精神病院のセカオワ
最近、note記事が不評なため、悩んでいました。ピアノの先生に相談したところ、「君の一番の強みは、統合失調症です!統合失調症になったことのない人たちは、どんな病気なんだろうと興味があります。体験談を書きなさい!」と教えて下さいました。Noteは、去年の四月から書いているのですが、アクセス状況を見ると先生が仰る通り、統合失調症に限らず、ぼくの体験談が、圧倒的に注目を集めているようです。そこで今回は、ぼくの入院中に、精神病院で在った話を書きます。
入院中に、リストカッターの女の子がいて、よく個室から叫び声が聞こえました。トラウマ体験があって、思い出すと叫びたくなるのでしょうね。彼女は、ナースさんや作業療法士さんからは、大切にされており、午前と午後の一日二回あった、作業療法のプログラムには、顔を出していました。そのプログラムで、ピアノの講師さんが、リクエストした曲を弾いてくれていました。本来ならば、歌詞をスクリーンに映して合唱するのですが、コロナ禍とゆうことで、合唱はできませんでした。彼女は、セカオワさんの「スノーマジックファンタジー」をリクエストしたのですが、リストにその曲の歌詞は無かったので、急遽、スタッフさんがパワポに打ち込んで、素敵な背景をつけて下さいました。ピアノの講師さんが、弾き終わったあと、感激して「素敵な歌詞ですねぇ」と仰っていました。
作業療法士さんは、このぼくなんかにも優しくして下さいました。ぼくが哲学が好きなことを知って、プログラム中の読書として、漫画版「君たちはどう生きるか?」や、プレジデントの哲学特集号を持ってきていらっしゃいました。そのことは、プレジデントとゆう雑誌に興味を持つきっかけにもなりました。その作業療法士さんに、ぼくの自分が天使だとゆう誇大妄想から、習字で「福音」と書いてお見せして、神が全人類を救うとゆう意味だ、とお話したら、私はこの病棟の全員を救いたい、と仰っていました。
リストカッターや、ぼくのような統合失調症患者にもケアが必要です。実際、このご時世にあって、精神病患者の数は、爆上がりしています。例え、健常者であっても、ケアが必要なのではないでしょうか?地域社会でも、精神障害者さんは働いています。精神科医のTomy先生のような方が発信する、心理学で培われたメソッドも社会を癒しています。大切な他者とのコミュニケーションや、セルフケアなど自分で自分を愛する方途こそが、社会や組織を形成するうえで必要なのではないでしょうか?