条件付き生活を送る(高齢者リハビリのお話)
条件付き生活とは?
わたしがつくった造語です。
自分の身体や生活上の課題を
何かで補いながら生活することとします
です。
わたし42歳、直腸がん切除に伴って
お腹にストーマ(人工肛門)
があります。
ストーマは排便コントロールができないので
パウチという袋を装着しています。
つまりストーマやパウチで排便を補うことで
生活を保ってます。
さらに
便をやわらかくするため
胃腸の働きをよくする薬も飲んでます。
抗がん剤で再発予防もしてます。
薬でも生活を保っています。
高齢になるほど何かで補って生活することになる
糖尿病でインスリン注射を打つ
狭心症発作のときはニトロを飲む
も
切断された腕に義手装着
足の麻痺で車椅子や杖を使う
手の麻痺で釘付きのまな板を使う
も条件付き生活といえるかもしれません。
はたまた
糖尿病で糖分摂取を控え運動習慣をつける
腎臓病で塩分制限をする
もそうですし
車椅子で外出するために介護タクシーを使う
家では暮らせないため施設生活をする
家事ができないため訪問介護を利用する
も条件付き生活といえるかもしれません。
まとめ
高齢になると
生活を何かで補うことは当たり前で
それが人かモノかは状態によりけりです。
補う量が多すぎると高齢者は弱りますし
少なすぎるとできないことが増えます。
『補い』の知識も必要です。
車椅子で旅行を企画してくれる会社や
片手でも料理ができる道具
視線だけで操作できるパソコン
など生活を補ってくれる人やモノは
たくさんあります。
生活を送るにも条件がついてきますが
老化をありのまま受け入れて
できる部分はおこない
できない部分は補ってもらう
これが最期まで健康を保つ秘訣だと
考えます。
チャンチャン。
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