licht 福元直子

研修講師・フリーランスアナウンサー。 伝える、を仕事にしています。 声や言葉で元気になれる、前を向ける。 そんな仕事をしたいといつも考えています。 仕事や暮らしの中で日々出会う 素敵な人・もの・できごとを自由につづる、 読む人も書く人もちょっとだけ元気になるnoteです。

licht 福元直子

研修講師・フリーランスアナウンサー。 伝える、を仕事にしています。 声や言葉で元気になれる、前を向ける。 そんな仕事をしたいといつも考えています。 仕事や暮らしの中で日々出会う 素敵な人・もの・できごとを自由につづる、 読む人も書く人もちょっとだけ元気になるnoteです。

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初めまして。

初めまして。 企業研修講師として活動している福元直子と言います。 ブログからnoteへ引っ越してきました。 リヒト、という会社名の通り、 自分の仕事を通して 周りに小さな灯りをともしたいと思っています。 研修について、また声や言葉について、 感じたことを書いていきます。 今日から新年度が本格的にスタートですね。 今月は新人研修が多いので 新入社員の皆さんへ伝えたいことを書いていこうと思います。 どうぞよろしくお願いします。

    • ボスが変われば会社が変わる

      チームビルディングの研修に行くと、 「うちの課長に受けてもらいたい」 「部長こそ出席して欲しい」という感想が出ることがあります。 管理職の方々を対象にした研修を行うと 「いや〜社長に聞いてもらいたい!」 「あのワーク、社長だったらどんなアウトプットするんだろう」 という話になることも。 …そうか。 ということで 経営者のためのパーソナルレッスン 「BOSS CHANGE」〜ボスチェン!〜 をスタートさせました。 私は、組織の一員として過ごした経験は多くはない分 仕事

      • かたちのないもの

        「感謝を伝えたいんです」と多くの新郎新婦がいう。 結婚式の日はそのためにあると思うくらい大切で大好きな気持ち。 感謝、という形のないものを形にする。 どんなシーンでどう伝えるのか、 結婚式のスタイルは変わり続けてきたし、 ビジネスの視点からすれば、流行りもある。 流行りと普遍をうまく取り入れなければならないのは 提案するスタッフも当事者の新郎新婦も同じ。 その中で、 お父様お母様への感謝の気持ちを花嫁がメッセージに託して伝える、 披露宴の中でも大切な、普遍的なシーン。

        • そのやりとりは何処へ向かっているのか

          福祉の分野で頑張っている皆さまへ コミュニケーションについての研修に伺ってきました。 昨年、初めて伺った時と同じように スタートの時間の10分前には参加者がほぼ揃い、 楽しそうな笑い声があちこちから聞こえる明るい雰囲気が素晴らしい。 学び合う、という研修モードに入っていただくために 企業研修のスタートは場作り、を心がけるのですが その必要がないほど温かく明るい雰囲気です。 この日のテーマは「問題解決のためのプロセスについて考える」 コミュニケーションにおいてうまくいかな

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        初めまして。

          GoとNo goを決めるもの

          薩摩郷中教育の教えに「泣こかい飛ぼかい泣こよかひっ飛べ」というのがあって 無意識のうちに自分の中に出てきます。 出てくる、というよりそのアクションの後しばらく経ってから「あ、これか」と後から意味付けしていることが多い。というくらい自然にハマる言葉。 …いいこと言うなあ、薩摩隼人! 学生でも社会人でも授業でも講座でもレッスンでも 私の口癖は 「ま、試しにやってみよう〜!」。 自分も他人も 「できるかできないか」より「やるかやらないか」が気になります。 話す、や伝える、表現

          GoとNo goを決めるもの

          誰かがやらなきゃ、誰かが行かなきゃ

          台風の進路を気にしながら 仕事も生活も予定を変えたり伸ばしたりして過ごした今週。 長くサポートさせていただいているクライエントの定期研修は 何とか予定通りに終えることができました。 早めに帰りましょう!と皆さんを送り出した後、 全体が休みになっても止めることができない部署にいる方が 「今日から泊まりです」とサラッと話されます。 「誰かがやらないとですからね」 インフラや行政に関わるクライエントも 「こういう時は家のことは家族に任せて出動です」 と淡々と準備を進めていらっ

          誰かがやらなきゃ、誰かが行かなきゃ

          体験レッスンで感じたこと

          先日、話し方レッスンのオンライン体験を行いました。 色々な方にご参加いただけたことで、 改めて自分の役割について考える機会になったと感じています。 「話し方のレッスン」と言っておいてなんですが^^ 上手く話せるように、ということをゴールにするならば 当然ながら 私より素晴らしい人がたくさんいます。 声や発音などは私自身もまだまだ途中で、 もっとうまくなりたいと思っているし 誇れる実績や華々しいキャリアがあるわけでもない。 レッスンを受けてくださる皆さんに 上手く話せる

          体験レッスンで感じたこと

          この世界のほんの小さな一部、なのに。

          本日もお日柄もよく。 最高のお天気の中、緊張&キラキラ、完璧な組み合わせのお2人。 披露宴が結ばれ、会場にゲストだけが残って過ごす数分、上映される映像があります。 完璧な1日を映像で振り返り、余韻を楽しんでいただく数分の作品、です。 この日は以前一緒に仕事をしていたお仲間からのリクエストいただいての司会。 カメラマンやヘアメイク、そしてこの映像編集まで、 チームもスペシャルなひとときでした。 画面の中で溢れる笑顔、見ている皆様のなんとも言えない温かい表情に スタッフとし

