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⑲介護に正解はない
介護に正解はない、と思います。
いろんな方が、いろんな家の事情により対応される。
それでよいのだと思います。
これはあくまでも、私の場合ですが・・・
昨今、認知症による行方不明や、高齢者世帯への容赦ない強盗事件など、悲しくなる事件が数多く報道されています。
それを見るたび・・・
私と夫は、母は良かった、安全なところにいる、と思うことができています。
また、社会福祉法人や施設の関係者による犯罪なども時折耳にします。
そのたびに、母の所は大丈夫かと目を光らせています。
地震や大雨などの天災が起こるたび、母の所は、私が住んでいる所よりも大丈夫だろうな、と考えます。
今、面会時間は限られていますが、できるだけ行くようにしています。
そんな私から見る母は、認知症の進み方はずいぶん遅くなったと感じています。
一緒に笑うことも増えました。
以前のように、一人で父の遺影に話し続けるといった、母の心がどこかへ行ってしまっている状態では全くありません。
グループホームというものが、母にとっては良い方向に働いているように思います。
これからまだ介護は続きますが、母を見守っているのが自分一人じゃない、家族だけじゃないというのは心強いです。
これからも、母が元気に明るく毎日を過ごせることを祈りつつ、できるだけ寄り添って、精一杯のことができたらと思っています。