那須ブックセンター
那須に本屋ができた時は嬉しかった。しかも、できて寄ってみると、品揃えがいい。この規模でこの揃えはうちの近くでもそうない。と言うかない。流石の店長だと思った。
なくならないとは思うけれど、何が起こるかはどんな世界もわからない。行ったら必ずたくさん買う。こんな夏は、ゆっくり深夜に「こころ」でも読もうかと、あるものでも買うのです。ダブるのは別に構わない。若い頃は、自分の本棚は図書館よと豪語していたが、読むペースと読み方で、返すことが大変になったりで買うことが主だ。
持っていることと、知識があることとは全く関係ないことは周知の事実なのだが(むしろ所持してる方が、自分は記憶力が悪いと思うこともあるし、でも本に囲まれる生活は好きで、しかし皆さん。50過ぎると本に囲まれるのは、立派な車庫があるなら、専門家ならまだしも、普通の人だと空間が欲しくなるので(笑)ある程度さっぱりした場所で本をじっくり読みたくなるものなのですよ、私は諦めましたが)意外と量=その人の読書量=頭の良さと勘違いする青い時があるものです。これは仕方ない。ただ背表紙を毎日見ているだけでもその視覚効果は実はあると言うのもわかっているので、まあとにかく一緒くたにはできないもので、こんなことをだらだら書いたのは、残念な自分になってしまった(笑)
沢野ひとしさんの「クロの日記」(本の雑誌社)がサイン本だったので、軽い読み物でありながら動物の話しなので、買ってみた。でも、読もうとすると母が声をかけてくるので、家で読むことにした(笑)
しかし、挿絵も本当可愛い💕
何冊かあったうち、好みの絵を。
もちろんブックカバー をつけてもらうのだが 平凡社ライブラリーは少し大きいですよね。買ったら、
なんと、シェイクスピアの言葉が書いてある平凡社ライブラリーのカバーがあるってご存知でした?私は恥ずかしながら初めてです。
袖になる裏には翻訳まで。
えー、地元の方でも平凡社ライブラリーにはこれをつけて欲しい!シェイクスピアは、実は何人もいたとか色んな話のある人ですが、いい言葉を残しましたよね。
でも!私は日本人なので、日本語で書かれた本が好き。有吉佐和子の「悪女について」はたまらないほど。でも、それ以外にも川端康成や、佐藤春夫、古典も。日本人だからこそ共感理解できると言うその感覚がたまらないのです。
若い頃は得てして、外国への憧憬が少なからずあるように感じます。でも、ある知人と、若い時に西洋で40過ぎで東洋という人が多いから若い時からバランス持っていたいわよねえなんていっていたのですが、いざ自分が大人になると、東洋に傾くのではなく、東洋の方が凄いのではと、当時すでに大人な名誉教授の仰っていたことと重なります。日本語の表情の凄さ、季節感のあり様、奥ゆかしさを抱えた強さなどなど。誰も現代はなくなりつつある様な寂しい気もしますが、一定数の賢い人達が大切にしているのをみると、つい心で応援してしまいます。
以前ここでリンクを貼った方も、すごいですね~。これからもどんどん伸びる方だと思うので、期待しています。
難しい言葉は辞書を見てもわかりますが、簡単なものです。が、難しいことを易しく言うというのは本当に思った以上に難しいこと。これが凄いなと思うのが「養老孟司」さん。タイトルが「わかりやすすぎ」て、手に取るチャンスを逃していたのですが、あるとき読んだら、この人はやはり頭がいいと思いましたね。いつかテレビで池田晴彦氏が、養老さんをすごいと思ったエピソードを語っており、お嬢さんが片づけをしないときに「片付けてもまたちらかるから」と言ったら「じゃあ、お前もどうせ死ぬんだから死ね」といったそうです。池田さんは、この発言にすごさを感じ、俺にはできないけどすごいと思ったと語っていました。確かに、自分の娘にどうせ人間は死ぬんだから死ねとは言えませんよね、なかなか。養老さんには、凛とした覚悟とその頭の良さが瞬時に現れるという賢人のちからがあるという証拠化と思います。自分が育ててきた娘が、それですねるでもなく、片付けるだろうという気持ちをもって。
とは言え、図書館で休み前に借りたのがこれ(笑)
家に置いていったので、夏が終わりそうですが、今年は長夏な様なので…
あと、買った途端、私の周りが私から取り上げ読んだ「晩夏」。ニーチェが絶賛した小説。人によっては「何が言いたいかわからない」^^;とか、素晴らしく穏やかな話しとか、読む前に本はぼろくなってきたので再販してカバーして、途中までしか読んでいないので、その一部の人たちから「晩夏よんだのか?晩夏になったぞ」とうるさいのです( •̆ ·̭ •̆ )買った時に横取りした人、誰です?
そして、彼らも早く読み終えたい。
「失われた時を求めて」も、岩波文庫が評判いいので読みたい、これは、一気に読まないと多分だめ。学生の時は単行本しかなくて、そしてあの量だったので、とてもかしこまって読んだものだが、文庫となると少し気楽。
読書の楽しいところは、若い時に読書せよと言う、あれ。歳重ねてから読むと違うものだから。かといって若い時には戻れないので若い時の感性で読むのは大切だと思っている。遊びたい盛りの人も多いだろうが、私は友達がみんな大人びていて、中学の時友達のお姉さんの小さな本棚には、澁澤龍彦も、カントも、シュルレアリスム関係も色々あり、女性雑誌NON-NOに声かけられ、ページ一枚ドアップにされるお姉さんは読む本も違うんだ!←偏見、と影響を受け、いろんな大人っぽい人に影響されたんだろうな、私。高校では一気に、大人びた変わった人と扱われ、今ではどこかのところに行って初対面の人と話していると「面白い人」認定チッ…(・ε・` )
ま、いっか。そのくらいの余裕がないと←意味不明。
それから、ツイキャスというところで、寝ながら聞いたり、過去のを聴くことが出来るKamikawaさんの放送。内容はとても専門性もあり、そして雑談はとんでもではなくとても楽しいのはもちろん、声もいいですね。素朴な疑問も、なんでも素直に格好つけずに問いかけているのも、視聴者に媚びていないところもとても好感が持てます。何者なんだろうと思うのですが、伸びる人ですね。いや、すでに隠してるだけで、すごい人なのかもしれませんが。
過去のを聞くことが出来るので、早寝の私には嬉しい放送。今日見てみたら「さよなら夏休み(泣)」とかわいいテロップで思わず笑ってしまいました。ラジオのように、手を動かさないといけないときでも、聞きながらが出来るのがいいですね。
懐かしの、ミロンガ。いつも某同人誌の合評会は、ここを使ってたな。
すっかり行かなくなった今、どんな人たちが来るのかな。この近所は、本当に小説家、詩人を目指す人が集まっていましたよね。
平日の夕方は、店ひとり占めな時も。