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#舞台#ミュージカル

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主に#舞台、#ミュージカルについてを紐解くマガジン
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3人ミュージカル『ワイルド・グレイ』に挑む俳優・福山康平「楽しみ半分、怖さ半分」の理由は?

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にて、2022年から2024年までの2年間アルバス・ポッター役を務めた福山康平。その次なる舞台、ミュージカル『ワイルド・グレイ』が2025年1月に根本宗子の演出で開幕する。   2年間、アルバス・ポッターを務めたことで成長したことは「いっぱいあるな」と笑顔で答える福山。今、彼の中に感じている舞台への思いを聞いた。 ■「稽古、稽古、稽古……」の日々――(取材時)いよいよ平間壮一さんと、廣瀬友祐さんと合流しての稽古を控えている段階とのことですが

「溝が…」「爪の先を…」仲良し4少年『ビリー・エリオット』当事者だからこその知られざる苦労に共感大

イギリスの傑作映画『リトル・ダンサー』を舞台化し、第63回トニー賞で10部門を受賞したミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』。約4年ぶりとなる日本版が11月24日まで絶賛公演中だ。毎シーン鳴りやまぬ拍手と感涙に包まれる本公演で主人公ビリー・エリオットを演じているのが、浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一の4名。オーディションによる難関を勝ち抜いて大役を手にした4名が、公演中の現在の心境や知られざる苦労、公演後に食べたい御馳走などを教えてくれた。ステージ上

柿澤勇人の激動の1年間。『スクールオブロック』『オデッサ』 『ハムレット』その稽古中の素顔に迫った

 2024年2月、第49回菊田一夫演劇賞を受賞するなど、舞台での活躍目覚ましい柿澤勇人がキャリア初となる写真集を刊行した。   気になる中身は、2023年夏に上演されたミュージカル『スクールオブロック』から、2024年の舞台 『オデッサ』 『ハムレット』と過酷な主演作に挑み続けた怒涛の1年間の舞台裏に密着した内容に。   今回は写真集の話題を中心にインタビュー。 怒涛の1年について振り返ってもらうと同時にプライベートでの素顔にも迫った。 ◾️稽古中の写真が凝縮された1冊に

役者として作品の中でさまざまな人生と向き合い近年メキメキと輝きを放つ島村龍乃介。その進化に欠かせない舞台が、この夏、シリーズ最終公演を迎える

2012年にスタートした舞台『弱虫ペダル』。現在のキャストとなって新たに物語を紡ぎだしてきたシリーズは、いよいよインターハイ3日目の最終戦へと歩みを進める。総北高校の小野田坂道としてカンパニーを引っ張ってきた主演の島村龍乃介さんが改めて向き合う「ペダステ」。最終公演をまもなく迎える今の心境と、昨年からさまざまに挑戦してきた難役から得た役者としての経験、そして未来への展望を聞く。 ■小野田坂道との出会いは、信じて頑張った先の景色を見せてくれた——2022年に出会った舞台『弱虫

海洋汚染から海を守りたい、というメッセージを宿す海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』W主演を務める市村優汰と石原颯也を直撃!

2022年にデビューし、今回が初舞台で初主演となる石原颯也さん。 多くの舞台を経験しながら初主演作と出会った市村優汰さん。 2人の若き役者は海の音楽劇をどう捉え、どう向き合うのか。話を聞いた。 ■日常では出来ないこと、言えないことを芝居で表現できることが役者の魅力(石原)——役者を目指したきっかけを教えてください。   石原 昔から歌が好きで、歌手になりたいと思っていて、小学4年生のときに初めてミュージカルのオーディションを受けました。音楽系のミュージカルだったこともあって

俳優・平方元基「自分を知りたくて受けた」ハリー・ポッター役と、ファンと作るビルボードライブへの思い

2011年にミュージカルデビューをして以降、大作に次々と出演し続けている俳優・平方元基。   4月にはビルボードライブにて「GENKI HIRAKATA Billboard Live 2024~YOKOHAMA~」の開催を、7月からは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にて新ハリー・ポッター役を演じることを控えている。   平方のこれまでのキャリアを振り返っても、2024年は節目の年となりそうな印象。2つの舞台を控える彼の現在地を探った。 ■「何をやってるんだろう」と思うも歌

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』藤田悠×西野遼、物語内の“名コンビ”はプライベートでも仲良し 休みの日はカラオケで熱唱

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が、2024年7月以降も上演されることが決定した。ロンドンで誕生した本作は、『ハリー・ポッター』シリーズの19年後を描く新たなオリジナル・ストーリーで、原作者・J.K.ローリングが自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに創作。映画を観た人にこそわかる面白さ、初めて観る人にも伝わるセットの壮大さなど、とにかく見どころはつきない。   今回リーズンルッカでは、1stシーズンから参加する「アルバス・ポッター」役の藤田悠、2

