パパのためのパイパイクライシスへの危機管理方法

「はんたいぱいぱーい!!!」
※娘にとっては右も左も反対パイパイ

妻が長時間外出していると、ママが恋しくなってギャン泣きするタイミングが必ずある。
夜になればなおさらだ。
その泣き方と言ったらひどいのなんの。
「ジュース飲むか?」
「テレビでも見ようか?」
と甘言を呈しても一切の妥協を許さず、一切の言葉に耳を傾けない。

喉が渇いたと泣くならば、飲み物を与えられる。
お腹が減ったと泣くならば、ごはんを作ってあげられる。
つまんないと泣くならば、一緒にままごとでも本を読むでもしよう。
寂しいのなら抱っこしてあげる。
でも、ぱいぱいはダメだ。
パパはそれだけは無理なんだ。
人間できることとできないことがある。
パパからパイパイを出せというのは、手からビームを出すことくらい無理なんだ。
わかってくれるな?

「はんたいぱいぱい!はんたいぱいぱい!はんたいぱいぱい!」

どうやらわかってもらえないらしい。
そんなときに取る方法は2つ。

1、パパもいなくなる(一瞬一人きりにさせ、不安を覚えさせる)
2、泣き疲れるまで待つ

1の効果としては、論点をずらすことができること。
これまでパイパイ欲しいと泣いていたのに、さらなる不安を覚えさせることで、
パパもいなくなったら嫌だと泣かせる。
そこで再登場して抱っこすると、安心感を覚え一瞬泣き止む。
泣き止むと会話ができ、説得可能になる。
しかし、デメリットは今後の関係性。
パパはすぐにいなくなると思われるのは心外なので、ある程度の粘りは必要。

2は女親にはなかなかできない方法らしい。
泣いているとほっとけないようだ。
男親にはそんな母性本能はない。
泣け、泣け、いつまでも泣いておれ。
煽り文句さえ言える。
子どもの体力はすごいと言ってもせいぜい1時間も泣けば力尽きてくる。
喉も乾いてくる。
そこにすかさず飲み物と優しい抱擁でノックダウンだ。
飲みながら泣くことは不可能なので、どうしても黙る。
そこで会話をスタートさせる。

1も2も目的は会話をすることとなる。
話ができるようになったところがスタートライン。
「寂しかったんだよな」
「うん」
「ママに会いたいんだよな」
「うん」
「パパがママに連絡するから」
「うん」
「一緒に遊んで待ってよう」

最初は共感していることを伝える言葉から。
YESと言わせることが重要。
YES YES YESと続けられると心理的に要求も飲んでしまいやすくなる。
最後のセリフは臨機応変に、
テレビつけてもいいし、YouTubeでもいいし、
妥協ラインを提案して飲ませる。

娘は落ち着いた。
とはいえ、問題は何も解決していない。
いつまた爆発するかわからない不発弾のようなものだ。
早くママに帰ってきてもらわなくてはいけない。

根本解決のためにLINEで
泣き顔の写メを送りつける。
それでもダメなら、泣いている動画を送りつける。
※写真、動画は泣かせている間に撮影

我が子の泣いている姿を見ると、
いても立ってもいられず飛んで帰ってくるようだ。

以上、パイパイクライシスへの危機管理方法でした。

※この内容は2016/5/27に書いたものです。

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コウスケ@7色のキャリア
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