2021年10月(10冊ログ)
毎月読んだ本から10冊紹介しています。あなたの知識に役立つ本・情報があればうれしいです。
#山本ゆり #SDGs #ワタナベアニ #やらないことを決めよう
#アイドル保健体育 #マネーリテラシー #東野圭吾 #あなたの弱みを売りなさい
今月イチ推しの本
「なんとなく笑えない日々」だったら、読んでみませんか?毎日毎日、目の前に積み重なる「生活のための作業」をこうやって楽しく脳内でしゃべりながら変換できたら楽しいなって思えるエピソード集。
こんな健やかなママ、最高!シンプルに憧れる。
料理・洗濯・社交・仕事・会話・葛藤・気遣いなどの、「なんとなく言えないけど実は思ってた!」がたくさん詰まってる。「愚痴を笑いに変換する」というオセロを面白くバンバンひっくり返してくれて、声を出して笑っちゃう、いや笑っていこう!
最後は優しい言葉に涙。家庭の役割を持っている女性が「わかってほしい」ことが詰まっています。きっとあなたもこれで元気が出る。
毎日、帰宅の電車の中やベッドで寝る前に1章ずつ読むのが一番おススメの読み方。アート的文章の中に、「何を拾って選択するか」の知恵遊び。
「自分の中に哲学を持つ」ことは、「自分が存在したい世界を創る」ってこと。そう考えたら、君の言動は哲学って言えるのかい?って言われている。
誰かの事を誹謗中傷したりさ、マウントとったりさ、そういうのやめよう。安心できる人を選んでいい。「知恵の輪」を解くように最終的にわっかが外れて「ね、シンプルでしょ」って言われた気がした。知らんけど。
大人の知識本2冊(地球とお金)
「SDGs?サスティナブル?最近流行ってることでしょ」では済まされない。
人類は今「100歳以上、子供は120歳地球に住む初挑戦」をしている。自分の家はキレイにするのに、地球は汚くて大丈夫なの?人間が住んでいるのは家の前に地球だって知ってた?経済発展のために犠牲にしてきたことの代償を見て見ぬふりするのはやめて、影響力が大きい企業からスタートさせているけど、優しい世界は個人が動いてこそ。
企業側としては「パフォーマンスじゃなくて、本質的実装」のために、個人としては、「正しいベース知識」がわかるテキスト本。「それってSDGsに乗っかってるだけじゃん」って言われないように正しく理解できる良書。
定年後に生活するお金はどうします?今の生活水準は維持できますか?
現役で稼ぎ続けるって、肉体が衰えてもできることですか?
この本は、「爆発的に儲ける手段」ではなく、労働によって得られていた富がなくなっても(働けなくなっても)毎月収入がある状態を作る方法があるよ、という内容。投資とは、お金がお金を連れてくる仕事みたいなもの。でも、その仕事はすぐにはできないから、小さな失敗をしながら育てていく必要がある。
その1歩を踏み出す考え方、手段が書かれたすごくわかりやすい本。
ノウハウ本3冊(思考整理・売り込む)
参入障壁が低い事業の場合は、「競合を見て、競争優位性を作り出す」ことの連続で疲労してしまう。この実例が物語になっていて、「わかる、でもさ、そうするしかなくない?」と思う。
それを、どのポイントでどんな気づきを得て、何を選択するか?を思考整理できるワークシート付。「弱み=競争優位性」ではあるが、「自分にしかできないことを!」って思っている時は見つけることができないのかもしれない気がする。
一通りやってみてボロボロになった瞬間に「これしかない」と残ったときにその先が見えるのかもしれないと個人的には思う、なのであなたが今そのタイミングならぜひ。
「やりたいことを見つける!」より、やらないことを決める方が思考はシンプルになる。やりたいことで毎日が充実しているという人は実は「やりたいことだけを選んでやっているのではない」的な。スケジュールを埋めると安心するってあるしね。
でも、「目の前の事をやりたいことに落とし込める」ことはオセロの角をとれる考えがで、それは「やりたいことが一杯な毎日!」にできるし、押し出されてやらないことは捨てることができる。
これをワークシートをやっていくと見つかる。「何となく毎日がよくわからない、つまんない」と思っている人に渡していこう。
バズらせる、1度でコンバージョン(購入・意思決定)させる、「圧倒的没入感」のテクニックを説明するには、この本を読むのが早いよね、という結論に至りました※弊社広告チーム内
戦略的なテクニック、ルール、それを支えるベースのマインドが手に取るようにわかる。入社5年以内くらいなら、プロモーション動画やLP(ランディングページ)の構成を企業基準で説明するより、この本読んだ方が早いのでは。マネージメント職のあなた、この本を渡すことで楽できますぞ。
小説2冊(逃避系)
ミステリー小説の効用とは、頭の中にあるパンくずを風で吹き飛ばすことな。表でどんなに取り繕っても、ちょっとずつ溜まっていく「裏の感情」はありませんか。
それを吹き飛ばしてくれる東野圭吾さんの小説。導入が早く、切なさと残酷を男女が取り巻く感じに引き込まれて一定酔えて、ストレス解消なジェットコースター感。現代版「罪と罰」との評価に共感、空気的には「白夜行」という好みのバランス。
殺す、殺される、死にたいか、それでも生きるか・・これを突き付けられる小説を読むことで「今を健やかに生きる」ことを手に入れることが可能です。
学校に馴染めない女の子が、祖母のところに行き、自然環境や生活スタイル、祖母との会話で成長するお話し。
環境や関わる人が変わることで取り戻すことは、本当にたくさんある。学校教育が問題視される今、また読まれ始めてるのも理解。ただ、今も昔もどの場所に行っても、「前に進む決断」ができるのは自分だけ。
スムーズに進まないといけないとは全然思わないけど、「進まないを選択していない」のに進んでないってことが自分を一番苦しめているのでは。進まないなら、「進まないって決めて」そこに居た方がいい。それは進んだことになる。
「女性のカラダ」の大切なこと
最新のフェムテック(女性が抱える健康の課題)情報が更新できる。
唐突な身の上話。私は「制服が可愛い女子校」に通っていた。入学直後から合コンの誘いは絶えず、体育は年中「上下長袖ジャージ+体育館」で行われた。登下校には教師たちが竹刀を持って立てど、盗撮は日常。入学当初は恐怖なのに、ある日「え?これってブランドなの?」と利用する女子が出現。
「この制服を着た現役女子と歩きたい」「一緒に映った写真を利用したい」だけの誘いに気づかない子は「装った愛」に依存、延長で簡単にお金を稼ぐ子もいた。高値で制服を売るのが卒業儀式、そしてその子自身の価値は暴落。摂食障害の始まり。
この環境は決して特別じゃない。私が当事者になることができる環境はいつも隣り合わせだった。私はこの時、10代の女子がこの世の中で「売り物」にされやすいことを知った。「愛(に見える誘い)」は相手への支配や強制を生み出し、自己犠牲を自らに強いてしまう。「自分を大切にすることはどういうことなのか」を知るのに素晴らしい本。出身校に献本したい所存。
おわり。
読んでくださって嬉しかったです。ありがとうございました。