老いとの付き合い方
老いていくとは、
だんだんできなくなっていく自分と向き合うことだ。
最近友人との会話で増えたのは、衰えの話。
目がみえなくなったとか、
腰が痛いとか、
風邪がなかなか治らないとか。
集中力が続かないとか。
友も同じ思いをしていると聞いて、
「私ひとりじゃないんだ」って思うと、
一瞬安心するけど、
日常に戻り、
前はできていたことができなくなっていることを
実感すると悲しい。
でも、悲しんでばかりはいられない。
厚生労働省によれば、
男の平均寿命は 81.47 年、女の平均寿命は87.57年とのこと。
平均でいえば、あと30年以上寿命が残っていることになる。
残りの人生、「ああ、今日もいい日だった」と思える
毎日を過ごすために、
老いていく自分とどう付き合っていくか?
を書いてみようと思う。
友達を減らす
実はこれが一番重要なんじゃないかと思っている。
20代・30代では、色んな人と繋がりたいという思いが強く、
ちょっと合わないなあと思う人と会う時間を作っていた。
でも今は、そういう時間を過ごすと、
すごく疲れる上、後悔する。
「この時間、もっと違うことに使えたんじゃないか。」と。
だから、心から楽しめない・会った後に疲れる、
そういう友人関係は少しずつ減らしていくのが良いのだと思う。
老いてから本当に必要な友は、
片手で済むくらいの人数で充分なんだろう。
休む時間を多めにとる
やりたいことは全部やりたい。
スケジュール表はいつもいっぱい。
これまでの私は、そんな生活スタイルだった。
でも今は、スケジュール表が空白の日が
1週間で必ず1~2日ある。
空白の日は、
「なにもしない日、ダラダラと過ごす日」
と決めている。
以前は、なにもしない日があると、
罪悪感とか、もったいないとか、
そんな気持ちがあったけれど、
今はそんな風に感じることはない。
歳をとってくると、
ひとつのことに取り組んだ後、
リセットするまでに時間がかかるようになるんだと思う。
だから、何もしない日を使って、
心と体のリセットとチャージをする必要があるのだと思う。
毎日継続することをひとつ始める
最も老化を感じる時って「できない」を感じる時だと思う。
若い時には、すぐに取得できたはずのことも、
なかなか自分のものにならないし、
それを取得するためのエネルギーや集中力も低下する。
でも、毎日ちっちゃなことでもいいから
継続できていることがあると、
続けている自分を褒めることができる。
結果ではなく、プロセスをみる姿勢を持つこと。
これも老化と上手に付き合うひとつの方法だと思う。
まとめ
老いていくとは、
だんだんできなくなっていく自分と向き合うこと。
でも、できなくなっていくんじゃなくて、
これまでの経験が洗練されていくって思ったらどうだろうか?
時間・人間関係・お金を
本当に必要なものにだけかけていく生活にシフトする。
そういう生活を心がけていくと、
老いていく自分にもOKを出せるし、
「ああ、今日もいい日だった」って思えるんじゃないだろうか。