おもてなしの日本食:ビーガンとの出会い
このところ、ビーガンやベジタリアンの方に出会う機会が多いです。
日本に居た時にはあまり意識することはなかったのですが、レストランやスーパーでもビーガン向けメニューや売り場をよく見かけますし、友人の中にも複数います。
ビーガンやベジタリアンとなる経緯は人それぞれ
動物愛護や環境保全を目的としている人もいれば、健康のため、単に野菜が好きだから、という人ももちろんいます。
正直に言うと、最初はよくわかってなかったのです(恥ずかしながら・・・)。
勝手なイメージで、ビーガンやベジタリアンの食生活は、すごく厳格で難しそう、、なんていう思い込みもありました。
ですが、デンマークでは、考え方やライフスタイルの一つ。
当たり前のこととして、食文化、生活、人に溶け込んでいると感じます。
きっと他の欧米諸国でもそうなのかも?しれませんが、どうでしょう・・・!?
親しくしている友人がベジタリアンでもあり、その影響から、わたしも牛乳の代わりにオートミルク(オーツ麦から作られる植物性ミルク)を使うことが増えました。
飲んでみると、香ばしさもあり、ふわりとした甘さがとーっても美味しい!!
わたしの場合は牛乳も好きで飲みますが、美味しい一つの飲み物として選択するというのもアリだなと思いました。
ベジタリアンとビーガンの違い
ベジタリアンは菜食主義者の総称です。
人によって口にする食材は様々。一部のお肉は食べる人もいますし、徹底して食べない人もいます。
また、上述の通り、菜食主義となる経緯も様々です。
ビーガンは「完全菜食主義者」であり、乳製品や卵など、動物由来の製品も食べません。
菜食主義となる経緯も、どちらかといえば思想的な理由が多いかと思います。
わたしの友人には、ベジタリアンもビーガンもどちらもいます。
共通しているのは・・・
日本食に興味津々!
特に、貴重なたんぱく源になる豆腐が気になるそうです。
日本食を食べてみたい!どうやって食べるのが「本場」なのか、作り方を教えて!と言われることも時々あります。
ちなみに友人がどうやって豆腐を食べるかというと、ミキサーでペースト状にしてパンに塗ったり、トマトソースと一緒に煮込んで食べていたそうです。
日本人がパスタにたらこソースをかけるように、自国の食べ物に、他国の食べ物をMIXして新たなジャンルを作るというのも面白いですよね!
・・・そんなわけで、先日ビーガンの友人を自宅に招き、日本食を振る舞うことになりました。
その時に作ったメニューを書き残しておこうと思います!
Japanese Vegan Lunch Menu
豆腐ステーキ w/照り焼きソース
<食材>
豆腐
片栗粉
ごま油
醤油、みりん、酒、砂糖
茄子の揚げ浸し
<食材>
茄子
片栗粉
ひまわり油
醤油、みりん、酒、昆布出汁
焼きブロッコリー
<食材>
ブロッコリー
オリーブ油
塩、胡椒
お味噌汁
<食材>
きのこ
ほうれん草
豆腐
昆布出汁
味噌
ご飯(白米)
以上!
色味は地味。なので、ミニトマトを添えました。
オシャレ感は皆無なラインナップですが、リアルな家庭料理としては受け入れてもらえたのではないかと思います、きっと。。
普段とビーガン料理の違い
我が家はお肉もよく食べますが、野菜を使ったおかずも好きなので、いつもの料理とあまり変わらずに用意することができました。
違ったのは、「出汁」です。
出汁はいつもあご出汁やかつお出汁を使うことが多いのですが、今回は昆布出汁にしました。
あとはオイスターソースやマヨネーズ、チーズや卵を使わないように意識しました(クセで、ふと入れそうになる!)。
日本の食材はどうやって入手?
オールボーで手に入る日本食はあまり多くありません。
レトルトラーメン(出前一丁)や醤油ぐらい。
たまにポッキーがあります!
ベトナム・中国・韓国の食材が売っているお店があるので、そうしたところでアジア感ある食材をゲットします。(コチュジャンとか)
あとは最近スーパーのビーガンコーナーで豆腐が買えるようになりました。
が、固くてボソボソ。。しかも謎の塩気がついています。。(でも食べる)
毎日生活する上では、基本的にはここで手に入る食材で料理をします。
ポソっと豆腐も、照り焼き風の濃い味ソースをかけてしまえば意外といける!
きのこなどのアジア食材は、オーフスやコペンハーゲン、ネットショッピングで買ったものを、冷凍して大事に使っています。(超、超、高いのですが、手に入るだけありがたい・・・)
せっかく海外にいるので、日本とは違う食生活も楽しみます!特にパン!
でも、やっぱりたまにはコテコテの日本食も恋しくなってしまうのでした。
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今回もお読みいただきありがとうございました!Tak!
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