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読書感想:「最強脳『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業」アンデシュ・ハンセン

(見出し画像はChatGPTのDALL-Eで作成しました。)

人間の身体と脳は、サバンナで動物を狩ったり、逆に動物に襲われたりしながら生きていた頃に適応してできている。生き延びるのに適したことをすれば脳に「ごほうび」(ドーパミン)がもらえるという仕組みで、生き延びるためには常に体を動かしている必要があった。なので、運動をすると脳にとって良い事が起こる。集中力や発想力を高められる。
といった内容だった。
確かに、人間も動物の一種。野生で生き残るために適した進化をしているはずだし、文明の進歩に体の進化は追いついていないのだろうな、と思う。
また、スマホ依存の仕組みについても解説されている。
脳が多くの「ごほうび」(ドーパミン)を出すのは、実際に何かを手に入れた時ではなく、もうすぐ手に入るかもと思った時なので、とても大事なメッセージがきたかもしれない、SNSに運命の投稿があったかもしれない、等の「かも」に期待してスマホに引き付けられてしまうと書かれている。スマホに届いたメッセージを読んでいるときより、通知が来た時の方が脳にたくさん「ごほうび」がでているとの事だ。

「精神」や「頭脳」と「肉体」は分けて考えられがちだが、実は密接な関係がある。私は運動するのが苦手だが、最近になって散歩するだけでも楽しいと感じるようになった。運動をしてみたくなる本だと思う。

#読書感想文 #運動 #脳

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