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エルピス 7話までの感想 考察
連続殺人事件の真犯人は報道部記者、滝川雄大(三浦貴大)だと思います。
理由を後ほど書きます。
♥️✨♥️✨♥️✨💟
普段ドラマは見ないけどエルピスは見ている、という知人が何人かいます。
エルピスを語ることにより、冤罪や隠蔽、権力の暴走などについて語ることができ、そういう存在を感じている人だったんだな、と知ることができました。
習い事の友人とかママ友とか、エルピスが放送されなかったらそんな話題は出なかった相手と、
エルピスが問題提起となり関心を呼び起こし、
ランチしながら話し合えるきっかけになっていることは、ものすごく意義のあるドラマだと思います。
♥️✨♥️✨♥️
さてこのドラマはそういう意味では犯人探しの考察系ではない。
視聴者に問題提起し、この世の冤罪を無くしていく方向に国民の意識が高まることができれば素晴らしいと思う。
そのためには話題性が必要です。
いかにも犯人らしく登場し、ゾッとする不気味な視線で浅川恵那(長澤まさみ)の心臓を射抜いた男。
大門副総理(山路和弘)の幼馴染である本城建託社長の長男、本城彰(永山瑛太)が真犯人で何も問題は無いです。
推理ドラマじゃないんだから。
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でも彼はいかにも怪しい風情で途中から現れた役で、永山瑛太というビッグネームと演技力でたったワンシーンで犯人に相応しすぎるポジションを獲得しました。
犯人あてが主軸ではないにしても、ひねりが無いし、初回から登場していないのが気になります。
そういう視点で登場人物を見ていくと、
年齢からいって滝川雄大(三浦貴大)が疑惑の人物に映ります。
太洋テレビの報道部記者で浅川恵那の同期入社。
三浦貴大くらいの俳優としては、今の役はあまり見せ場がなく、ぼんやりとした立ち位置に見えます。
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相関図の役名
滝川雄大(三浦貴大)報道部記者
大門雄二(山路和弘)副総理 元警察庁長官
名前の一文字「雄」が同じだと気が付きます。
役名なんて幾らでもつけられるのに、
わざわざ名前の一文字を同じにする意味は?
警察に圧力をかけて事件を隠蔽した疑惑を浅川が持った相手が、大門雄二副総理。
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そして真犯人の年齢はたぶん三十代。
当時の少女から見てお兄さん的に感じられ、コミュ力がある男。
滝川雄大(三浦貴大)は大門副総理の息子なんじゃないでしょうか?
外に産ませた子供の可能性もあるし、何かの事情で名字を変えている可能性も。
そんなひとひねりの展開があれば、エルビスは更に話題性を持ち、問題提起の意味でも大成功と言えるのでは?
滝川の登場シーンを初回から改めて見ていくと、
かなり怪しいと思いました。
この記事の最後に滝川の登場シーンについて書きたいと思います。
✨♥️✨♥️✨♥️✨
エルピスの見応えのあるところは、
登場人物の心理を綺麗事でなく様々な角度から浮かび上がらせているところです。
報道部の記者で官邸キャップの齋藤(鈴木亮平)を疑いながらも、体を重ねておぼれていく浅川恵那の女としての側面。
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浅川の中では冤罪を晴らしていく行動と、
そんな行動を自分の野心のためにつぶそうとする齋藤を求める気持ちとの両立が、矛盾であって矛盾ではない。
それが人間の複雑な多面性です。
しかしニュース8の舞台でアナウンサーではなく事件を取材した者として出演することは、
齋藤との決別を意味することとなる。
村井(岡部たかし)チーフプロデューサーからそう聞かされます。
(実際には出演しようがしまいが相克の関係となるため別れの言葉を刻んできた)齋藤のラインを見ることなく、
浅川はきっぱり彼との恋愛より、自分が自分でいることを選びます。
そんな浅川もニュース8のメインキャスターとなり忙しく(浅川を忙しくさせたのも策略?)、
考える苦しさから理想論へとシフトしていきつつありました。
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そんな浅川にダメ出しを突きつけたのが後輩の
