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ウナギ。人間1周目。


 私は前世、ウナギだったらしい。今世の私、海洋恐怖症なのに。ヘッダーの画像すら怖くて直視できないのに。ウナギ。10年ほど前に、Googleの特設サイトで診断した際の結果がウナギだった。ウナギ…。「前世はなんだったんだろ♪」と妄想する際、人間であることが前提だった。それを大きく打ち破る診断結果。ウナギ。魚類。どうしてか今世は人間になってしまった。人間になりたがった猫ならぬ、人間になりたがったウナギだったのか。それとも、ブラッシュアップ的見解でいけば徳を積んだウナギだったのか。どちらにせよ、私は今世で人間になった身。つまり人間1回目だ。前世は川底や湖底にいたウナギが、陸で人間社会の中に突然放り込まれたのだ。きっと人間として生きるための初回ガイダンスも無く送り出されたはず。呼吸の仕方がままならなかったり、人間社会で生きるのが下手くそだったり、みんながいつの間にかできるようになっていたことができなかったりするのは仕方のないことだ。だって前世はウナギ。そう思ったら、馬鹿馬鹿しさと共に少し救われた気がした。何か思うようにいかなくても「仕方ない!前世ウナギだったもの!」が魔法の言葉になりそうだ。ちなみに、私の妹は前世カラスだったようだ。よく、兄弟姉妹は前世で繋がりがあった人と言う。恋人とか戦友とか、そういう繋がりだと思っていたが…。もしや私たちの場合、餓死寸前のカラスに食物として身を捧げたウナギ、という線が浮上する…?!捨身飼虎図じゃん…。(不敬)


思考の転換♪(?)

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