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やめると決める

せっかく読み始めた本、最後まで読まなきゃなぁ〜。
やると決めて始めた勉強なんだから、資格を取るまでやらなきゃ。
趣味や習い事は、続けてみないと、良さがわからないかもしれないしなぁ〜。

なんて、私もよく思ってました。
いまでももちろん、そう思うことはあります。

今まで、色々と最後までやってきました。
例えば、通うのが嫌だった学校。
たくさんやった、習い事。
人間関係が本当に面倒だった部活。
何となく推薦されてやることになった部長。
受験勉強。
任された色々な仕事。
海外での生活、勉強。

まぁ、最後って定義が難しいものもあるけど、だいたいは切りのつくところまでやりました。

やって良かったと思うこともあります。
努力して、面倒でも我慢して続けて、時には泣いても辞めなかったこともあります。
というか、無駄だったことはたぶん一つもないと思います。

ただ、最近は、「もうそういうのは充分やった」と思ったりします。

だから、借りた本も、買った本も、「つまらない」と思ったら読むのやめたり、飛ばしたり。
よしっ!と思って始めた勉強も、「やっぱり面白くなかったかも…」と思ったらやめたり。
あんな風にできたらいいなー!なんて思って始めた趣味とかも、「自分には合わなかったかも」と思ったらやめたり。
フードロスの観点からはあんまり良くはないけど、食べ始めてみて、しょっぱすぎるとか、脂っこいとか、量が多すぎるとか、自分の身体にあまり良くないなぁと思ったら、最後まで我慢して食べなくてもいい。(次回から、お店選びや料理の仕方を気をつけよう。)
誘われたパーティの居心地が悪かったら、最後まで居なくていい。ちょっと体調悪くなっちゃって〜とか言えば大丈夫。

途中で「やめよう」と決めるのも、自分の判断・決断。
それは、「やろう」と決断するのと同じくらい価値があるように、最近は思えるんです。

時間も体力も有限だから、
つまらないと思った本は、最後まで読まなくてもいい。
履き心地が悪いと思った靴を、ずっと履き続けなくてもいい。
その分、残った時間や体力を、別のことに使えるのだから。

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