岸本拓朗(眞栄田郷敦)
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図星をつかれた浅川は両方の手で岸本をめった殴ります。
泣きながら村井からの電話を受け、岸本の持つ情熱を失った寂しく老いぶれた男アピールに対し、今度は浅川がダメ出しし、それで自分の目が覚めるのです。
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この緻密なエピソードを見るだけでも秀逸なドラマてあり、他と比べて頭一つ抜けているのがわかります。
✨♥️✨♥️✨
岸本が別人のようになった背景は、村井のナイフのような言葉が刺さったから。
岸本はエスカレーター式の名門私立大学出身。
いじめられて自殺した同級生がいて、岸本拓朗はいじめた側に牙をむくことができないどころか、へらへら笑って関係性を壊さないように振る舞っていたのです。
(いじめた側の結婚式に出席し、へらへら道化を演じて踊ったり笑顔をふりまく岸本のシーンはその象徴。)
村井の詰問により、岸本は蓋をしていた自分のずるくて嫌なところと向き合うことになる。
それは決して消えることがない自分のそれまでの人生。
自分のずるさを帳消しにするほどの何か。
何かを切実に求める岸本。
暗闇に浮かぶ心の苦しみはボンボンガールのあさみちゃん(華村あすか)とキャッキャすることで全てが癒やされることはない。
それが冤罪を晴らすことへの岸本の原動力であり、正義感だけではないのが人間的です。
友達へのいじめをなんとかしてほしくて当時相談したのに見て見ぬふりした母親(筒井真理子)を切ることが、今の岸本拓朗には必要だった。
拓朗の母の岸本睦子(筒井真理子)は年収一億円を稼ぐ弁護士で、のし上がった背景にはいじめの加害者の親(有力者)にへつらって、更に弁護士として力になったからかもしれません。
へらへら笑って結婚式にも招待され、お付き合いしていました。
母を切ることが、拓朗にとっては過去の自分を切ることでもある。
一方で急な変化により息子(拓朗)に去られてしまった岸本睦子は、この世の権力には抗えないことを拓朗やその友達に語り、拓朗が帰った後で涙があふれるという構図に、どの感情に寄り添えば良いのか正解がわからない感じの複雑な心理世界に誘われていく。
でも悪に加担してのし上がったとしたら、今の状態は自業自得のうち。
✨♥️✨♥️✨♥️
浅川恵那は物が飲み込めない、食べられない。
自分を偽ることの苦しさから解放されるために動いていく。
岸本拓朗も苦しみから逃れたくて動く。
その行動に及ぶ心理の内には冤罪で苦しむ松本死刑囚(片岡正ニ郎)を助けたい気持ちや、
自殺未遂まで起こした大山さくら チェリー(三浦透子)の心情に寄り添う気持ちもあり、
正義感と名付けられる側面もあるでしょう。
正義感でもあり、苦しみからの解放でもある浅川恵那、岸本拓朗。
✨♥️✨♥️✨♥️✨
一方、風見鶏は流れを読んで手のひらを返す。
平山刑事と岸本のシーンは印象的でした。
平山刑事役の安井順平はSilent7話で、
耳が聞こえない目黒蓮を気遣いながらも好奇心が抑えられない出版社社員を演じています。
この役者の演技力はすごいですね。
エルピスの根幹でもある冤罪について語っていて、開き直った自虐の台詞が彼の口から繰り出されます。
警察署では何も話すことは無いって言ったのに、
何でも話すから50万円用意してくれって言った理由を岸本が聞くと、
平川「まあバカらしくなったんですよ。ひと言で言うと。だってもう明らかに詰んじゃってるじゃないですか、うちの署。
西澤証言が覆ってDNA鑑定までいっちゃって。
僕なんかさっさとバレてくれって思ってましたから。そのほうがすっきりするし。
そしたらまた検察がねばりやがって。
まあでも時間の問題です。終わりですよ、うちは。てか、とっくに終わってるんです。」
カフェで中腰になり岸本に顔を近づける。
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平山「無実ですよ、松本は。
ご明察通り。うちは無実の人間を犯人にでっちあげたんです。
まあそれでもうちの名誉のために言っとくと、普段は模範的な署なんですよ。汚職もほとんど無いし。
でもやっぱり組織が一度でも罪を犯してるとだめなんですよね。
抜けない毒針みたいなもんですよ。
時間をかけて全身に毒がまわって、気がつけば再起不能。自滅への一本道ですよ。
