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“note”へのお誘い

 当初、自力で作った某社のHPで、ブログを書いていました。下書きのレイアウトが、公開バージョンになると度々崩れ、その修正に無駄な時間を費やしました。更に、そのブログ記事が50を超えると、動きがグッと遅く重たくなりました。サーバーの問題のようです。

 そのため、画像をできるだけ控えて、結局は66編でストップしました。HPの目的が、カウンセリング事務所のPRを主としていたのでブログの内容も、心理学を絡めた話に偏っていました。「お悩み相談」とは違う、おちゃらけブログもあったにせよ、場をわきまえた論調になり、ストレスも蓄積していきました。

 そんな私を救ってくれたのが、”note”という街に引っ越したことでした。柄にもなく、私小説など書いてみました。過去の出来事を、少しフィクション化して、完全一人称で書いてみました。その中の「神様の言うとおり......」がウケたようで、いきなり♡(スキ!)が、相次いで来たのには、ビックリしました。

 これで味を占めました。SNSで使われている「いいね!」が、何だか上から目線の感じがしていました。そんな気遣いを感じるのは、私だけでしょうか?ただし「大スキ!」だと、腰が引けてしまいますが。思えば「スキ」と言った経験は山ほどあれど、言われた経験は「パパ大スキ」ぐらいで、色恋沙汰は......。??

 タイトル上の画像も、純日本的。それに加えて、canvaとの連携という粋な機能も備えています。極めてシンプルなところが、書くという行為のみに心を特化できるのです。この機能なら、苦手意識も消え去ったという人も多いのではないでしょうか。言い方が適切さを欠いていますが「殴り書き」感覚で、自分の思いをクリエイトできる場だと思います。

 オジさんの昔話を書くも良し。広く世界レベルで、大言壮語するも良し。他愛のない日記を書き綴るだけでも、自分の思いを発信することができます。邪魔な広告はないのに、SEOは極めて高いという不思議アプリです。ITを知り尽くした人たちの、知力の産物ですね。

 例えば、Googleで「note 宇想月」で検索すると、この検索エンジン占有となります。より充実したサイトにしようと、あれこれ便利機能を寄せ集めるのが、人の欲望として当然の成り行きでしょうが、真逆のの「削ぎ落とす」発想が「スキ♡」でたまりません。

 名車を次々と生み出してきたクルマのデザイナーに、「ここに無駄な線は、1本もない」という言葉があります。逆にあれこれ盛り込むと我が国の国産車になります。初めはカッコ良くても、早々と飽きが生じます。しかし、海外の名車たちは、たとえフルモデルチェンジしてもデザイン的な古さを感じさせず、個性が色褪せることがありません。「飽き」とは無縁です。

 note にも、飽きが来ません。書く画面においては、初心者向けのサイトのようです。しかし、その奥は想像以上に深く、他の追従を許しません。「Simple is the best」が、当然の世界。そして、虚飾のない世界は、魔法のように人を惹き込むようです。だから、自由気ままな発想が、この土地で芽生えるのです。

 コンテスト企画も、実に面白いです。テニスのウインブルドン級「創作大賞」があります。そして、ATP1000級の字数制限ありの、文藝春秋社協賛コンテスト、500級のテーマ指定だけのコンテストもあります。1000 や500級は、順位は決めず「応募者の方から抽選で5名様に、10,000円分のAmazon商品券を」に大笑いつつも、本気で応募しています。

 とにかく、存在自体が楽しいのです。私の座右の銘が2つになりました。

 No car, No life. + No note, No life.

 HPは、料金上乗せ方式ゆえ、来年9月で契約を終了する予定です。もう+αもありえないからです。しかし、noteは違います。先日の投稿で、「スキ!」が212。ぜひとも”500” を目指して書き続ける所存です。文章に「スキ!」と言われる快感は、サイコーですから!

注)一応、デジタルでよかったこと応募作品。
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