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来年に向けて誓いを新たに

今年もあと少しで終わりです。

栄転脱出の夢は叶いませんでした。残念…。


言い訳をしますと、これには少し事情がありまして、「募集停止カウントダウンな現任校を一秒でも早く脱出」から「より良い研究環境を求めた栄転」に意識が変わり、業績を積むことを優先したというのもあります。

この辺の気持ちの変化を綴りたいと思います。

現任校に着任した当初は、詳しくは書けませんが、いろいろあって、現任校に所属していることが嫌で嫌で仕方なく、速攻で出てやる!と心に誓いました。

着任後しばらくは現任校よりマシな大学ならどこでもいいと思っていました。

でも、実際は授業の準備、雑用、学生のお世話等に忙殺され、最初の2年はほとんど何もできませんでした(2年目からは新しく担当授業を増やされた)。

忙しい中、これはと感じる大学の公募に勢いで出したりもしましたが、撃沈しました。

やっと3年目(今年)になって、応募できる余裕もできたので、とても気になる大学に応募したのですが、撃沈しました。

3年目では、現任校よりマシならどこでもよいという基準であれば、出したら面接に呼ばれそうな大学教員公募はいくつかありました(これらの大学には失礼な表現ですが、スミマセン)。

ですが、少子化が加速した現状では、たった数年で一気に定員割れが進んで、名の知れた大学が募集停止に追い込まれることが実際に起きていますので、「現任校よりマシ」という基準で選んだ大学は、5年後には現任校のような状態に陥る可能性が極めて高いと考えられます。

特に、大学を経営する学校法人が高校など複数の系列校を抱えている場合、赤字部門である大学を早期に「損切り」するパターンもあります。

というわけで、定年まで大学教員として研究を生活の一部にして働きたいのであれば、やはりすぐに潰れなさそうな一定レベル以上の大学を目指すべきと考えを改めました。

そのために業績を積むことを最優先にし、大学教員公募活動を抑えています。

幸い(?)、本学の教員のほとんどは研究をしておらず、うちの学科に至っては、実験をしているのは私だけなので、実験室や実験機器(ただし、高価な機器はなく、あるのは故障が頻発する機器のみ)はほぼ独占状態です。

実験室を不法占拠しても誰からも苦情はありません(笑)

理系でありがちな実験スペースの縄張り争いとは無縁です(笑)

それから、割れに割れている本学ですが、まだまだゾンビのように生き延びる方針だそうです。

しばらくは募集停止する気配がなさそうなので、なんとか募集停止前に栄転を目指します。



というわけで、来年も引き続きがんばります。特に研究を!


大学教員公募の方はイマイチでしたが、一方、noteの方はたくさんの方に読んでいただくことができました。

今年は12.8万回も読まれ、748回もスキしていただき、驚くばかりです。

109人もフォロワーが増えたそうです。

こんな駄文に付き合ってくださり、本当に恐縮です。


今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。


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