まあでもそれは僕の属する組織の話であって、
僕個人としてはあくまでも正義側の人間であると自分を思いたいわけてすよ。」
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岸本「えっ正義? じゃあそれは?(50万)」
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平川「あっ別に自分のもの買うつもりないんで。まあ娘のピアノとかかな? 買うとしたら。
松本の逮捕がでっちあげなのは現場はみんな感じてましたよ。でも同時に何かよっぽどの裏事情があるんだなって感じてたわけですよ。
これは僕の憶測ですけど、真犯人をどうしても逮捕させたくないみたいでしたね。」
岸本「誰が?」
平川「かなり上の。署長とかそういうレベルじゃなくて、さらにずっと上の人間だと思いますけどね。そっからの強い圧力があり、一方で地域住民やマスコミからのまだ犯人見つかんないのかっていう突き上げがあり、もう署ぐるみで犯人でっち上げるしかなかったんじゃないですかね。
代わりに逮捕できるなら別に誰でも良かったんだろうけど、松本はちょうど身寄りの無いうらぶれた中年男で、しかも家出少女なんてかくまってた。多分最高におあつらえむきだったんでしょう」
岸本「それって真犯人が誰かわかってたってことですよね」
平川「まあ上は知ってたかもですね。僕らは今だに知らされてませんけど。
いやマジマジ。これはほんとですって。
署内でこの話は超タブー。開けちゃいけないパンドラの箱なんでね。聞かない考えない話さないで、僕らは15年間思考停止させられてきたから。」
岸本「でも知りたいと思いますよね」
平川「いやあ思うわけないでしょ。知ったら余計な悩みが増えるだけじゃないですか。ははははー(笑笑)
とはいえ今となっては僕も真相の解明を願ってるわけですよ。だからこうやって東京までわざわざ岸本さんに協力しにきたわけです。」
平川は12年前の事件じゃなくて去年の事件(中村優香が類似に殺された)を追った方が良いとアドバイスし、
平川「だってうちの捜査なんて、やったふりしてるだけですもん。
うっかり犯人見つけちゃって、それが例の真犯人と同一犯だったりしたら、大ごとじゃないですか。だから捜査してるふりして、みんな待ってるわけですよ。転勤とか定年で事件から外れられるか、世間が忘れてくれるのを。」
岸本「何ていうかマジくそっすね」
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平川「百も承知ですよ。言ったじゃないですか。僕らはもう終わってるんですよ。
毒のまわった頭で走り続ける死に損ないなんです。
だから岸本さん、早く息の根を止めてやってくださいよ」
平川は中村優香事件の捜査資料の入ったUSBを置いて出て行く。
✨✨✨
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平山刑事は流れを読んで勝負に出ましたね。
岸本のことは調べているでしょうから、今は経理部に飛ばされていて、このリークが即報道の種とならないことはわかっている。
50万円なら取材費で貰ったと言い訳ができる。
「明らかに詰んじゃっている」平川刑事の警察署。
平川刑事は現在40代後半位なので、12年前は三十代半ば。
本当は真犯人を知っているんじゃないかと岸本は疑いの目を向けていたけど、知っていてもおかしくないと思う。
当時捜査線上にあがった?真犯人が副総理からすれば捕まってほしくない人物で、ストップをかけて隠蔽させたわけなので、
現場の三十代だった平川刑事は「その男」が浮上したら圧力かかったな、と気づいた可能性はあると思う。
でもまだ検察がねばってるから、どっちに転ぶかわからない。
そんな状態で真犯人の名前まで言うのはリスクが大きすぎる。
岸本が自分でたどり着いたんなら問題ないが。
岸本よ、自分の上の「毒のまわった頭で走り続ける死に損ないたち」を根こそぎ息の根を止めてくれ。
そしたら自分は当時若くて知らなかったということを通して、抜けた上の穴埋めに出世できる。
と、自虐しつつ野心を抱えていたっておかしくない。
なんてったって露悪的なことを言って笑っているような男ですよ、平川刑事は。
でも彼にもちっぽけな正義感があり、毒で苦しむ夜もあり、優しい父親もどきの自分が買ってあげた娘のビアノで癒やされたい気持ちもあるのでしょうか?
