「曲から記事」夢を見た
ジュンペイさんの企画
「曲から記事」に参加させて
いただきます♪
こちらの曲①を
聴きながら
読んでくださると
嬉しいです😊
ジュンペイさんの曲、
素敵なので楽しんでください♪♪
「夢を見た」
女は気付く
私は小さな海を持っている
この身体の奥深く
まるで侵されるように
喜びに
哀しみに
心が満ちるときに
拭っても拭っても
睫毛さえも濡らしながら
頬を伝っていき
唇に辿りつく
塩辛いのは
海の水だから
夢を見た
あなたと逃げている
何からかはわからない
急いでいた
あの場所を後にして
怖いのに
繋いだ手は温かくて
視界に入ってきたものに
ふと張り詰めたものが緩む
ふっくらした
ロバの子どもたちが
草の上に寝そべっている
随分とのんびりと
夢だから
そんな風にしっかりと
夢の中で自覚している
そこを通り過ぎて
スイミングプールに
逃げ込んだ途端に
彼の手に力がこもる
ヒッポーだ！
え？かば？
グレーのゴツゴツした
前足らしきものが
プールからにゅっと
突き出ている
なんでこのポーズなの？
夢だからね
カバはカバらしい顔で
プールからゆっくりと現れた
びっくりしすぎて
一言も口がきけない
カバだ！カバだ！
恐怖で満たされていく
なのになぜだか
笑い始めてしまった
くすくすと
込み上げてきて
目が覚めたのは
その時だった
写真を撮ればよかったな
そう思いながら
隣で眠るあなたの背中に
そっと触れた
女は海を持っている
小さくて
なのにすべてを
すっぽりと包み込む
そんな海を
実はテーマは決めてましたが
ショートショートで書こうか
詩にしようか
決めずに書き出しました。
書きながら決めようと
思ったんです。
即興ですね。
お！のんびりやの私も
ヘビーメタルのライブに行って
ちょっと変革があったかも！
書きながら
自然に詩になったのは
やっぱり習慣なんですね。
でもだんだん
これはヤバい方向に向かいだした！
と焦ったのですが
どうしようもないんですよ。
勝手に歩きだしちゃうから。
ジュンペイさん、
素敵な企画ありがとうございました😊