見出し画像

Run for Joy

昨夜【2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn】というエントリーにてこの秋、10月25日に予定している2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn 開催の是非について書いた。自分自身が大会事務局としてかなり葛藤した決断で、大会のwebページに掲載する文章にも悩んだ。以下原文のまま紹介させていただく。

画像1

【2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn 開催の是非について】

2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn 開催の是非につきまして大会事務局よりご報告申し上げます。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大のリスクを考慮し 10 月 25 日に開催を予定しておりました「2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn」はこれまで皆様に親しんでいただいたリレー形式による一斉スタート、一斉ゴールでの 3 時間耐久レースとい う従来の形式、規模での開催は時期尚早であるという結論に達しましたことをご報告させていただきます。

しかしながら春先の緊急事態宣言発令時の今後この未知の事態にどのように対応し、新たな生活様式を模索していくのかがまだ全 く不透明で「一旦全てを止めなければならない」という状況から、現在(2020 年 9 月時点)では、この新しい環境に合わせ「どのように新たな道を模索するのか?」という局面に、少なくとも国内情勢は変化してきています。もちろんあらゆるリスクを排除す るためには大会や活動を「開催しない(中止する)」という結論を出すことがなにより簡潔な答えであるということは重々理解しております。しかし「まずは挑戦!楽しむところから!」という DA MONDE の活動理念に基づき、その新たな在り様を模索 するのであれば、こんな状況下であるからこそ「新しい暮らし方や、急激に変化する価値観の中でどのような提案ができるのか?」 を考え、急激に減速していく地域の活力を繋ぎとめるためにも、これまで培ってきたスポーツの力やネットワークの力で新しい挑 戦や価値観を創造し、魅力的に輝かせ、活力とネットワークを維持するために出来ることに全力を注ぎ、挑戦し続けることこそが 責務ではないだろうかと考え、安易に「リスク排除=従来の方法での開催が不可能=全て中止」という結論を導かないことにしました。

つきましては 2020 DA MONDE TRAIL Challenge Autumn として予定通り 10 月 25 日を開催日とし、以下の新たな提案を行いた いと思います。

1 DA MONDE TRAIL Run for Joy(大会のコースを使用したフリーランイベント)
2 DA MONDE Distance Challenge(新企画の実験的なイベント/詳細は後日発表)

上記 2 本の企画につきまして来週金曜日 9 月 11 日(予定)に詳細とともに改めて皆様にご案内する予定です。

まだまだ予断と緊張を許さない状況下にあって、こうした新しい何らかのアクションを起こすこと、それに伴うリスクを考えれば 考えるほど「何もしない方が良い」という結論に激しく傾きたくなる中で、それでも暮らしも、経済も、地域も、少しずつ新しい 回復軌道に向かうため、いま私たちができること、少しでもスポーツの力で自分たちの暮らす世界を鮮やかに、元気に、楽しい方 向にその歯車を回すようにと考えた末の結論です。こうした決断にはご批判や不安の声もあるかもしれません。しかしこうした新 しい挑戦を模索し行動を起こす中にこそ、これからの厳しい時代にあっても、この地域を支える活力や可能性が秘められていると 信じ行動を起こしたいと思います。参加を希望する皆様、支えてくださる地域の皆様をはじめ関係各所の皆様にご理解いただきま すようお願いいたします。


DA MONDE TRAIL Challenge 大会事務局 有城 辰徳

以上

とこのような文章を添付させていただいた。

このPVの中(1:30~)に大会の様子が収められている。

画像2

現在の様な状況下にあって、これまでと何も変わらぬ形で従来通りスポーツ大会の活動をおこなうことはまだ難しいように思う。しかしながらその一方で人と人の距離が物理的にも精神的にも大きく分断される中、スポーツが持つ人と人とを繋げる力、繋がる時に生まれる活力、熱量といったものを感じる場を失くしてはならないと思い、そうしたことを何より大切にしたDA MONDE TRAILという活動&大会としては、これまでのように競技を中心とした繋がる場の提案ではなく、もっと緩やかに人と人とが集まり、それぞれの存在やその集う場所自体をを特別なものとしていく提案が出来るのではないか?と思い、今回のような「Run for Joy(走る喜び)」と銘打ったフリーラン形式のイベントを開催る運びとなった。

今回の「Run for Joy」は競技ではない。けれどもこんな状況下だからこそ、家族や友人など大切な人と再び集えることの喜びや、そんな人たちと大きな広い、自然に囲まれた空間の中で、過ごす特別時間の「きっかけ」を生み出したい、そう願ってやまない。それはこれまで大会に参加してくださった皆様だけでなく、大会を支えてくれるメンバーとの交流にも当てはまる。

走る人も支える人も、応援する人も、皆がそれぞれの意思と目的で、緩やかに集い、その時間と場所を各々のスタイルで、各々の距離感で過ごせるような場所に私たちが暮らす、ここ新城・奥三河の地が、愛知県民の森という場所がそんな場所として価値を持って育まれ、ここに暮らす私たちにとってそれが、そうした少し特別な場所や、きっかけを経て自分の暮らす場所に誇りと自信を持って暮らす糧となるように「いま自分たちに何ができるのか?」をそれぞれの環境やバックグランドで考えていただきながら、関わってくれる人達全員と素敵な少し特別な空間を生み出すことができたらと思う。

こうした提案が多くの人達からの参加の検討、支援、理解に繋がるようであればこんなに嬉しいことはない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?