「まあ娘のビアノとかかな? 買うとしたら」
ビアノとかって言っていましたね。
ビアノ買うって決めたら「とか」って言わないし、「買うとしたら」は買わないっぽいです。
娘がいるかどうかも怪しいです。
長い年月、隠蔽の毒針を頭に刺しながら生きてきた自分が今更どの面下げて正義感なんてもので
岸本に真実のヒントを言うのか。
50万円のはした金(リークするには安すぎる。)を貰って、娘のビアノとか買ってやるんだって設定でリークするほうが、庶民で小悪党としては似つかわしいと思っていそうです、平川刑事は。
そんな独特な匂いがあってキャラが立って見えました。
まあ経理部の岸本が真犯人を見つけて報道するのをやってのけるってことは、圧力が効かなくなったってことで、その時はリークしたのが自分だってバレても悪い流れにはならないと計算しているのでしょう。
冤罪が明るみになれば正義感からリークした元刑事として名前を出しても、生きていく方法は無数にあるでしょう。
✨♥️♥️✨♥️✨♥️
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岸本が主役っぽく見えてきました。
凄みが出てきました。
浅川は岸本に負けていましたね。
理想論をすらすら語った浅川にダメ出しした岸本だけど、
岸本の読み通り、「DNA再鑑定不能」なんて意に沿わないニュースを報道した浅川は、不貞腐れた顔をマスクで隠して岸本の前に現れます。
「風邪ですか?」と岸本。
これって今の世の中を皮肉ってるな、と思いました。
マスクって風邪だからするわけなのに、風邪でもないのにまだマスクしている人はたくさんいます。
3年経ったらどんなに強毒性のウイルスでも弱毒化するそうですよ。
3年前にしたってゴートゥートラベルなんて言ってたから、そこまで強毒性ではないでしょうね。
赤ちゃんはマスクしなくてOKだったし、設定がぶれていました。
最近になって東北大医チームがコロ○に葛根湯が効くと発表して話題になっています。
街もワールドカップ以降、ノーマスクが増えていますね。
流れを読む風見鶏が手のひらを返せばコロナは終わります。
で、コロ○の世界線でもない浅川に不貞腐れた顔でマスクさせ、面白い演出でした。
岸本に仕事を頼んでいたけど、年下の岸本の方が格上っぽく見えました。
♥️✨♥️✨♥️✨♥️
村井はあんなにしょぼついて泣いていたのに、やけに吹っ切った感じの明るいお調子者になって、浅川の前にやって来ました。
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浅川がもう齋藤(鈴木亮平)とはきっぱり会っていないことを確認して帰りましたね。
村井はやる気になったんでしょうね。
浅川が齋藤と会っているなら、岸本経由で浅川に流す情報は気をつけなければつぶされるけど、会ってないならそんな心配はしなくて良いってことです。
村井は岸本の情熱に刺激され、自分を棚上げした浅川にダメ出しされ、やる気になったんだと思います。
♥️✨♥️✨♥️♥️
では最後に。
大門副総理の隠された息子で真犯人じゃないかと予想している滝川(三浦貴大)のシーンを、初回から見ていったことを書きます。
【1話】
浅川恵那が岸本に冤罪のことを相談され、報道部の同期の滝川を紹介する。
まだ岸本はチェリー(松本死刑囚が当時かくまった家出少女)にボンボンガールのあさみを口説いたネタで脅されて動いているだけの操り人形。
滝川「あーごめん時間無い。もし冤罪だとしても最高裁で死刑決まっちゃったんでしょ」
岸本「でももし冤罪なら真犯人は野放しになってるわけですよ。」
滝川「じゃあそっちでやればいいじゃん」
【5話】
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料亭っぽい個室に、滝川から呼び出される浅川恵那。
滝川「同期のよしみでめんどくさいこと抜きで
さくっと聞いていい?