舞台「SaGa THE STAGE~再生の絆~」七瀬恋彩、プロのブレイクダンサーでも「かけっこでは一周遅れ」 幼稚園でダンスと運命的な出会い

2月22日より、東京・サンシャイン劇場で舞台「SaGa THE STAGE~再生の絆~」がスタートする。ヒロインのジョセフィン・リン・ウッド役に抜擢されたのが、今回インタビューを受けてくれた“プロブレイクダンサー”七瀬恋彩(ななせ・ここあ)だ。   SNSの総フォロワー数180万人超を誇る彼女は、まだ舞台経験も数えるほどだが、数々のダンスステージを経験してきた度胸、何よりこのアクション劇を盛り上げる身のこなしを備えている。だが意外にも「運動神経はまったくない」と苦笑いする。

それぞれ「俺が勝つ!」という気持ちで全力でレースと向き合う大会そのものの熱を感じる、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 2

舞台『弱虫ペダル』が10周年を迎える2022年7月にお目見えした、新シリーズ、舞台『弱虫ペダル』The Cadence!。この公演が初舞台となる島村龍乃介が、総北高校に通いはじめたばかりの孤独なオタク少年である小野田坂道を演じ、その初々しくも熱い芝居が話題をさらった。2023年8月にはインターハイ初日を描く、舞台『弱虫ペダル』THE DAY 1公演で、チームとしての強さを見せた総北高校自転車競技部の面々。きたる3月にはインターハイ2日目を描く、舞台『弱虫ペダル』THE DAY

俳優・駒木根葵汰×『わたしにも、スターが殺せる』原作者・藤井清美対談いま改めて考える「SNSを使うことの難しさ」

新型コロナウイルスの拡大によって、エンタメ業界は様々な影響を受けた。とりわけ、演劇や音楽などステージでのパフォーマンスを主とするライブエンタメのダメージは深刻で、関係者の体調不良などによって公演が中止や延期になるケースは後を絶たない。   そうした現実を題材に、コロナ禍の大衆の心理を生々しく炙り出したサスペンス『わたしにも、スターが殺せる』が現在書店をはじめ発売中だ。自身も舞台に出演する機会が多い俳優・駒木根葵汰と、原作者である脚本家・演出家の藤井清美さんによる対談をお届けす

大貫勇輔、2年目のハリー・ポッターに抜擢!新たなチャレンジを通して“壁”を乗り越えようとする彼の覚悟

大河ドラマ『どうする家康』に浅井長政役で出演するなど、ミュージカル、ドラマ、声優など様々なメディアで活躍する俳優・大貫勇輔。圧倒的肉体美を持つ彼が、上演2年目に入ったロングラン舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の主役ハリー・ポッターに抜擢! ハリーという役と作品への思いを中心に、俳優としての生き方、覚悟を語ってもらった。 ■これから魔法が使えるようになるのか……という実感先人たちが築いてきた評価や信頼をどのように受け取り、それをどのように未来へと繋いでいくのか。一回限りの作

若き白石隼也が出会ったマーク・トウェインの著書「不思議な少年」。稀代の作家が本を通して投げかけたメッセージへのアンサーを、二人の時を越えた対話の一部始終を、舞台の上で見せる。

若き白石隼也が出会ったマーク・トウェインの著書「不思議な少年」。稀代の作家が本を通して投げかけたメッセージへのアンサーを、二人の時を越えた対話の一部始終を、舞台の上で見せる。   「仮面ライダーウィザード」の主人公・操真晴人として1年間という時間を一つの座組の中で過ごしてきた時間を役者としてのターニングポイントだった、と言う白石隼也。その後も主演作品をはじめ朝ドラ、大河ドラマ、映画など幅広く映像作品で活躍を続ける。そんな彼が若手俳優時代に出会った一冊の本が、時を経て彼自身の手

ヒロインを務めるドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』がスタート! 充実の日々を送る美山加恋、舞台とテレビの違いと魅力を語る。

2022年6月からスタートした舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で嘆きのマートル役、デルフィー役などで参加しているほか、7月から連続ドラマ『around1/4 アラウンドクォーター』(ABCテレビにて7月9日放送スタート 毎週日曜23:55~/テレビ朝日では7月8日放送スタート 毎週土曜、深夜2:30~)でヒロインを務める美山加恋。年齢を重ねるにつれて役柄も広がり、演じることの「楽しさ」を実感している美山のインタビューを、美麗な撮り下ろしグラビアと共に公開! ■舞台『ハリー

11代目『ピーター・パン』山﨑玲奈、憧れの高畑充希と同じ舞台へ「“嬉しさ”より先に“驚き”が来ました」

1981年に榊原郁恵が演じて以来、40年以上も再演されてきたブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』。バトンが受け継がれ、今回で11代目となるピーター・パンを演じるのは、第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」でグランプリを獲得した山﨑玲奈だ。   現在俳優として活躍する高畑充希、吉柳咲良などもここから羽ばたいていった、いわば「登竜門」とも位置づけられる舞台への抜擢。7月25日より東京国際フォーラム ホールCで初日を迎える前の心