「やろうと思っているのにできない」理由に気づくワーク
「痩せたいからダイエットしようと思うのに、週末になるとついつい食べ過ぎてリバウンドしてしまう。」
「やりたい仕事のために資格を取ろうと思うのに、勉強に身が入らない。」
「親があれこれダメ出しをしてきて嫌なのに、強く言い返せなくてしんどい。」
こんな経験、誰にでもありますよね。
やろうと思っているのに、なかなか行動に移せなかったり、やめたいと思っているのにやめられなかったり。
自己嫌悪に陥って、「どうして自分はこうなんだろう」と落ち込んでしんどくなったり。
自分を納得させようとしても、解決にならない
「うん、本当は痩せたくないんだろうな。」
「本当は勉強したくないんだろうな。」
「親に言い返したら、関係性が悪くなりそうだしな。」
自分を納得させようと考えを巡らせても、結局何も解決せず、モヤモヤした気持ちだけが残ることもよくあります。
そんな時、もう一歩だけ深掘りしてみることで、意外な解決のヒントが見えてくるかもしれません。
心理療法を応用した「簡易版ワーク」
こんなモヤモヤを解消するために、心理療法で使われるワークの簡易版を紹介します。このワークを使うと、自分が本当に抱えている問題や葛藤に気づくきっかけになります。
🌿やり方
やりたいけどできていないこと、やめたいけど続けていることを書き出す
まずは、頭の中にあるやりたいのにできないこと、やめたいのにやめられないことを紙に書き出します。例えば、ダイエット、勉強、親への対応など、どんなことでも構いません。
2つの質問に答える形で掘り下げる
その上で、次の2つの質問について考えてみてください。
やりたいこと(または、やめたいこと)が実現したら、実は困ることがあるとしたら、それは何か?
やりたいこと(または、やめたいこと)が実現しない方が、実は得することがあるとしたら、それは何か?
この質問に対して、思いつくままに答えを書いていきます。ポジティブなものもネガティブなものも含めて、思い浮かんだ言葉はすべて紙に書き出してみます。
最低6つ以上書き出すことがポイントです。
ブレーキをかけている原因を見つけ出す
書き出した内容を眺めてみると、自分の中でブレーキをかけているものが浮かび上がってくるかもしれません。「これが原因で自分は行動に移せないのか」と気づくことがあります。
そのブレーキに対して、具体的な解決策はあるのか、あるいはそのブレーキ自体が本当に妥当なものなのかを考えてみます。
書き出すことで本音に気づく
一度でスッキリすることもあれば、まだモヤモヤが残る場合もあるかもしれません。けれど、書き出すことで普段意識していなかった「自分の本音・本心」に気づく(意識化する)ことができるのは、大切な一歩です。
しばらくの間ぼんやり反芻したり、時間をおいて再度取り組んでみると、より腑に落ちてスッキリすることも。
気軽にやってみて、少しずつ変化を
このワークは簡易版なので、悩みの深さによっては効果を感じにくい場合もあります。
それでも、「なんだか面白そう」と感じたら、何度か繰り返してみることをおすすめします。少しずつでも、やりたいことができて、自分らしい毎日が送れるようになっていきます。
わたし自身もこのワーク(簡易版ではなく通常のものですが)をやっています。
深い悩みを抱えたときだけでなく、日常の些細なこと――例えば「今日のご飯、何にしようかな」と迷う時などにも、遊び感覚でやっています。
応用範囲はかなり広く、やればやるほど問題解決のヒントに気づきやすくなります。
🌿🌿🌿
それじゃあ、また。
読んでくれてどうもありがとうございました🌿
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