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「大野川の暮らし魅力再発見!」一の瀬に生息する動植物を探そう イベントレポ

8/6(火)に一の瀬草原にて乗鞍高原に生息する動植物を探すガイドウォークイベントが開催されましたので、当日の様子をレポートします。
夏休み期間に開催されたため、地域住民以外のお子さん連れのご家族もたくさん参加された会でした!


イベントの概要

今回のイベントは、のりくら高原ミライズ構想協議会の移住推進プロジェクトチームが主催。地元の魅力を大人も子どもも一緒に再発見してほしいとの趣旨で企画された、全5回のイベントのうちの第2回目です。

第1回「大野川の暮らし魅力再発見!」ぶどう葉寿司をつくろう 参加レポートはこちら▼

今回は『一の瀬に生息する動植物を探そう』というウォークガイドイベントで、地域住民の方はもちろん、地域外の方も参加できるため、親子7組(地域2組、松本市内2組、県外2組、海外1組)が一の瀬草原に集まりました。

ガイドをしてくれた人

kambaのりくら:斉藤真弓さん
地元の人たちにとって大切な原風景となっている一の瀬草原の景観を維持するため精力的に整備作業をするメンバーの一人で、その整備作業で出る間伐材を使ってコースターを作り、地域に新たな循環を生もうと取組んでいます。
のりくら自然保育木のこ:相馬蕗子さん
地域内外の幼児~中学生を一時的に預かって乗鞍高原内で野外保育をする自然保育を主宰。乗鞍の大自然の中で子どもたちが「自分を表現できる場所」を作るため日々活動をしています。

乗鞍高原の魅力を満面の笑みでニコニコと話す斉藤さんと、子どもたちのワクワクを引き出すプロの相馬さんの企画するイベント。
乗鞍を知る地元の方・何度か乗鞍に来ている方・初めて乗鞍に来た方・子どもも大人も、生息するたくさんの動植物にあふれている一の瀬草原で乗鞍の魅力を再発見してきました!

まずは自己紹介と準備運動から

Cafe and Gallery KURUMuの前のスペースをお借りし、みんなで準備運動。

はじめましての方もいるので、自己紹介を。あいさつは少し恥ずかしくてはにかむお子さんもいましたが、一人一人よばれたいニックネームをみんなに伝え、少しずつ緊張がほぐれていきました。

その後は、斉藤さんによる準備運動。今回はあまりアップダウンのあるウォークではありませんが、2時間ほど歩くため事前の体操は必須です!
準備を終え、あざみ池へさあ出発!

「今日一番の発見」をしに、あざみ池へ

乗鞍の白樺で作ったフォトフレーム

今回は、参加者の皆さんには「気に入ったもの」「発見したもの」を写真に撮ってもらい、最後に今日の一番をフォトフレームに入れ、発表をしてもらうことがミッション!

出発地からあざみ池までは通常5分ほどですが、子どもたちはいろんな発見やガイドさんに質問をしながら、丁寧に乗鞍を発見しながら約30分かけて歩きました。

「地元の私たちもまだまだ知らないこと・わからないことがいっぱいある乗鞍高原。来るたびに知らない乗鞍の自然に会えるんだよ」と話す斉藤さん。
今回のイベントでも、子どもたちの新たな発見にびっくりしていました

道中、子どもたちからの質問や発見がたくさん飛び交う

あざみ池が舞台の絵本を読み、あざみ池の散策へ

あざみ池が舞台となっている「のりくらのえほん めぶきのきせつ

あざみ池の入口にて、おやつを食べながら休憩タイム。合間に相馬さんが絵本を朗読してくれました。この絵本は、斉藤さんをはじめとする地元有志ののりくら絵本プロジェクトチームが制作したもので、主人公の「木ねずみ」や、高原に生息するさまざまな動物が登場。

絵本の中の世界にいるので、なんだか不思議な感覚。みなさんのめり込んでお話を聞いていました。
「絵本に出てきた動物や植物に会えるかな~?」と話しながら、あざみ池の散策開始です。

真夏でも日陰に入るとひんやり。森の中の音にも癒されます。

あざみ池では、動植物はもちろん、「石」に興味を持つお子さんも。いろんな視点で真剣に観察していたら、あっという間に2時間ほど歩いていました。ゆっくり周遊できたことがいろんな発見につながり、会話も楽しむことができました。

お弁当を食べながら意見交換会と発表

ウォークのあとの意見交換会

スタート地点へもどり、今日一番の発見の写真を決めプリントアウト。
白樺のフォトフレームにはめ込み、
今日発見したことを発表します。

自分の見つけた動植物を発表する人、このイベントに参加した人を映した写真を発表する人など。さまざまな家族が参加し、今日感じたことをお互いに発表したことで、自分以外の視点を発見することにも繋がるんだなと感じました。

イベントを終えて

今回のイベントを通して感じたことは、乗鞍の魅力を再発見することで、「自分のしたい暮らし」を改めて考えるきっかけになりました。

筆者は、乗鞍出身で、今は東京に暮らしながら乗鞍との二拠点を家族でしていますが、乗鞍に帰るたびに自然が変化していることを間近に感じられることがとても気持ちがいいなと感じています。

参加者の方が、「何もないと思っていたけど、たくさんある乗鞍!」と言っていた言葉が印象的で、乗鞍の自然はまだまだ発見できることに溢れていて、同じようだけど変化している自然を親子で感じることを、これからも日々の生活の中で続けていきたいなと思いました。


お知らせ

「大野川の暮らし魅力再発見!」のイベントは、この後も続きます。
次回の第3回は「大野川の歴史を歩いて学ぼう」というガイドウォーク。
第3~4回は地域住民の方のみが参加できるイベントですが、第5回は地域外の方も参加できるイベント、1/14(火)開催の「梓水神社と山岳信仰を知ろう」です。詳細が決まりましたらこちらのnoteでもお知らせしますのでお楽しみに!


取材・文:大須田淑恵
企画制作:のりくら高原ミライズ構想協議会 移住推進プロジェクトチーム


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