交通事故(自損事故)の異常な増加とブレインフォグは関係があるのか?
前回の記事で新型コロナの中枢神経系への懸念について書きました。
これまでの他国の統計情報などから、日本でも既に確認されている以上の割合で、多くの人がコロナ感染していると私は考えています。例えば全体の半数以上とか。
だとすると『ブレインフォグ』の影響が何らかの統計にあらわれていてもおかしくないだろう。ということで、東京都の交通事故統計を確認してみました。
結論から書くと、怪しい増加傾向が見られた。というところ。
なにしろ、全体で前年比10%増で、その増加数の2/3は『自損事故』という異常事態です。
◆ブレインフォグとは
症状について以下に引用します。運転に影響ありそうですね。
なお、正式な定義はないみたいです。
◆東京都の交通事故統計
データ数が多いことと、割と最新のデータまで公開されていたことから東京都の統計データを確認しました。
以下のリンク先が元データ(PDF)です。
今回使用したデータはすべて以下によるものです。[2022.07.27時点]
各種交通人身事故発生状況(令和4年上半期)
都内の交通人身事故発生状況(PDF形式:502KB)
◇◇◇
出来れば全国のデータで確認したかったのですが、詳細な内訳まで載っている資料を見つけ出すことが出来ませんでした。
なお、今年4月の時点で交通事故が増加傾向であることは確認しましたが、今回はその内訳まで確認したものです。
◆東京都上半期の統計
全体(上半期)の統計を見てみます。
今年に入って前年比で約10%増です。
コロナ前まで順調に低下していた傾向からすると、大幅増といえなくもありません。
◆事故内訳(事故類型発生状況)
事故を類型ごとにまとめたものが以下です。
全体的にくまなく増えてそうですが『車両単独』が突出して増加しているのがわかります。(次の表で増減率を出します。)
◇◇◇
上記のデータをエクセルに入力して、増減率を加えたものが以下です。
死者数を除き、増減率で+15%以上のものを赤くしました。
もともとのデータ数が多く、有意に増加しているのは『横断中 その他』『正面衝突』『車両単独』でしょうか。
『車両単独』は前年比で40%以上増加しています。
◆車両単独とは?
以下に引用します。
統計で使われた『車両単独』はいわゆる『自損事故』でいいかと思います。
◆所感
以前の私の記事でも『結構前からふらついてる車が多いのが気になっている。』と書いており、リアルタイムでガードレールに擦った車を見たことがあります。
そのような事故は『自損事故』ということになるでしょう。
また、ふらつきでセンターラインをはみ出し、対向車と衝突した場合『正面衝突』となる。
運転中にブレインフォグ(頭がボーッとする。目の前のことに集中できない。)が起きている場合、上記のような事故を起こす可能性が高いと思います。
右左折などの際はそれなりに注意するものですが、慣れた道路を単調に走っている場合に、そのようなことが起きているのではないでしょうか。
◇◇◇
『横断中 その他』は、運転者だけでなく歩行者の注意不足でも起きている可能性があります。
車道に注意がいっていなかったり、近づいてくる車に対する判断が一瞬遅れたり。
『路上遊戯』『路上横臥』も増えていますが、もともとのデータ数が少ないため、通常のバラつき内の可能性があります。
ちなみに『路上横臥』ってなんだよ!って思いましたが、まさに路上で寝てる人(と車両との接触事故)のことみたいですね。やめてくれ。
◇◇◇
正式に事故の統計に表れた数字でこれですから、全体として『ブレインフォグの影響を受けている人が増えてそう』と推測できる結果だと思います。
なお、このデータを確認する前に私が予測していたのは『ふらつき』と『おかま』の増加でした。
ふらつきによると思われる『自損事故』は増えているものの、いわゆる『おかまをほられる』と言われる『追突』はそこまで増加していません。
ただし『追突』も前年比で5%弱増加しているので、近年車に装備されている衝突回避制御のおかげで抑えられているだけかもしれません。
(ふらつき・車線逸脱の警告が出るやつもあると思います。)
◆おわりに
東京都のみしか確認していませんが、『前年比10%増で、その増加分の2/3が自損事故。自損事故40%増』というのはおそらく異常な事だと思います。
これがブレインフォグの影響だとは断定できないですが、可能性としてはありえるのではないでしょうか。
車やバイクを運転する方は、日頃から周囲への警戒はもちろんのこと、自分自身の集中力が保てているかも意識したほうがいいですね。
◇◇◇
ここ最近はあまりにも多くのマイナス要素があります。
コロナ後遺症、ワクチン後遺症、自粛ストレス。
一体何が原因なのかわかりませんが、異常なことが起きているのは確かなように思えます。
ということで、皆さんも安全運転でどうぞ!
歩行者のときもお気をつけて!
前回の記事はこちらです。
未読の方は、よろしければどうぞ。
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