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高齢者が運動を行うメリットと効果

高齢者にとって運動をする事は非常に重要なことになります。
運動は身体的健康だけでなく、精神的健康や社会的なつながりを維持するためにも大きな役割があります。
年齢とともに身体の能力が低下するため、運動にはリスクも伴います。
高齢者が運動を行うと起こるするメリット、デメリット(注意点)について伝えたいと思います。


まず運動をすることでのメリットについて


1、身体機能の維持と向上

加齢に伴い、筋力や柔軟性、バランス感覚が少しづつ低下します。
これにより、転倒や怪我のリスクが増加します。しかし定期的に運動をすることによって身体機能を維持することができ、さらには向上させる効果があります。特に筋力トレーニングやバランス訓練は転倒を防止でき、 日常生活の質を向上させるためにも有効です。
例えばウォーキングや水中エクササイズは関節への負担を軽減しつつ筋力を鍛えることができます。

2、心血管系の健康促進

運動は心血管系の健康に大きな影響を与えます。
適度な有酸素運動は血圧をさげ、心臓の機能を改善し動脈硬化を防ぐ効果があります。心筋梗塞や脳卒中のリスクを低減させることができ、特にウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどの有酸素運動は心肺機能を向上させ健康寿命を延ばす効果もあります。

3、体重管理と代謝の改善

高齢者にとって適切な体重を維持するることはとても重要です。
過体重や肥満は関節や心臓に多くの負担をかけ、糖尿病や心血管疾患のリスクが高まります。
運動はエネルギー消費を増やし代謝を活発にするため体重管理に役立ちます。また筋肉量を増やすことで基礎代謝が向上し、長期的な体重コントロールが可能になります。

4、メンタルヘルスの向上

運動はメンタルヘルスにもいい影響を与えます。特に高齢者に多いうつ病や不安症の予防・改善効果があります。
運動を行うことによりエンドルフィンなどの幸福感を促すホルモンが分泌され、ストレス軽減し、気分を向上させることができます。
また運動を通じて社会的交流が増え、孤立感が軽減されることも大きなメリットになります。

5、認知機能の維持、向上

運動をすることによって認知機能の維持や向上に寄与する事が示されています。特に有酸素運動は脳への血流を増加させ、記憶能力や注意力を改善する効果があるとされています。また運動はアルツハイマー病や認知症のリスクを低減する可能性があり、認知機能の低下を遅らせることができるかもしれません。

6、睡眠の質の向上

高齢者の中には睡眠の質が低下する人も多く、運動は睡眠の質を向上させ、日中に適度な運動は夜中の深い睡眠を促進し、睡眠サイクルを整える効果があります。これにより日中の疲労感や無気力感が軽減され、日常生活の質が向上します。

※高齢者が運動するときの注意点


1、怪我のリスク

高齢者にとって最も懸念されるデメリットは怪我のリスクです。
筋力や骨密度の低下により、転倒や筋肉・関節の損傷が発生しやすくなります。特に、無理な動作や急激な運動は、骨折や捻挫を引き起こす可能性があります。
運動を始める際には自分の体力や健康状態にあった運動を選び、無理を死なことが重要です。

2、持病への影響

高齢者の多くの方は何らかの持病を抱えています。
例えば心臓病、糖尿病、関節炎など…
これらの持病がある場合は不適切な運動が病状を悪化させるリスクがあります。特に心臓病を抱える人が激しい運動を行うと、心臓に大きな負担がかかり、心筋梗塞を引き起こすリスクが高まります。
このため運動を始める前は医師と相談し、適切な運動計画を立てることが必要になります。

3、運動による疲労感

運動は身体に良い影響を与えます、過度に行うと疲労感が増し、逆に体調を崩す原因となることがあります。
特に高齢者の場合、回復力が若年層と比べて低いため疲労が蓄積しやすくなります。
適切な休息をとり、運動の量や強度を調整することが重要です。
運動後の体調管理も欠かせません。

4、適切な運動の選択が難しい

高齢者にとって自分にあった運動を選択することが難しい場合があります、昔行っていた運動が年齢とともに難しくなり、どの運動が自分に適しているのかが難しい場合があります。
運動を選択する際は専門家のアドバイスを受けたり、自分の体力や健康状態にあった運動を選ぶことが重要となります。

おすすめの運動

1.ウォーキング

メリット:ウォーキングは比較的簡単で始めやすく、特別な器具も必要がありません。関節に優しく、心肺機能の向上、ストレス解消などの効果があります。
方法:できるだけ平坦の道を歩き、無理のないペースで行います。
歩く時間や距離を徐々に増やすことにより、効果を高める事ができます。

2.ストレッチ

メリット:ストレッチ行うことによって柔軟性を高める事ができ、関節の可動域を広げる効果があります。また筋肉の緊張をほぐし、怪我の予防にも役立ちます。
方法:体全体を無理なく伸ばすことが大切です。朝の起床時や運動前後に行うと効果的です。特に腰や膝、肩、腕などは日常的によく使う部位は重点的に伸ばすとよいです。

3.水中エクササイズ

メリット:水中での運動は浮力により関節の負担が軽減されるため、高齢者にとって非常に安全で効果的です。筋力強化や心肺機能の向上に役立ちます。
方法:プールでのウォーキングや水中体操が一般的です。
特に膝や腰に問題を抱えている方には水中での運動が適しています。

4.筋力トレーニング

メリット:筋力トレーニングは筋肉量を増やし、代謝を活発にする効果があります。
筋力が向上する事で、転倒防止や日常生活の動作が楽になります。
方法:自重を使ったスクワットや軽いタンベルを使った腕のトレーニングなどが適しています。初めは軽い負荷から始め、徐々に回数や負荷を増やしていきます。

<まとめ>

高齢者が運動をすると、さまざまな面で健康に良い効果が現れます。

「身体的な面」

・筋力が強化されることによって日常生活がスムーズになり怪我のリスクが軽減する。
・加齢に伴う筋力の低下を防ぎ、自立した生活を長く続けることができる。
・心臓や血管の健康の改善
・定期的な運動によって心肺機能が向上し、血圧やコレステロール値が安定することで心臓病や脳卒中のリスクが低減。
・運動をすることで骨密度を維持又は向上させ、骨粗しょう症や骨折の予防にも効果的です。

「精神的な面」

・運動をすることによってストレスを軽減し、気分を明るくする効果があります。
・運動することによってエンドルフィンが分泌されること、うつ病や不安が軽減され精神的な安定が得られます。
・運動は脳の血流を促進し、認知機能を保つ効果もあり、認知症のリスクを軽減する可能性があります。
・運動することによって睡眠の質を改善し、夜間に深い眠りにつくことができ昼間の疲労感が軽減され、日常生活がより活発になります。
・グループなどのスポーツ、運動をすることによって社会的つながりや、孤独感の軽減にもつながり新しいコミニュティとの関わりを持つ事ができます。


高齢者の方が運動をすることによって生活の質を高める効果があります。

運動を習慣化することで健康で充実した生活を長く続けれるためにまずは

散歩や体操などで体を動かして少しづつ取り組んでいきましょう!!

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