって。今までは嫌な上司であっても、上司のやり方、考えに合わせていました。でも、10年目で初めて自分の気持ちをぶつけることをしました。それも自分が変わったからぶつけた、というよりは自然にぶつけていました。
今の仕事を始めた時を思い出すと、その時はワクワクしていたはずなのに、ポジションも上がって苦しくなって停滞して、いつの間にか動けなくなっていました。仕事でもプライベートでも「これをやりたい」ってワクワクするものがなくなっていました。
でも、自分はマネジメントする立場ですが、IDSに参加する中で、人材管理が向いてないんだな、向いていないことをやってもしょうがないなって思うようになりました。これも今まで頭では分かっていて、必死に抵抗して頑張ってきましたが、良い意味で今は諦めがついたような気がします。不思議なことに諦めると、今までは上手くいかなかったし、面白くなくて、やる気も出なかったものが、最近は「これをやってみたい」ってワクワクするものが出るようになってきました。
しょーちゃんが「人生は春夏秋冬のサイクルを繰り返す」と言っていましたが、IDSに参加するまでは完全に冬でした。何もしていない自分はダメ、何か行動して生きることが正しいと思っていました。でも、そういう自分でもいいんだ、冬を抜けるために停滞していて、必要な時間だったんだって今は思えています。これからは、生きている中で「これだ」と思えるものやワクワクする気持ちが湧いてきたらその流れに乗っかって流れていくんだろうなと思います。
●第5章:IDSで得たもの
この先、また冬のタイミングが来ると思います。もし満たされない状態に戻ったとしても、IDSでどうやって自分と向き合ったかを思い出しますね。言葉にするのは難しいですが、無駄に抵抗しない、良い意味で諦める、この感覚は自分の中から消えないと思います。IDSでしょーちゃんが言っていた言葉や、グループで自分を表現してきた積み重ねがそう思わせてくれています。
IDSでは、今の自分、これからの自分、そして新しい仲間と出会うことができました。私と同じように人生に行き詰まったり、人生どうしたらいいんだろうって人はたくさんいると思うので、そういう人は是非受けてほしいです。
●最後に
かなインタビューを終えてしょーちゃんの感想
かなは最初は表情がかたかった(笑)。でも、いつの間にかよく笑うようになってた。
かなが笑っていたり、自由にいろんなことをしているのを聴くとなんか嬉しくなるんだよね。なんでだろうね(笑)。きっとそれがかなの自然な姿なんだと思う。
最後の発表で「Let it go」っていいながら、出してきた画像がエルサじゃなくてオラフだったのに爆笑した。だってそれがとてもかならしかったから。
かなのIDSでの体験について
かなは本来、好奇心旺盛で、いろんな「体験」を楽しみたい自由な人だったんだと思うんだよね。だけど、その自由人が、最初はなぜかわからないけど自分を見失っていたように思う。
海外の大学から帰ってきてからのリバースカルチャーショックもあったのかもしれない。
自由で広い世界から、いきなり狭い箱の中に放り込まれたような。明確なきつい出来事があるよりも、じわじわと少しずつ追い詰められて自分らしさが消えていく方がしんどかったりするんだよね。
IDSでは、心に関する知識のインプットや仲間達との対話を通して、良い意味で「理想」や「正しい生き方」という狭い箱から解放されていったんじゃないかなあと思う。
そんで、「このままでいい」と、自分自身と人生を肯定し始めたところから、少しずつ、行動が変わっていった。
ここで大事なのは、自分を変えようとしないことで、自分の行動が自然と変わっていったと言うところだよね。これはつまり、変わっていったと言うより、本来の自分らしさを表現し始めただけなんだよね。
そして、これからはそんなかなを魅力的に思う人がもっともっと現れるんじゃないかなあ。このオラフみたいなおもしろ人間の魅力に気づく人が(笑)。
これからも仲間達と、かなのデカくてゴツい車でお出かけできるのを楽しみにしてる。
●IDS 3期について
IDS3期は1期、2期からはさらにバージョンアップして、外部講師のWSや後半の自己創造のプロセスのサポートを厚めにしています。
またIDSの前身の講座を含めると4期が終了したので、心の探究を行った人たちのコミュニティも始める予定で、よりおもしろくなっていく予定です。
●無料相談について(お申し込みは12/3まで)
無料相談は50分間で、主にカウンセリングとコンサルティングを行っていきます。今その人がどんな課題を抱えてて、何が起こっているのかを一緒に明らかにしていきます。
心の問題で苦しいのは、なぜそれが起こってるのか、自分に何が起こってるのか、がわからないのが一つの大きな要因です。例えば、腹痛が自分にあった時に、原因が明らかな腹痛より、原因不明の腹痛の方が明らかにしんどいわけです。
なので、何が今の状態を引き起こしてるのかを可能な範囲で明らかにし、今後の取り組みのマイルストーンを描きます。その中で、相談者の抱える課題の解決手法をお伝えしていきます。
僕はこれまで8桁以上のお金と時間をかけて、様々な手法を体験してきているので、相談者にとってIDS以外のアプローチの方が適切な場合はその旨を伝えます。
(基本的に面談の全体のうち90%は相談者の課題について、IDSについてお伝えするのは最後の5〜10分くらいです。)
IDSの定員の募集人数は超えました。しかし、他にも希望者がいるようなので、数名分、増枠致しました。実は気になっていたが静観していた方がおりましたら、気軽に相談しにきてください。(面談の募集は12月3日まで!)
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