見出し画像

【まちづくり】道路脇に咲く花

道路の街路樹の下だったり、車道と歩道の間に、
ブロックなどで区切られた緑化スペースのことを、
「植栽枡(しょくさいます)」と言います。

手入れされている植栽枡

植物が植えられて、花が咲き、
通行の邪魔にならないように手入れがされていると、気持ちがほっこりします。

土がむき出しで、夏になって雑草が繁茂し、
背の高い雑草が、明らかに通る人の邪魔をするようになると、なんだかがっかりします。

できれば、手入れがされていて、
季節の花が咲いていると、嬉しいです。

住むところを選ぶポイントとして、
「ごみステーション」と「道路」は、
観察すべきだと思っています。


犬の落とし物

また、一昔前、植栽枡には犬の落とし物がよく落ちていました。
私の生活する地域ではあまり見られなくなりました。

環境部門で係長をしているときは、
その犬の落とし物の相談の対応もしていました。
「落としました」じゃなく「落とされた!」の怒りの声。
飼い主が悪いのに、市役所に苦情('-'*)です。
飼い主に注意せず、市役所を注意する構図。
noteユーザーの若い世代の方には信じられないかも知れません。

「誰かにやってもらいたい」性格で、
「市役所職員はなんでもやるべき」と思っている人は、
良く市役所に相談に来られます。


何も植えられていない植栽枡

私の身近な地域では、植栽枡はあるのですが、
街路樹が植わっているか、
街路樹がなければ、土だけという植栽枡が多いです。
土だけというのは真実ではなく、
実のところ、「雑草」という名の、
誰も植えていない、誰も歓迎していない野生の草です。


花が植えられているまちがいい

私は自宅の庭でも花を育てています。

ムスカリ、ハナニラ、バラ、ハナミズキ、
ブラックベリー、スペルマム、スイセン、
クリスマスローズ、ヒメツルソバ、アジュカ、
ツルニチニチソウ、キンモクセイ、ミント、
リンゴ、クリスマスホーリー、クランベリー、
ノジギク、ヤブラン、オモト、アメジストセージ、
アロエ、アサギリソウ、アイビー、
フレンチラベンダー・・・

自宅庭の花の名前が言える私。花が好きです。

公共のスペースに植えられた花では、
神戸の旧居留地が秀逸です。
植物が、デザインされたように、
いつも美しく道路脇の公共スペースで育っています。

それを見ると、ステキ~と思います。

市役所に言っても実現しないことは、
自分が一番よく知っているので、
自分でやってみようかなと。


まずは、草引きから

ということで、まずは雑草だらけの植栽枡の、
草を引くことから始めました。
ある交差点の周囲を、私が世話しようと心に決めて、
草引きを始めました。

ひと夏は、草を引くだけで終わりました。

次の夏は、春から草を引き始め、
土が見えてきたところで、5ヶ所の植栽枡に、
フレンチラベンダーの苗を植えてみました。
株が大きくなるまでと決めて、
水やりを3日に1回程度続けました。

1ヶ所は残念ながら、
苗が盗まれ、もう一度植えましたが、
雑草と間違えて刈り取られ、無くなりました。

次の夏も、交差点周辺の草刈りを続けました。
でも、水やりは止めました。
道路脇の植栽枡に育つ植物として、
「水やり」は、サスティナブルではありません。

そして、今年。

わーい、大きく咲きました!
4ヶ所とも、立派に咲きました。

どなたかが草引きをしてくれているような植栽枡
向こう側の植栽枡のラベンダーは雑草の中


とっても嬉しいです('-'*)
重ねて嬉しいのは、明らかに片側の植栽枡2ヶ所は、
どなたかが雑草を引いてくれている形跡があること。

どなたかは存じませんが、
世話をしてくれる人がいることに感謝です。

向こう側の植栽枡、今年も草引きしにいかなくちゃ。

ステキなまちは、自分でつくれると思います。

いいなと思ったら応援しよう!