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本棚より「ももいろのきりん」が運んできたもの
今日はとても素敵な童話を紹介します。
この童話をはじめて娘に読み聞かせしたとき
なんだか、ドキンとしました。
私の育児史上大きな転機だったと思います。
「ももいろのきりん」
中川 李枝子 (著),
中川 宗弥 (イラスト)
福音館書店
娘に児童書を読み聞かせ始めたのは
いつごろだったのか、
記憶があいまいなのですが、
少し早めだったと思います。
中川さんがとても好きでしたので、
最初は図書館でなにげなく手に取った本でした。
あらすじ📖
るるこは、お母さんから部屋いっぱいになるぐらい大きな桃色の紙をもらいました。るるこは大喜び。さっそく、のりとハサミとクレヨンで大きなキリンを作りはじめました。できあがった桃色のキリンに、るるこは、「キリカ」と名前をつけました。ところが、雨がふってきてキリカの首は、濡れてきれいな桃色がはげてしまいます。キリカの首を再び桃色にぬりなおすため、るるこはキリカに乗って「クレヨン山」にむかいます
きりんは黄色、って
そんなこと必要ないんだって
改めて気づかされたのがこの童話でした。
娘が何色にきりんを描いても素敵なんだな
いやむしろ、黄色じゃないきりんを
描けたらすてきだな
と知ることができたことが
なによりの宝物です。
🌼
どちらかというと自由な私でしたが
そんなこと思ったことがなかったんですよね。
固定観念を手放すことは
育児を楽にする方法かもしれません。
そしてそれは私自身の創作活動にも
とても影響しました。
羊毛フェルトでパンダを作るときに
白黒で作ろうとまったく思わなくなったんです。
私のパンダは、水色と白だったり、
ももいろと白だったり
くまたちもピンク、茶色、白、とカラフル
すごくたのしくなりました。
自由な発想ですきなものをつくるって
こんなにたのしいんだなって。
そして、自分が色が好きだったことにも
気づきました。
娘のお洋服もとてもきれいな色を選んで
作ったり買ったりしましたし
そうすることで自分も自由になって
清々とした気持ちになりました。
想像って、頭に思い浮かべることですが
本当は本当の出来事なのかもしれません。
ただ、それはるるこちゃんとキリカの秘密ごと、
なのかもしれませんね。
🌼
育児をしているときに、私は自分も楽しかったんです。
大きな段ボールでおうちを作って、
カーテンをつけたり
魚釣りゲームをじょきじょきと
紙を切って作ったり
そんなとき、頭の中に流れていたのはこの曲でした。
でっきるっかな、でっきるっかな、
さてさてふむ~~
ご存じですか?
ノッポさんとゴン太くんの工作番組です
私、ノッポさんを尊敬していました。
まるで魔法のようにあっという間になにかを
作ってしまうんですから。
ももいろのきりんからずいぶんと脱線して
しまいましたが、今日は最後に
私の作っている羊毛フェルトをちらっと
お見せしたいと思います。
カラフルって元気が出ますよね!
久々にフェルトをした休日でした。