東京VERDY Jr.ユース食育セミナー報告
こんにちは。
株式会社オクタウェル スポーツ部門担当の佐藤です。
2021年、今年で東京ウェルディのジュニアユースをサポートさせて頂き3年目に入ります。真剣に取り組んでいただける選手はじめ、親御さんや指導者の方々の協力で3年目を迎えることができました。
今回はそのサポート内容を少しご紹介します。
そもそもなぜジュニアユースを対象に食育を行うのか
前回の記事でもお話しさせていただきましたが、
中学生のこの時期は、第二成長期ともいわれ、乳幼児期に次いで発育が盛んになります。将来、健康な人生を過ごすためにしっかりとした体をつくる大切な時期です。
ところが、この時期は、生活リズムが変動しやすく、サッカー面、学業面と様々なもので個人差もでやすい時期です。だからこそ食事も疎かになりがちになることも多いのです。また自分で情報をとれるようになり、誤った減食や欠食などが目立ってきます。
不規則な食生活にならないように、学校・家庭・クラブと連携をしながら、第二次成長期に必要な食事を考えていくことが大事です。また食事のサッカーの関係性をより意識して、3食以外にも、運動前後の補食などにも積極的に取り組む必要がある時期となります。
高校生に上がってからではなく、第二成長期の真っ盛りのこの時期に食事の大切さを伝えていくことで、将来のサッカー人生を豊かにしてもらいたい!そんな思いで食育を行っています。
実際にどんなことをやっているのか
様々な取り組みをやらせてもらっていますが、今回は選手向けのオンラインセミナーをさせて頂ききました。
今年度最初の時間だったので、1年生にはキックオフセミナーということで基本的な食事のお話を。2、3年生には今までの積み上げの知識確認と、更なる知識のアップデートを行いました。
1年生はこれから様々なことも学ぶ上での基礎となるお話しでしたが、真剣に聞いてくれている様子でした。2、3年生は、ブレイクアウトルームを使用して、ディスカッションを行いましたが、今までの学びがしっかり定着している会話がみてとれ、サポート側として嬉しい時間となりました。
ワーク内容としてこれまで1年間学んできたことを生かして
①日常的な食事のポイント②試合期の食事のポイント③夏場の水分補給のポイントなどを選手から発表して頂きました。
【水分はこまめに摂ることが大事で、運動中だけ飲むことや一気に飲むことがよくない】
【朝ご飯をしっかり食べることが大事で、そのためにも夜しっかり早く寝て気持ちよく起きることのできる工夫が大切】
【3食だけでなく、補食も入れながら、取り組むことがジュニアアスリートには大事】
など全て選手自身から出た言葉です。
学び、それを意識しているからこそ、こういった言葉がスラスラ出てくるのだと感じ、月に1回セミナーを行い、食事について考える時間をとり続けていくことの意味があったなと感じました。
まとめ
現在新型コロナウイルスの流行で、活動が思うようにできなかったり、制限されたりすることが多いかと思います。そんな時、できること着実に行っていくことが大事です。
オンラインツールを使用してできることはたくさんあります。これからもジュニアアスリートにできることを積極的に行いながら、東京ヴェルディのジュニアユースの皆様の身体つくり、そしてパフォーマンスアップを精一杯サポートさせて頂きます。