空気質測定器(Temtop LKC-1000S+ 2nd)レビュー
空気質測定器を購入して3週間経ちました。
(検討時の記事はこちら)
測定器は上記記事で書いたような目的で使えており、おおむね不満はありません。細かい不満はあるといえばあるので、総合して☆4くらいでしょうか。
一通りの機能を試したので、使用感などを今回の記事でまとめておこうと思います。よろしければどうぞ。
◆Temtop LKC-1000S+2nd
製品についてあらためて。
判りやすい画像は以下です。
上記アイコンの『Histogram』と『Data Export』は機能です。
測定項目は以下です。
・HCHO/TVOC/PM2.5/PM10/Particle/温度/湿度/AQI
なお、『AQI』は以下です。
[2023.01.30 追記]
Temtop LKC-1000S+2nd は、HCHO測定においてエタノールも検出することが判明しました。HCHO単体のみを切り分けることは出来ませんので、購入検討する場合は注意してください。
◆感想総合
私の考えていた使用方法は『リュックのサイドポケットに入れて徘徊した結果を確認する』というもので、問題無く使用出来ています。
私のリュックのサイドポケットだと入れた際に頭だけ丁度良く露出して良い感じ。
前面を自分側に向けて首からぶら下げるのもありですが、結構デカイので目立ちますね。なお、ストラップ用の穴はありません。
◇◇◇
手で持った際のサイズ感や画面表示、ボタンの操作感は問題なし。
長押しで電源オン。初期起動で5秒程度かかります。
細かい設定不要で使えます。
(日時は最初に設定したかも。)
通常時のボタン操作は表示切替くらい。
表示は危険度により文字と色が変わります。
日本語には対応していませんが、赤くなったうえで『Unhealthy』とか出てくるのでなんとなくわかります。『Moderate(適度)』はわかりませんでしたが。以下のような感じです。
◆ヒストグラム機能
以下のような画面で確認出来ます。
横軸の時間は、立ち上げ後が秒単位で細かく、経過時間が伸びた場合、勝手に粗くなっていきます(分単位、0.5時間単位など)。
以下、マニュアルからの自動翻訳です。
なお、ヒストグラムは電源を切るとリセットされます。
前の履歴を再表示などは出来ません。
また、ヒストグラム表示は前記した測定項目のすべてが対応しているわけではなく、以下の2項目のみが対象となっているようです。
・HCHO/PM2.5
◆データエクスポート
『Data Export』は紹介画像だと『PDF』となっていますが『CSV』です。
PCからUSB接続でアクセスできるデータ領域にCSVファイルが使用日ごとに蓄積されていくというものらしく、ファイルを開くと以下のような内容です。
実際のDATEには『年月日時分』まで記録されています。
(念のため隠しています。)
『Particle』と『AQI』は保存されないようです。
なお、『UNIT』は温度の表記設定『摂氏 or 華氏』かと思います。
気になるのは、この保存された数値は何なのか?ということ。
平均値なのか、最大値なのか、瞬間値なのか。
ざっくりとマニュアルを見ましたが不明です。
(ヒストグラムでも同様です。)
ちなみに、データの保存間隔は『1,5,10,30,60(分)』から選べます。
たいしたデータ量でもないでしょうし『1分』にしておいたほうが良いように思えます。
◆製品仕様とデータ範囲
該当する情報を以下に示します。
◆注意点
・ヒストグラムは電源オフでリセットされるので、PCと連携しないで使う場合、重要なデータは写真を撮っておく必要がある。
・電源オンから時間が経つとヒストグラムは分単位など細かい表示がされなくなるので、長い時間オンのままだと結果がわかりづらくなる。
・数値変化は急激ではない。
おそらく『そういうもの』だと思うが、環境が大きく変わった場合、一定時間(数分?)そこに留まらないと最高値に到達しない可能性がある。
・USB給電しながら使用出来るがUSB差し込み口が製品の底面にある。
そのため背面のスタンドで直立させた状態では給電できない。
(寝かせればいいだけだけど。)
・たぶんセンサーには当たり外れがあるが、素人では検証できない。
◆おわりに
この手の製品は化学物質過敏症の方や海外で山火事対応などで一般人が使用しているようです。
私の目的としては『不調の原因調査』で、それが終わったあとに活躍するのか怪しいですが、今後、持ってると重宝するような時代が来るかもしれませんよ!(さすがに勘弁願いたい。)
以上、『Temtop LKC-1000S+ 2nd』レビューでした!