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Kindle本の表示価格はどうやって決まるのか

今回は、私が普段の出版生活の中で疑問に思ったことの答えをメモ代わりに書いておきたいと思います。
内容は「Kindle本の値段表示ってどうなってるの?」です!
豆知識のような内容にはなりますが、「あ~そうだったのか!」といった納得が得られるでしょう。

書籍の価格とは


そもそも書籍の価格とは?の部分からです。
当然の内容にはなりますが、書籍の価格とはKindle本の価格です。


これは著者(出版者)が99円~20000円の間で好きに設定する事ができる数値で、印税であるロイヤリティの計算の際はこの価格をベースに計算がされます。
高くすれば印税がたくさんもらえるものの購入されなくなり、低くすれば印税が減ってしまうというとても難しい意思決定が必要になる項目でもあります。

分かり辛くする原因


この書籍の価格、購入されるかどうかに直結する重要な項目なだけに熟慮する必要があります。
その中で私が引っかかってしまったところが「購入画面ではいくらの表示になっているのか」という点です。
なぜここに躓いたのかというと、原因はKDPの価格設定画面にありました。
KDPでは好きに書籍の価格を入力できますが、その入力部分の右側に入力値に応じた様々な情報が出力されます。
税抜き価格やロイヤリティなどです。


この税抜き価格の部分が表示されている理由を深く考えすぎてしまい、こんがらがったため一度確認することにしました。


実際の表示方法


確認方法は非常に単純で、KDPで設定した価格を記録しておき、実際にKindleストアで商品の詳細ページを確認するという方法です。
結論から言えば、Kindleストア上で表示される価格は自身が入力した「希望小売価格」でした(当然と言えば当然なのですが笑)。
右側に表示される税抜き価格等はあくまで参考の数値として考えておくと良いでしょう。
また、これは追加情報になりますがAmazonは割と高い頻度で商品の値引きを勝手にします。
しかしこの値引き分で減少した収益は基本的にAmazon側が負担するため、私たち個人出版者が被害を受けることはまずありません。
Amazonが自己負担で促販をしてくれていると考えれば良いでしょう。

おすすめ価格設定法


これだけで終わってしまうとなんだか単純すぎるので、ちょっとしたコラムになりますが、お薦めの価格設定方法をお伝えします。
大まかな価格自体はこちらの価格に関する記事を参考に決めてもらうとして、今回お伝えするのは細かい部分の技術的な内容になります。

よく通販番組やスーパーマーケットなどで使われている、「端数価格効果」や「大台割れの価格」とよばれるテクニックを使うと購入率が上がることがあります。
これは人間の心理を使ったテクニックで、定価1500円のものをあえて1980円などの端数が8になる価格にすることで、「2000円から割引してくれたのか」とお得感を演出できる便利な心理効果です。
これ一つで劇的に変わることは稀ですが、使わないよりかは使った方がはるかに良いでしょう。
例えば500円で売る予定の書籍を498円にする、250円で売るところを298円にしてみる、などの案があります。
これから書籍の価格を決めようとする時は、是非端数を微妙な数にしてみてください※510円などにしてしまうと割増感が出てしまい購入数が減ることがありますので気を付けてください!

まとめ


以上が今回の内容になります。
当然の結果ですし簡単な内容にはなりましたが、案外ハマると面倒なものです(笑)。
疑問に思ったことは小さいことでも調べたり聞いたりすることが新しい発見につながることもある為、今後も小さいことでも疑問に思ったら調べて共有していきたいと思います。
良い出版生活を!

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