見出し画像

第22話 義時の生きる道

あぁ~もう、暗躍・暗躍・暗躍、もう一個、暗躍
分かっていたけど、今期の大河ドラマなんだなぁ~
やぁ~ねぇ~現代もあるあるの、めんどくさい感じ・・・
とは、言いつつも烏帽子をとった義時を始めてみたぁ~w

そんな中の「比奈」の登場は、心がホッとするような、
どうする?義時!なぁ~んてウキウキわくわくな気持ちもあったりと、
大河ドラマで心がコロコロと動かされるのを強く感じます

義時と八重の子どもの金剛は、前回も今回もしっかりした言葉遣いも
立ち居振る舞いがすごいなぁ~と思ってみていたのですが、
今回は、義時の子育ての一端を見ることができました

冒頭に八重の死について雪の中、
縁側で金剛と話しているシーンがありました

横並びに座りながら金剛に語りかける義時
義時「良いか、金剛(見つめ合いながらの沈黙)
   鶴丸を恨んではならん(こっそり聴いてる鶴丸)
   鶴丸を憎む暇があるのなら、その分、母を敬え(沈黙)
   母のしてきたことを思い出すんだ
   (沈黙から金剛はうなずく、
   確認するように義時うなずく、そして抱き寄せる)
   父がお前を育て上げて見せる(さらに強く抱き寄せる)」
横並びなのは、カメラアングルの都合かもしれませんが、
第1回目の京都土産について義時と時政が話している時と同じで、
対等に同じ悲しみを分かち合い、決して妻のこと母のことを忘れず、
金剛に対しての愛情は変わらぬことが強く感じられる瞬間でした

八重も「あなたが1番大事」と無条件に金剛に愛情を示していました
義時は「お前を育て上げる」と言葉は違うけれど無条件に1番大事であることを伝えています
子どもにとって、親に何かあれば自分がどうなるのか?
不安が増すところでしょうが、孤児と一緒に生活している金剛は、
もしかしたら、想像できたのかもしれません
しかし、義時の言葉で少なからず安心できる状態に落ち着くことが
出来たのではないでしょうか?
伝えるべき、本当の気持ちを伝えることの重要さを感じます

さて、伝えることは伝えたけれど背中で生き様を伝えたところもありました
安達盛長の子と金剛がケンカをして、双方、ケガを負ったことを知り、
義時が金剛を連れて謝罪に行った場面
義時は「北条の一族だからだ」と金剛に伝えました
親子の間では無条件で金剛を受け止めることを伝えていますが、
他者が絡むと、金剛には条件付けがあることを認識させます

そして、金剛の前で頭を下げ謝罪し土産すら渡していました

金剛は、なぜ、そのような事態になったことについての説明もできず、
「言いたくなければ言わなくて良い」と言われてしまい、
「北条の一族だからだ」で社会の中で生きていくには、
条件を持って生まれたことを教えられた瞬間でした

家族と社会が違うことを認識することは、子どもの目線では難しいことです
しかし、いつか社会に飛び立たねばならない子に対して、
安心して飛び立てることのできる土台の無条件の愛情のある家庭と
社会では条件を意識しながら生きていかなくてはならない両面を
義時は教えたのではないかと感じました

個人的に気になるのが「どんなわけがあっても手を出してはならぬ」
この言葉が金剛にどうのように脚本に影響するのか
気になるところですが・・・


   



いいなと思ったら応援しよう!

ライフリメイクタナカ
いつも、お読みいただきありがとうございます。 よろしければ応援お願いします!