理想的な歩き方
こんにちは!トレーナーの小林です。
今回は「理想的な歩き方」について詳しくお伝えしていきます。日々の歩行動作は、姿勢や体の調子に大きく影響を与えるため、正しい歩き方を身につけることは非常に重要です。ぜひ、このブログを参考にしていただき、日常生活で意識してみてください。
理想的な歩き方とは?
理想的な歩行とは、かかとの外側から着地し、重心をスムーズに前方へ移動させ、最後に親指の付け根で地面を蹴り出す動きができている状態です。この動作ができると、全身がバランス良く連動し、余計な負担がかかりにくくなります。
【ポイント】
1.着地:かかとの外側から地面をつきます。
2.重心の移動:重心を足裏全体に着地させます。
3.蹴りだし:親指の付け根で地面をしっかりと蹴り出します。
正しい歩き方をしていると、靴のかかとの外側と親指の付け根が適度にすり減る傾向があります。このすり減り方が正しい歩行のサインともいえるのです。
靴のすり減り方からわかる姿勢の特徴
靴底のすり減り方は、あなたの歩き方や姿勢の問題を知るための重要な手がかりになります。ここでは、すり減り方のパターンごとに、どのような姿勢や身体の特徴があるかを詳しく解説します。
1.かかとと足先の外側がすり減っている場合
このパターンは、O脚(ガニ股)の方によく見られます。O脚は、膝が外に向いてしまい、ふくらはぎの骨も外側にねじれるような状態になるため、歩行中にかかとと足先の外側に負担がかかります。
O脚の方は、膝や足のアライメントが外側に偏っているため、腰痛や股関節痛などが起こりやすいです
2.かかとから足先にかけて内側がすり減っている場合
このパターンは、内股(X脚)によく見られます。X脚の方は、膝が内側に向き、歩行時に足の内側に体重がかかるため、かかとから足先までの内側がすり減りやすくなります。
X脚の影響として、膝痛や股関節の不安定さが起こり日常生活に支障を起こします。
3.足先の内側だけがすり減っている場合
足の前側、特に親指の付け根付近だけがすり減っている場合は、重心が前方に偏っていることを示しています。これは、普段ハイヒールを履くことが多い方や、反り腰の方に特に多く見られる現象です。
このような歩行を続けると、背中の筋肉が過剰に緊張したり、首や肩に負担がかかるため、腰痛と猫背を併発しやすいです。
4.左右で異なるすり減り方をしている場合
靴のすり減り方が左右で異なる場合は、足の長さが左右で異なる可能性があります。これは生まれつきの骨格の違いであることもありますが、後天的な問題、例えば姿勢の歪みや側湾症の可能性も考えられます。
足の長さの違いによって引き起こされる主な問題は側湾症や膝や股関節に負担がかかりやすいです。
この場合は、整形外科や専門のリハビリテーション施設での診断や治療が必要になることが多いため、早めの受診をおすすめします。
最後に
歩行は、私たちの日常生活の中で最も基本的な動作の一つです。そのため、日頃から自分の歩き方や靴のすり減り具合を意識することが、姿勢の改善や体の不調を防ぐ第一歩となります。かかとの外側から着地し、重心を前方にスムーズに移動させ、最後に親指の付け根で地面を蹴り出すという正しい歩き方を意識して、日々の生活を快適に過ごしましょう。
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