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『むかしむかしあるところに、死体がありました。』/青柳碧人
日本の昔話「一寸法師」「花咲かじいさん」「鶴の恩返し」「桃太郎」「浦島太郎」のストーリーから殺人事件が起こる。
中でも最後の「絶海の鬼ヶ島」がよく出来たストーリーだった。まさかの結末に感嘆するしかない。残った彼はどうなったのだろうか?
「密室龍宮城」も初めから決まっていたものだと最後に知り驚愕せざるを得なかった。
「つるの倒叙かえし」は人は弱く、欲深いということの戒めかもしれない。
のち、2つのストーリーは1人がとんでもない悪人という納得の結末だった。
ところで、藤の匂いが苦手の設定を知ってるばかりに、この本では逆なんだと思わずにはいられない。
一つ一つが見応えがあり、驚きがあった。
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