夜のすすきの
ホテルのロビーでソファに座っていると自然と瞼が落ちてくる。眠い。しばらくそこでうとうとしていると同じホテルに泊まるであろう大家族が入ってきて急に賑やかになった。チェックイン待ちの子どもたちは楽しそうでそれをみているおじいちゃんも楽しそうだった。時計を見るとあと少しで22時。
娘たちに今どんな感じか伺うと
「電車混み混みだから今からバスに乗る!」と返ってきた。今からバスならまだしばらく来なさそうだ。どうしようか。少し外でも歩いてみるかな。
ホテルのエントランスにはハロウィンの飾り付けが施されたツリーがあった。きっと10月が終わればクリスマスツリーになるのだろう。
ホテルのロビーには既に暖房が入っていたのか、外に出ると少し寒かった。
自分が今北海道にいるなんて。丸一日過ごしてもなんとなく不思議な感覚は消えない。夜の街は人がたくさんで飲み屋のキャッチもあちこちに立っている。狸小路っていうのかな、アーケードも明るくて人だらけだ。屋上に見える観覧車は色鮮やかなライトがついていて見上げるたびにその色を変えていた。
さすがに疲れたな。
少し路地を覗くとそんなに人も歩いてなくて、こんな雰囲気も良いなと思う。
すすきの。
駅からホテルに行くまでの道をただ歩いただけの街。
何をするでもなくゆるゆると歩きひと回りしてホテルに戻るとちょうど娘たちから「もうすぐホテルに着く」と連絡が来た。
ソファに座っているとようやく娘たちが到着。チェックインを済ませ荷物を受け取り部屋に入る。3人とも「つかれたー!!」と服を脱ぎベッドに倒れ込む。
順番にシャワーを浴び、明日はどうする?と聞くと娘②が「姉が行きたいとこあると言っていた」 と言う。娘①に「どこに行きたいの?」と聞くと、推しの今年のカレンダーが北海道で撮ってきた写真だそうで、できればその場所に行ってみたいとのこと。確かに北海道Tシャツをきてシマエナガのポシェット?を首からさげていたな、と思い出す。
「ここからすごく遠かったら諦める」と言って件の卓上カレンダーを見せてきた。
あれ?
この建物今日見た気がする。
続けてペラペラとカレンダーをめくる。
うん。どれも今日見てきた景色だね。
「小樽だよここ。これでしょ。」と撮ってきた写真を見せる↓
娘①「ほんとだ!ここ!ここ行きたい!」
私「…よし!予習はばっちりだ!明日は小樽に行こう」
ということで翌日の小樽行きが無事決定。
そして3人とも疲れ切っていたので即寝。
娘たちにせっかくだから現地の写真あったら見せてよ、と言ったら昼も夜も入ったから忙しくて写真全然撮ってないと言いながら送ってくれたのがこれ。
長かった北海道1日目、ようやく終わり。
おまけ💣
すすきののsticker bombたち
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?