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2024年小学生課題図書 夏休みの読書感想文に

あと1ヶ月ほどで夏休み。今年も読書感想文の宿題で利用する「課題図書」が選出されています。

さっそく読んでみたので、本を紹介と簡単な感想を紹介します。

低学年(1・2年生)課題図書

どうやってできるの?チョコレート

身近なお菓子、チョコレートはどうやって作られるのか?カカオの実が栽培されている様子やチョコレートが完成するまでがわかる知識の本です。

写真が多いので低学年でも分かりやすいのがいいですね。チョコレートを使った簡単なお菓子の作り方が掲載されているので、夏休みに挑戦してもよさそうです。

あざらしのアニュー

タテゴトアザラシの赤ちゃんアニューが生まれてから2週間で母親と離れ、成長するまでのお話。アザラシのイラストを見た1年生は「かわいい〜!」と興味を持っていました。

アラスカ滞在の作者が描いており、あとがきの野生動物の解説も興味深く読めました。個人的には低学年の部で一押しです。

おちびさんじゃないよ

小柄な女の子、テンが主人公。クラスで一番小さいから何もできないと思われているけど、かけ算はできるし、火星探査機の名前だって知っているしっかり者です。

ある日、転校生の男の子、マルがいじめっ子に嫌なことを言われているのを見たテン。「いじわるだよ」といじめっ子に言うと「ちーび」と返されてしまいます。さあ、テンはどうする…?テンの堂々とした態度や勇気に励まされます。

ごめんねでてこい

家を工事する間、一緒に暮らすことになった、はなちゃんとおばあちゃん。最初は楽しかったのに、何かと言ってくるおばあちゃんの態度にもやもやすることが出てきました。

ある日、友達のゆうちゃんが家に遊びに来たとき、おばあちゃんが言ったあることではなちゃんの気持ちは爆発してしまいます。

中学年(3・4年生)の部

さようならプラスチック・ストロー

5千年以上も前に作られたストローの歴史から、現在はプラスチック製のストローが環境問題、海の生き物に影響を与えていることなどを紹介する知識の本。30ページほどなので読みやすく、厚い本を読むのが苦手な児童にはおすすめです。

いつかの約束1945

主人公のみくと友達のゆきなは、自分は9歳だと言うすずと名乗るおばあさんに出会います。中身が入れ替わったのではないかと思うみくとゆきなは、9歳の女の子を探しに3人で町へ出かけます。しかし、すずは自動販売機に驚いたり「戦争はどうなったの?」と質問したり、不思議なことを口にするのです。
8月は戦争について考える時期。夏休みに戦争と平和について考えてみるといいかもしれませんね。

じゅげむの夏

山ちゃん、シューちゃん、かっちゃん、ぼくは同じ村の集落の仲良し4人組。かっちゃんは難病を抱えていますが、いつも前向きで将来は落語家になるのが夢です。夏休みのテーマは冒険。3つの冒険の話は、友情あり、読み応えありで最後まで楽しめます。

聞いて 聞いて!音と耳のはなし

音はどのようにできているのか、どのように耳に伝わるのか。分かりやすい挿し絵とともに、教えてくれます。音は2つの耳で聞くと、音はいきいきと立体的に聞こえます。高い音は細かく震える。「音」や「聞く」を、科学的視点で見ることの面白さを教えてくれます。

高学年(5・6年生)の部

ぼくはうそをついた

原爆で亡くなった息子のフリをした少年のまなざしを通して、平和への祈りと希望を描いた物語。学5年生のリョウタが、自分の住むヒロシマの街を歩きながら、今も消えない原爆の傷と人々の想いについて考えます。

ドアのむこうの国へのパスポート

トム先生のクラスの子どもたちは作家からのなぞときにいどみ、ふうがわりなパスポート申請やビザ作りにとりくみます。ドアのむこうにあるのは?

図書館がくれた宝物

両親のいないきょうだいの疎開先での心のよりどころは村の図書館。そんな3人はひそかに「本当の親」になってくれる人をさがしていて。きょうだいの助け合いが印象的な、第二次世界大戦下の心あたたまる物語です。

海よ光れ!:3・11被災者を励ました学校新聞

東日本大震災の避難所となった小学校で、被災者といっしょに寝泊まりしていた子どもたち。何を感じ、自分たちに何ができるのかを考え取り組んだこととは…。子どもたちの思いをつぶさに伝える感動ノンフィクション。

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