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持ち方を変えたら利き手が分からんくなった話
こんにちは。左利きkemmy です。
右手と左手で美文字練習をしたらどうなるのか絶賛実験中なのですが、参考にしている本の中でご親切にもペンの持ち方が写真付きで載せられていました。
右手でペンを持つことが殆どなかったので、推奨の正しい持ち方を心がけております。
しかし、左手はというと、コントロールのしやすさと持ちやすさを優先したオリジナルな持ち方が定着してしまっている。推奨される「正しい持ち方」を実践すると、右手同様に力がうまく入らないし、コントロールもままなりません。鉛筆書きならそれでもノートに何か文字らしきモノを書くことができますが、ゲルインキペンで書こうとするとインクさえ着かない。持ち方がやはりおかしいのだろうか…。
右手も左手もコントロールがうまくいかないので、結局どちらの手で書いたのか分からないくらい歪な文字がノートに並んだのでした。
それでも我慢して3日くらい続けて右手書きを続けてみると、漢字がいかに右手用の文字なのかが分かってきました。筆の運びとか、払いって右手だからできる。しかし、お手本のようにバランスの良い綺麗な文字は中々書けない。左手で書いた方がお手本にかなり寄せた文字が書けるけれど、右手で体感したような自然な導線?で筆を運ぶという事はないし、払いや留めもできないわけではないけど、少し不自然な感じがした。
今まで自分が左手え書いてきた日本語って本当に日本語だったのか?という違和感まで感じさせる。だから、左手で書いたものは文字にあらず!という鬼みたいな事を先生に言われたんだー。今さら納得。
だからと言って今さら右手で文字書き続けるのはしんどい。すごくしんどい。時間もかかる。左手では右手で書く時のようなテクニックは使えないということを念頭において、アルファベットと同じ感覚で文字を書いていくしかないんだ。
英語やタイ語を書いていて思うのだが、こうした音声文字は書き順はあるだろうけど、細かい規則はない。留めも跳ねも払いも気にしないでいい。カリグラフィーももちろんあるけれど、右手でなければ書けない、ということは恐らくないと思う。右手でも左手でも、使いやすい方の手で書けばいい。読める文字が書ければいい。美文字かそうでないかをそこまで気にしてないと思う。
せっかく正しい持ち方で左手でも書いてみようと思ったけど、右利きの人とは根本的に違うという事を痛感したので、それなりに美しく見えてスピーディーに書ける方法で左手文字を書いていく方がいいかな?持ち方が変だとか、カッコ悪いとか批判もあるでしょうけど、左利きで美文字を心がけるために編み出したある種クリエイティブな手法と暖かく見守って下されば幸いです。
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