着飾る恋には理由があって 5話 感想
キッチンカーの中の藤野駿(横浜流星)と外にいる真柴ちゃん(川口春奈)とのキスはロマンティックで素敵な映像でした。
横浜流星さんの視線が男っぽい色気があり印象的でした。
ところで今回は「藤野駿の謎」というテーマで書きます。
まずドラマ内でわかっていることを書きます。
マンションの家主の香子さん(夏川結衣)が言うには
「駿くんは20才そこそこでスペインの有名料理店に転がり込んで腕を磨いて帰国。すぐにスポンサーがついて自分の店を持った。でもいろいろ揉めたみたい。鳴り物入りで始めた店をあっという間につぶすことになった。その時、店にいて駿くんを支えていた彼女、オーナーの娘さん、はなちゃん。その子の期待も裏切って何もかも失って、キッチンカー始めたいって相談に来たの。あの子なりにこたえたのね。夢や野心はもう捨てたって。たぶんまだ引きずってるんだと思う」
はなちゃん(山本千尋)は4話に回想シーンで登場しました。
藤野駿くんがロッカーの荷物を片付けている時、見つめて泣いていました。
藤野くんは真柴ちゃんに言いました。
「才能あるだのなんだのおだてられて店出したけど全然うまくいかない。人を使うとか経営面とか。なーんもわかってないって気づいた時にはもう店ダメで。だからもう無理すんのはやめた。頑張るのはやめて持ってるもの全部捨ててなんも無くなったけど、よく見えるようになった」
「何が?」真柴に聞かれ、
「俺が。だから豆柴真柴も無理すんな。好きなようにすればいいよ」
藤野くんは香子さんにも言います。
「俺はもう迷いませんよ。今のまんま気楽にやっていきます」
そうして藤野駿はミニマリストになったのです。
キッチンカーでこだわりの一品料理を売り、月に十万稼いだらおしまい。
ほとんど持ち物の置いてないがらんとした部屋。
けれど❗
おかしな点があるのてす😉
藤野くん、携帯を持ち歩かないのに解約しないんですね。
真柴「携帯ってさ、部屋のどこかにあるんだっけ」
藤野「あるかな、どっかには」
真柴「もし持ってくれれば出かけても連絡できるしラインとかも」
藤野「無理無理無理無理。そういう習慣ないから」
部屋のどっかにはあるって、あんなにがらんとした部屋でどっかにあるっておかしいですね。🙃
そもそも持ち歩かないなら携帯持つ意味ないし、メールならPCからできます。
藤野くんってミニマリストなんだから、いらないものは解約するんじゃないでしょうか?🙃
なのに解約しないということは携帯を部屋に置いておきたいってことですよね。
使わないけど必要な物なんです♥
これはどう考えても、はなちゃんと関係があるんじゃないでしょうか?
例えば携帯にはなちゃんから今でも時々、電話がかかってきた履歴が残る。
自分は電話に出ないけど、はなちゃんはまだ自分を忘れていないことがわかる。
はなちゃんが自分を忘れたら携帯を解約しようと決めているけど、履歴があるうちは忘れていないとわかるし、自分にも想いが残っている。
とかいろいろ理由は考えられると思います。
藤野くんは真柴ちゃんを好きは好きですが、
「いいんじゃない? そんなに決めなくても流れで。水のごとく」なーんて意味深なことも言います。
真柴ちゃんが葉山元社長(向井理)にまだ気持ちが残っているから遠慮しているらしく描かれていますが、真柴ちゃんだって気持ちは一個じゃないわけで、藤野くんは自分もそうだから気持ちがわかるんだと思います。
藤野くんにはドラマのラストに描かれる藤野視点で真柴ちゃんを想うB面がありますが、心の奥にはC面が隠されているんだと思います。
さあドラマとしては面白くなってきました😉♥
それに藤野くんのミニマリストの生き方は、家賃5万円(光熱費込み?)で住まわせてくれる香子さんがいるから都会で成立しているんです。
香子さんは留学がダメになって別れた夫が再び距離を縮めてきています。
もし香子さんが誰かと再婚したらシェアハウスは解散。
藤野くんは都会で生きるなら家賃が高いので、十万円だけ稼げばいいなんて言ってられなくなるでしょう。
アーティストは経営面はやっちゃいけないと言われます。
料理人はアーティストとは少し違うけど、経営面ノータッチの料理専門シェフなら藤野くんは成功したと思います。
真柴ちゃんと初めてキスした夜、真柴ちゃんが自分の料理に対して言った「あなた天才よ」の言葉に心が撃ち抜かれていました。(横浜流星さんの表情の演技からそう見えました。)
野心は無くなっても、自分の料理を高く評価されたいという承認欲求はあるんだと思います。
ところで藤野くんはオンラインカウンセラーのはるちゃん(丸山隆平)が長い間立ち直らせることができなかった元看護師の舟木(黒川智花)を、たった一言で立ち直らせるきっかけを与えました。
「誰かに必要だって言われて役に立ってるって言われて、そういうのが幸せ? 俺は自分で決めたい。自分の価値は自分で決める。誰にも左右されない。そうなりたい」
はるちゃん、素人に負けてますよ。
もっと頑張らないと。
恋も頑張れ💙 はるちゃん
舟木さんにキッチンカーを占拠されて、携帯を持っていない藤野くんがはるちゃんに連絡するため、真柴ちゃんの会社まで走って走って乗り込んでいくシーンは印象的でした。
携帯を持ち歩かないと自分の自由は守られるけど、そういうトラブルの時に不自由なんですね。
藤野くんの行動力も表現された面白いシーンです。
ついに葉山元社長(向井理)が真柴ちゃんのところに戻ってきましたね❗
優秀だけど天然な葉山さんも魅力的です。
1話と3話の感想も書いています。
また感想を書きたいと思います。
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