          この世界のほんの小さな一部、なのに。

          この人と、手をつないで。

          額縁いっぱいに広がる桜島、 キラキラと輝く錦江湾。 小さな手や美しい手や人を癒す手や働いた証の手、 ゲストの皆さまの最高の拍手でスタートした披露宴でした。 その場で指名する サプライズのスピーチリレーを楽しみにされていたお二人に 「指名なしで、その場の雰囲気でいっちゃいましょう」と持ち掛ける司会者。 以心伝心で 「ですね!!」と笑顔で託してくださいます。 だって自信があったもの、 ゲストの皆さまのこの温かい雰囲気。 果たして どのゲストも心から温かい。最高のスピーチ

          この人と、手をつないで。

          新人研修の意味と意義

          4月、新年度スタートとともに 今年も新人研修、新入社員研修にあちらこちら伺っております。 業種や組織の規模に拘らず コロナの時期に学生時代を過ごした人達が社会に出ていくこの数年、 人材育成において新人研修は 間違いなく 今までと比べ物にならないほどその重要性がさらに高まります。 あくまでも個人的な感覚として、 この時期「新人研修」としてお声がけいただくものには 2つの研修イメージがあるように感じます。 ビジネスマナーや敬語、電話応対など いわゆる「やり方」をしっかり学んでい

          新人研修の意味と意義

           何処にだって、何にだって

          講師としてサポートしている専門学校の卒業式でした。 「例え声優になれなくても、人として成長してほしい」 などとは絶対に思わず、とにかくプロになるためのことだけを ゴリゴリとやってきた2年。 この人はなれるかな、どうかな、 という2択がないので、 3年後5年後、10年後、30年後。 どの学生も その人らしく声のプロとして活動する姿しかイメージできない私。 想像を超えた妄想、いやセルフ洗脳。 学びは続くが、そのスタイルや学ぶことの意味もがらっと変わる。 私はできない人は絶

           何処にだって、何にだって

          愛が、すべて

          春の陽ざしの中、桜島をバックに進む披露宴。 いいお天気で良かったですね~なんて話したけど、 いやいや、 たとえいいお天気でなくても、 雨でも雪でもどんよりと雲っていても そして桜島が祝砲を放ったとしても 最高に美しい場所なのは、お二人の笑顔がそこにあるからです。 新郎新婦が笑顔だとゲストが笑顔になる。 ゲストが笑顔だと新郎新婦は幸せで、 そんな皆さまを見てスタッフも幸せになる。 あの日、 間違いなくお二人が世界中で一番素敵で、一番幸せなカップルだったし、 世界中でどれだけ

          応援する、応援される

          地域や故郷を良くしたい、自分たちの町を住みよい町にしたいという思いを持つ方々の集まりにお招きいただき、「ほめる」についてお伝えしてきました。 ほめる、というと ほめる方もほめられる方も何だか特別なことのように思われますが、実は普段あまり意識せずにやっていることも多いもの。 それを少し丁寧に、少し意識するだけでコミュニケーションそのものが温かく豊かなものとなります。 シンプルなほめ達!のほめるを、今回は時間も限られていたのでさらにシンプルにお伝えしようと準備をして伺いました

          応援する、応援される

          悔しい、うちは大丈夫

          プロ野球選手の平均打率は3割にも満たない。 100回バッターボックスに立っても 少なくとも70回は必ず「打てなかった…」とうなだれるということだ。 「その仕事で食っている」人が、そうだ。 100回バッターボックスに立つためにはその何十倍もバットを振る。 そして、やっとだ。 専門学校で、 プロを目指す人たちのサポートをしている。 「どうしたらいいのか分からなくなって苦しい」 そう言って泣いた人がいた。 「悔しいんです!」と泣かれたら、もっともらしい顔をしながらも 「い

          悔しい、うちは大丈夫

          プロフェッショナル

          プロと仕事をするのが好きだ。 誤解を恐れずに言えば、 「いえいえまだまだ自分なんてプロとは言えない」という人とチームで仕事をするのは怖くて仕方がない。 今日は表彰式の司会だった。 料理の世界、職人の世界で一筋に尽力されてきた方を祝う会。 200人近い出席者のために、 最初の一品が直前に一斉にテーブルに置かれる。 ひとつひとつ料理の正面をもう一度確かめ、 野菜の繊細な向きを整えるため、 料理人さんが、お箸を手に最後の最後までチェックをする。 真剣に、もうすぐドアが開く直前ま

          プロフェッショナル

          先輩の口癖

          20代のころ、とても厳しい先輩がいた。 その先輩の口癖が「福元、言ってもらえるうちが花だよ。」 だった。 それをモデルのような笑顔でにこやかに言ってくるので 愛があるとわかっていても ダメ出しの傷口はさらに深くえぐられ 「わー聞こえない!わーわー!」とか言いながら耳をふさぎたくなるような そんな人だったんだけど(笑)大好きな先輩だった。 当時の私はまだ「花」だったんだけど、 季節は廻り、もう花の季節は終わっている。 ひとつの仕事、同じフィールドでキャリアを重ね続けていく