問題とうまく付き合うためのヒント。苦しいと感じている方へ。
こんにちは。ライフコーチのみのりです。
コーチングセッションの中で、
をお話しいただくことが多いです。
お話をいただく中で、
問題を抱えているクライアントさんの状態や、
問題が解決 or 問題だと思わなくなる状態に変わっていく過程で気づいたことを書いていければと思います。
この記事を読むと、
問題に囚われてしまった時の対処法が、見えやすくなるヒントが得られます。
今、問題を抱えて、前に進めない状態になっている方に読んでもらえたら嬉しいです。
※会話の流れでは、なんの問題について書いているの?と質問がありそうですが、この記事の中では、みなさんが普段捉えている問題を頭に浮かべながら読み進めていただければ良いと思っています。
さて、問題を抱えた人が陥りやすい状態はどんな状態でしょうか。
問題を抱えた時の自分の思考・感情の特徴を押さえておくと、がんじがらめになりやすい問題思考から抜け出しやすくなります。
簡単に問いを準備してみました。
是非一度立ち止まり、最近の問題を振り返ってみてください。
問い:
・最近問題だと思ったことはなんですか?
・問題が起こった時、あなたはどのような状態になりましたか?
・問題について考えた時、どんな言葉が脳裏に浮かびましたか?
・問題について考えた時、どんな感情の動き、体の反応がありますか?
問題を抱えていると、どんな状態になる?
・なんかモヤモヤする、気になる
・楽しいことに集中できない
・不安な感じがする
・気が重い
・八方塞がり
・途方に暮れる
・問題についてずっと考え込んでしまう
・問題が発生したのは何故か、どうすれば起きなかったのか、これからどうなるのか
・行動を起こしたいけど、行動できない
・自分の能力不足と感じる
・なんで自分だけ?とイライラする
周囲の人にも聞いてみましたが、一旦こんなところでしょうか。
上記の内容をまとめてみます。
問題を抱えていると、
こんな感じでしょうか。
問題を解決したいという気持ちが働くのは自然なことですよね。
自分の中で大きな問題であればあるほど、早く解決したいと思います。
そして、問題へ意識が集中している状態は、当然のごとく、視野が狭くなります。
集中するのだから、当然ですよね。
でも待ってください。
大きな問題であればあるほど、早く解決したいと書いてみましたが、その問題は本当に大きいのでしょうか、、?
どのくらい大きいことなんでしょうか?
何と比較して大きいのでしょうか?
なんで大きなことなんでしょうか?
”大きい”というのは主観的なものです。
良い悪いではなく、物事をちゃんと捉えられているのかは、チェックしたいポイントです。
自身の体験でもありますが、
問題を考え続けていると、思考ががんじがらめになっていきます。
想像が膨らみ、事実から連想してしまい、マイナスな考えばかり浮かんでくる。
解決の糸口が全く見えなくて、息苦しい感じもしてくる。どんどん事が悪い方向に進んでいる、大事になってくるようにも思えたり。
こんな問題を起こしてしまうなんて、自分はダメだなとか。マイナス思考に陥ってしまうことも。
自分で解決策を見出しても、これでほんとに解決するのかな、、と自信を持てなかったり。
いろんな思考が浮かんできて、抜け出せなくなってきます。
問題を問題たらしめているのは
一人で考えていると、思考はどんどん凝り固まり、視野もどんどん狭くなる。考えれば考えるほどに、事実と主観の境がわからなくなっていく。。。
どツボにハマってしまうのです。
つまり、問題を問題たらしめているのは、
視野の狭さ。客観視の欠如。と考えています。
そこから抜け出すために、他者に話すのだと思います。
客観的に捉えたいと思うからこそ、自分以外の人に話す。
そして、誰にでもいいから話すというよりも、
話したら問題が解消するようなアドバイスをくれそうな、、
否定せず話を聞いてくれそうな、、
自分のことをよく知ってくれている、、
適切な他者を選んで話をしていると思います。
問題が問題ではなくなっていく
他者に話せば問題でなくなるほど、抱えている問題は単純な話ではないことは重々承知しています。
そして、一人で解消できるほど簡単なものでもないとも理解しています。
客観性を持つためにも、信頼できる他者の力を使う事が大事だと思っています。
みなさんも、問題について誰かと話す中で、頭の中が整理されたり。
固執していた考えから離れ、解決に向けていいアイディアが浮かんだり。
まぁいっか。そんなこともあるよね。と、問題と距離を置く事ができたり。
そんな経験はありませんか?
問題と適切な距離感を保てると、
解決の糸口も見つけやすく、問題と感じる前に解決策を講じる事ができたり、感情的にならずにすみます。
クライアントさんは、起きた事象を客観的に捉えられるようになることで、対処可能な事象として対応されているようです。
問題になる前に対応してしまう感覚です。
問題について、クライアントさんの発言で印象的だった言葉があります。
問題の捉え方にはこんな側面もあるのか、と非常に学びになりました。
クライアントさんは、この問題について話す中で、
自分の考えが押し付けになっていた可能性ことに気付き、ご家族への接し方が変わったとおしゃっていました。
話しにくいもの内容ほど、コーチへ
上記でも述べてきましたが、問題について話す人を意識的に選んでいると思います。
問題については話す相手は、話しにくいと思う内容ほどコーチに話してみるのは良いと思っています。(コーチは信頼ができる人である大前提です)
私も、家族や同僚、友人に話しにくいテーマを選んで話していたりします。その背景としては、
・第三者であること(客観性が高い)
・守秘義務があること
・ジャッジされる場ではないこと
・クライアントのためになる接し方が大前提である
など、その時のクライアントのためになるような接し方をするものだからです。
終わりに
問題を問題たらしめているのは、客観性の欠如ということで話を展開してきました。客観性を身につけていくことで、問題が問題ではなく、解消できる物として捉え方が変わっていく方もたくさんみてきました。
客観性を身につけるためには何ができるでしょうか?
第一ステップとしては、とにかく言語化することです。
テキストでも、言葉でもなんでもいいのですが、自分の考えと、考えの背景を深掘る。(人生全部を振り返る勢いで、原点・原体験まで見えるくらいに深掘る)
第二ステップとしては、その言語化した考えを言語化したことを、他者に話し、質問を受けそれに答えていく。
そうすると、自分がどんな価値観を持つ人間で、どういう振る舞いをしやすいか、など癖が見えてきて、一歩引いた視点を得る事ができるでしょう。
ステップはまだあると思いますが、一人で客観的になり続けるのは難しいこと。誰かの力を借りながら、乗り越えていくのが◎と思います。
コーチングのパートナーシップという関係性で、結べたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ライフコーチ みのり
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