天才は、いかに生まれるか?
天才とは便利な言葉です。
どう素晴らしいのか分析して解明して表現する事が出来ない時に、天才だと称して逃げられます。
特にマスコミの構成作家やライターの逃げ表現ですね。天才の〇〇が!、などと。
美味しい!としか言えないグルメレポーターみたいなもんです。
されど、そんな天才はなぜ生まれるのでしょうか?
「朝食をとる子は頭が良い」という説がありますね。これには根拠が無いです。
朝食を取らせるような規則正しい生活をさせる家庭は、教育も規律正しくさしてるから、結果的に学業の成績が良くなるだけです。朝食の生理学や脳科学での因果関係は無いです。
学校の成績と天才とは違いますね。
あれこれ思い出す心理学実験から、改めて検索して解釈してみました。
・ピグマリオン効果
教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって提唱された、「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」という主張。
元々の才能に結果は影響しない。著名な指導者で向上するわけでもない。
才能があると信じて接すれば、才能のある子に育つ。才能を開花させる優しい指導者。
・ラベリング理論
青少年はレッテルを貼られた結果、その犯罪・非行を引き起こす。
非行少年だとラベリングされた少年が非行を行う。
吃音がない子に、話すたびに吃音だから気を付けろと繰り返し言うと、その子が吃音になる、恐ろしいことに実際の実験による結果です。
つまり、子どもを天才だと扱えば、天才になるということです。
そして、子どもを「お前は天才だ」とラベリングすれば、天才になるということです。
天才は作られるということです。
先天的なものだから天才だと思ってたら、後天的なもので作られるのが天才なようです。
そもそも、人は自分の中に、いろんな自分がいますよね。
意外に優しい自分と意外と優しくない自分、
ズボラな自分だけど一生懸命な自分、
何型タイプと分類されるわけないですよね。
どこが色濃くなるか、しかも時と場合に変化する、それに過ぎないのではないでしょうか。
大いなる絶対無限の存在は、全ての人の経験が集まります。
あなたも、あなた個人という閉鎖的な自分のようでいて、絶対無限の存在の1部なのだから、人類の全ての要素が内在しているはずです。
だから占いなどで、こういう人です、あのようなタイプですなどと言われれば、当たってる〜って、それは当たり前の話かもしれません。
すべての要素を兼ね備えたあなたが、何を色濃くして生きていくか。
あなたは固定されたあなたではなく、ラベリングで自分を自由に書き換えられるのでしょう。
自分がそれを望めば。
さああなたも、「自分は天才だ」とラベリングして、自分を天才だと扱ってください。
いずれ、マスコミもあなたを天才だと報道してくれるでしょう。
天才の〇〇だ!、って
フリダシに戻りました。