女の戦争 バチェラー殺人事件 6話 最終回 感想
前回の感想は斜めすぎる予想を書きましたが(笑)、普通に若菜(葵わかな)が鳴戸哲也(古川雄大)の花嫁に選ばれ、若菜が哲也を殺す結末でした。
「普通に」と書いたのは予想しやすい結末という意味で、若菜の思考回路は普通ではありません。🙃
若菜の父は鳴戸哲也の父親(羽場裕一)に陥れられ自殺しました。
父親の復讐であれば父親(羽場裕一)を殺すのが理にかなっています。
哲也の婚約者となった時点で、父親と接触する機会を得ることができるので目的は果たせるはずです。
でも若菜が殺したのは息子の哲也です。
理由は「大切な人を奪われる痛みを味あわせてやれる」
愛する人を奪われて苦しんできたのは自分(若菜)ですから、
自分の苦しみに対しての復讐ということです。
無念な思いで死を選んだ父の苦しみに対してではありません。
若菜は哲也を殺した後、橋から川に飛び込んで自殺しました。
本当に死んだかどうかはわかりませんが。
そして飛び込む時、若菜は結婚指輪をはめたままでした。
哲也の花嫁として死んでいく結末を選んだということです。
結婚式の直前、ウエディングドレス姿の若菜は哲也を刺した後、こう言います。
「あなたは本当に素晴らしい人だった。こんな形で出会いたくなかった。そのくらい素敵な人。でもね。」
若菜は哲也にキスします。
「だから復讐には最高なの。」
若菜は自分がヒロインの舞台劇で、自分が書いた脚本に酔っていますよね。
自分の感情(恋?)が哲也にあったとしても、それさえ演出の一つとしてある意味楽しんでいます。
若菜の書いた脚本の世界をぶち壊すには、哲也が父親と鳴戸グループを本気で捨てて、若菜と一緒に生きていこうとするしかなかったのでしょう。
父親に言われて鳴戸グループを後継した時点でゲームオーバーだったのです。
若菜が哲也の父を許せるはすがないですから。
でも若菜にしても何もかも捨てた哲也と生きていくつもりはなかったでしょう。
長年の執念で実行を企てた復讐劇ですから。
ぶっちゃけろくな女がいなかったバチェラーショー。
あのいい加減なAD楓(喜多乃)が番組的に面白くなる人を選んだとヤラセを陰で言っていましたが、面白くなるイコール地雷ばっかりでした。
哲也は素直すぎたんですね。
あんな番組から本気で選ぶ必要なかったんです。
父親の言うことを聞いて出演した時点で人生終わりましたね。
元カノ(トリンドル玲奈)が名前も変えて顔も整形して応募して出てくるなんてホラーです。
選ばれなかったからって、写真の中の哲也の顔をナイフでグサグサ突き刺すなんて、麗奈(トリンドル)も地雷ぶりでは負けていません。
人って「この中から選んでください」って流れになると、真面目な人ほどその中から一番良いもの(マシなもの)を選ばなくちゃという魔法にかけられやすいのかもしれません。
「僕とご飯食べに行こう」と言われると考えた上で断りやすいけど、「イタリアンとフレンチどっち食べたい?」と聞かれると、別に選ぶ必要ないのに、どっちが良いか考えてしまい、ついデートの約束してしまう心理のようなもの。
哲也は真面目すぎてバチェラーショーに応募してきた地雷女たちから真剣に選ぼうとしてしまいました。
それが悲劇でした。
なんだかんだ楽しめたドラマでした。
元アイドルのりお(寺本莉緒)と財閥令嬢のイチカ(尾崎真花)のヤケクソなお祝いのビデオメッセージも漫才ペアみたいで面白かったです。😀
自称セレブ経営者の星(真飛聖)と野心家弁護士の利子(成海璃子)も良い味を出していました。
看護師の理恵(北原里英)も含めて7人がそろっていた時がB級ぽくて面白かったです。
最後まで7人残ったバターンも見たかったです♥
初回から感想を書いています。
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