第２７話 鎌倉殿の１３人
お題回収の回でしたね
人は一人では生きていかれないので、集団となり手を取り合い力を合わせて
何かを成し遂げることができます
しかし、安定した状態を維持することに力が偏ると権力闘争が起きます
なぜ？
簡単なことで「自分はこんなにやってます。僕をみてください！」と
今まで以上の存在認知が欲しくなるからです
力を合わせて頑張ってる時は、それだけで
「～をやってるから自分は認められている」と感じることができますが、
安定すると「～をやってる自分」がなくなってしまうのですよね
そうなると、自分の存在がどこで求められて、
どこで必要と思ってもらえているのか？
どこで？がわからなくなり、より認めてもらえるようために
頑張ってしまうのですよね
鎌倉殿の１３人では、ちょっと・・・
いやいや、大変間違った方向に向かってしまうドラマです
さて、どうして「～をやってる自分」が必要になってしまうのでしょか？
もちろん、「～をやっている自分」がいつも悪いわけではないのです
時には必要なんです
問題は「～をやってる」がなくなった時なんですよ
どうしても、子どもを育てる道中には、
子どもの成長をほめることが多々あります
「ご飯が食べれたから良い子ですね」
「ちゃんと、お片付けができて偉い子ですね」
「優しくて良い子ね」
「いい子にしていてくれて助かるいい子ね」などなど
もちろん、養育者に言ってもらったら嬉しい言葉です
つまり「～をやってる」ことによって、評価かされることを
自然と教えられてきます
そして、そのことがしみついていきます
では、「調子が悪くて食べれない時は悪い子になちゃのでしょうか？」
「お片付けが出来ないでいると偉い子ではなくなってしまうのでしょうか？」
「優しく出来ないことが起きたらダメな子なのでしょうか？」
「いい子にしていないと助けることが出来ず負担ばかりかける子になるのでしょうか？」
「～をやってる」ことに対して評価が出るが
「～をやっていない」と評価が下がってしまうと考えることが出来るのです
そうなると、何かをやっていないことに対して評価が出ないことに
どうして良いのかわからなくなってしまうことがあるんですね
これ不思議と大人になっても同じ思考で生活してしまってることがあります
「～をやっている」ことが条件となり、
それさえしていれば、自分は存在していても良い
それさえしていれば、良い子であり偉い子と考えてしまうことがあります
交流分析では条件付きのストロークとなります
条件付きのストロークは、使いようで人に注意をする時に
「～さえしなければ、いいんだよ」のように否定的だけど
条件さえしなけらば問題ないと伝えてあげる時に使えればいいのです
これなら人格否定にはなりません
もし、子育てをしている道中の方が読んでくださっていたら、
時として、子どもの存在そのものに「大好き」と伝えてあげてください
出来たら抱きしめてあげてください
さて、大人になった私たちだけならどうしたら良いでしょうか？
無条件で自分を自分で褒めてあげましょう！
「生きている」それだけでいいじゃないですか？
そこは基本としたいと思います
それだけで、「いい子だね」「偉いね」「良い子だね」って
声をかけてあげて欲しいのです
声に出さなくてもいいんです。心の中だけでいいのです
他の人から言われなくても大丈夫になるまで、声をかけてあげましょう
私たちって、良いのか悪いのかはわからないけど、
生きてるだけで経済効果の一端を担っているとも考えられるんですよ
電気もガスも水も使ってますよね
生きてるだけでお腹もすく
自給自足が出来ていればそれに越したことはないのですが、
全てとなると無理があると感じるんです
そしてら、それだけで生きてる意味ってあると思いませんか？
極端かもしれませんが、
極端に幼い頃に身につけた条件付けに縛られてしんどい思いをするなら、
少し、目先を変えて自分の存在認知を自分で上げていく事ができます
大丈夫です
「無条件なんて・・・」って考えてしまうかもしれませんが、
覚えてないだけで「無条件で存在認知」を得ていたこともあるんです
人間だからね
生まれてすぐのころは、何もしなくても無条件の肯定的なストロークを
沢山、もらっていたと思うんです
覚えてないけど・・・ｗ
その時、居心地が良かったことを覚えています
だからこそ、人は人との関係を良好なものにしたいと考えるのだと思います
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