体験レッスンで感じたこと
先日、話し方レッスンのオンライン体験を行いました。
色々な方にご参加いただけたことで、
改めて自分の役割について考える機会になったと感じています。
「話し方のレッスン」と言っておいてなんですが^^
上手く話せるように、ということをゴールにするならば
当然ながら
私より素晴らしい人がたくさんいます。
声や発音などは私自身もまだまだ途中で、
もっとうまくなりたいと思っているし
誇れる実績や華々しいキャリアがあるわけでもない。
レッスンを受けてくださる皆さんに
上手く話せるようになってもらいたいのか、と考えると
それだけではないことに気づきました。
「上手く話せるようになる」というのは
ゴールではなく、手段でしかない。
上手くなる、を
ゴールとしてそこだけ見ていると
「あれもこれもできない」とできていないことが目につくだけ。
手段としてだけで見ていると
自分自身も周りに対しても「できたかできないか」の2択になる。
よくよく考えると、
話したり伝えたりというのは、
◯か×で決められることなんてほんの少し。
同じように話しても、
相手が違えば、文脈が違えば、何ならどちらかの体調が違ってさえも
全く別の意味を持ったり違う状況になったりする。
つまり、ほとんどは◯と×どっちでもない、その間にある。
話すスキルを磨いてどうなりたいのか、
どんなコミュニケーションをしたいのか。
その方が見ているゴールを知りたい、
そしてレッスンをスタートしたい。
むしろそこがなければ私は役に立つことができない、
そう思えてきました。
何を伝えたいのか、
思ったことを自分の言葉で伝えられるようになって
誰に、どんなことを伝えたいのか。
職場で、お客様に、同僚や部下や上司に、
あるいは家族に。
どんな思いを伝えたいのか。
ゴールも言葉も、
既にその人の中にあるものをしっかり聴いて言語化する。
その上で必要なステップを考え、提案する。
小さな変化や成長も見逃さずに伝える。
その時のその方の中にあるものを丁寧に言葉にしていく伴走をする。
パーソナルなレッスンで役に立ちたいと思います。