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変化を妨げるのはいつの日も
今日は長男が発熱して学校を早退して帰ってきた。先週末、次男の発熱につづき体調不良がつづいている。今日のお昼ごろ、学校から電話がかかってきて、長男が発熱しているとのことで、チャリで迎えにいってきた。自宅で仕事ができることのありがたみを改めて感じる1日であった。
ぼくが自宅で仕事をするようになったのは、言うまでもなくコロナ禍があったからだ。それまでは毎日オフィスに通っていたし、子どもが具合悪くなれば、いつも奥さんが早退して迎えにいってくれていた。夜9時頃に帰ったとしても、いつも、子どもは寝る時間直前で、触れ合う時間は限られていた。子どものことは大好きだけれど、時間的な制約上、何かあれば「ママ、ママ」ということになり、これが父親と母親の差か、と思ったものだ。
一方で、今は基本的には家で仕事をしているので、子どもの送り迎えはもちろんのこと、お風呂に入ったり、夕食も家族でとれるようになった。在宅の恩恵は、ぼくにとっては、家族時間が増えたことにある。子どもと接する時間も増えて、距離はぐっと近くなった。
ぼくは組織開発や人材開発を専門としているが、心理学も勉強してきた。心理学においては、親との愛着形成が子どもの成長に不可欠であること。また、子どもは親の影響を大きくうけて、人格形成されること。親の安定した心的態度が、子の安定的な情緒形成に重要であることが言われていたりする。
そういう意味で、在宅は恩恵でしかないのだ。家族時間を増やすこともできるし、通勤時間がない分、家事にも当てられる。運動不足になりかねない点は心配だが、それでも毎日の生活に柔軟さを与えてくれる。奥さんとの家事の分担もよりよくできるし、さらには、奥さんのキャリアを守ることもできる。ぼくは家にいても仕事ができるからだ。
多くの共働き子育て世帯は、けつかっちんの慌ただしさで1週間が過ぎていく。もちろん、ひとりになれる時間も少ないし、休日は子どもと遊んであげなければならない。共働き子ども世帯は言うまでもなく経済に貢献している。夫婦ふたりでサービスを生み出し、次世代の社会人の育成までしているのだから。もっと、税金安くてもよい。(笑)
最近は、オフィスへの出社回帰が叫ばれている。DXはどこにいった?というくらいオフライン回帰だ。オンラインワークスタイルへの適応がうまくいかず、また旧い慣習に逆戻りしていくのだろう。結局、変化を妨げるのは、人間の適応力のなさだし、人間の固定観念なのだ。技術がどれだけ進化しても、技術可能性にもとづいた現実は生まれない。人間の変化適応性にもとづいた現実しか生まれないのだ。
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