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【ため息】賞賛されたい彼女と、彼女に辟易している周囲

職場に、少し困った職員がいます。
仕事ができないわけではなく、
むしろアイディアがあり、自分で動く職員です。
普通、そんな職員は周りから感謝され、頼りにされます。

でも、残念なことに、周囲は彼女に辟易しています。

彼女は自分のことが大好きで、口を開けば自分のことばかり。
自分には他の人にない才能やひらめきがあって、
普通じゃないみんなとは違う異才をもつ人。
だから、賞賛してほしいと押し出してきます。

最初は自己評価が低いからかと思っていた

「変態」「変わり者」「ばばぁ」と、自分のことを必要以上に卑下するので、
自分を否定しているのかと思い、少しフォローしてみると、
実は自己評価はびっくりするほど高いのです。

どうやら「スーパー公務員」に憧れ、
自分もそう言われたい傾向を感じます。

彼女は有名「スーパー公務員」さんとFacebookでつながることを喜び、
同じくFacebookユーザーである私に何度もアピールしました。
○○さんがいいねしてくれたとか、
○○さんとつながってるんですよーとか。
そのたび、
「ごめん、どこかでご活躍のどなたかと、Facebookで『つながる嬉しさ』って、全然わからないけど・・・嬉しいならよかったね。」

私はFacebookでは、身近な人との付かず離れずな信頼関係ができるのが楽しい。

「すごい人」だと周りから賞賛されている人に憧れ、
そんな人から存在を認められた私も「すごい!」という気持ちだったのでしょうか。

周囲は辟易しています。

「すごい」と言われたくて、つい、
自分一人で仕事をしたように外でアピールをしてしまう彼女。
多くの人が組織的に協力し、努力し、苦労し、壁にぶつかったりしながらなんとかやっている日常を、
馬鹿にするかのような言動をする彼女。
なのに。
そして何もかも私がやった、私が私がと、
外に向けてアピールする言動に、
周囲は辟易。

組織内で評価してもらうには

一般的に、
組織内部から評価してもらおうと思えば、
「あの人のおかげだ」と周りが言いたくなるほど、
周りに感謝し、協力し、我慢し、努力し続けることでしょう。
彼女は決して仕事ができないわけではありません。
むしろ、その反対で、発想がとても豊かで可能性があります。

もし、
市役所で個人プレーを賞賛してもらいたいのであれば、
かなり突き抜けた人間力が必要になると思います。
まるで王者ライオンのように、敵を一人でなぎ倒すような説得力とか

市役所、市を成功に導くような職員個人のプレーって、ありえるのかしら?

だいたい、
世の中にはもっともっとすごい人がいる。
大谷翔平くんでも、謙虚な気持ちと周りの協力と理解があってこそ。
諸行は無常。
彼女の幸せのベクトルは、
叶うことがないような野望。
正直、望む幸せは手にできず、生きづらくて悲しいのではないだろうか。


なんでこんなことに。

なぜ、彼女の価値観がこんなふうなのか、
私はすごく興味があります。

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