例の君らが追ってた冤罪の件、今どこまでいった?」
浅川「はあ? どこまでも何も中止になっちゃったけど。どうせそっちのボスからうちにクレーム入れたんでしょ」
滝川「(笑って)まあまあ、ああいうのはほら、おじさんたちもあれだから。じゃあ、あれから進んでないの?」
浅川「なんで?」(めっちゃ聞いてくるな、こいつ)
滝川「正直うちの奴らは君らの特集なんてままごとだと思ってるんだけど、俺個人はあの件にまだ続きがあるんじゃないかなって気がしてるんだよね。ていうのは、この前神奈川で女子中学生が殺された。あの捜査チームが異様な早さで縮小されてるんだ。何かがアンタッチャブルなんだなって匂いがぷんぷんする。
要するに君らが言うようにこれが真犯人の最新の犯行だと仮定すると全部納得いくんだよね。
松本が犯人にでっちあげられたのも恐らく意図的なもので、とにかく真犯人を逮捕させまいとする力が働いてる。しかもそれがかなりでかい気がする」
浅川「何らかの権力者が絡んでいるってこと?」
滝川「うん相当な。警察動かしてるからね。
ところで復活したの? 齋藤さんと。
ちなみに齋藤さん、何か言ってた? この件について」
浅川「なんで? 齋藤さんのこと聞くの?」
滝川「だってあの人が今、永田町で誰に可愛がられてるか知ってるでしょ」
浅川「知らない」
滝川「副総理の大門さん。元警察庁長官の」
【7話】
報道に異動した浅川に話しかける滝川。
滝川「聞いた? 齋藤さんの話。政治コーナーにレギュラー出演決まったんだって。齋藤さん、ファン増えそうだよな。政治のことわかりやすく解説するの、めっちゃ得意でしょ。
ま、今の浅川と格が違うけどね」
♥️✨♥️
滝川は事件のことにめっちゃ興味を持っていますね。
というか事件そのものより、浅川恵那たちがどこまで調べているか、大門副総理に可愛がられている齋藤から浅川に何か言ったりしてないか、気にしています。
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事件の話題の後、まだ事件との関係性を浅川もつかんでいなかったのに、滝川は大門副総理の話題を言うあたり、大門が事件と関係あることは知っていそうです。
報道にいるからなのか、それとも個人的に知っているのか。
フライデーボンボンで松本死刑囚の冤罪の特集をし、村井は子会社に飛ばされ、岸本は経理部に異動させられた。
浅川恵那はすごく時間が経ってから報道に異動が決まった。(上は浅川をどうするか迷っていた。)
浅川はニュース8のメインキャスターに抜擢される。
表向きの理由は人気が出た浅川を切れなかったから。
裏には2つの意図があるのでは?
一つは浅川を忙しくさせて思考停止にさせること。
2つ目は報道にこそ事件の鍵を握る人物がいて、浅川をそばに置くことで常に動きを見張ることができるため。
実際に滝川はそれまで浅川と話すにはわざわざ不自然な感じで呼び出したりしなきやならなかったのに、今は同じ報道なので自然に話すことができますね。
犯人は初回に登場させるのがセオリーです。
滝川は岸本の持ち込んだ冤罪の資料を、最初に
はねのける役柄なのが意味深だと思います。
✨♥️✨♥️✨♥️✨
ドジだけど優秀な首都新聞の政治部記者
笹岡まゆみ(池津祥子)が良い味を出しています。
吉本新喜劇かってくらい、面白おかしくコケていましたね。
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♥️✨♥️✨♥️♥️
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読んでくださり、ありがとうございます🙂
また次回も楽しみに見て感想を書きたいと思います。💟♥️💟