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FF14で現在起こっていることをなるべく客観的にまとめたい

FF14の新パッチが荒れている?というところを知人に尋ねられることがあったので、なるべく噛み砕いた状況の整理をしておきたいと思った所存です。
客観的にと言いつつ整理するのは自分、結局のところ主観的な捉え方にしかならないので客観的風になるのは仕方ない。

※ネタバレ薄め(0ではないよ!)

シナリオの賛否両論

おおよそシナリオについての不満が多い印象。
というのもFF14はオンラインゲームでありながら主軸をメインストーリーに据えているゲームであり、
特にパッチ5.0以降はシナリオ面でも非常に評価が高いゲームとなっているので、この柱が揺らぐとピンチです。

・今作リリース前に発表された情報等の留意点

  1. 前パッチ6.0が一旦「宇宙規模で世界を救う」フィナーレを迎えたため、同スケールの物語にはならない。

  2. 「夏休み」をテーマに取り入れている。

  3. プレイヤーキャラを主軸にしたものではなく、新キャラ:ウクラマトに対する師匠的なポジションで彼女の成長をサポートする話となる。

  4. そのうえで退屈にならないようなサプライズを用意している。

リリース後によく挙がっているシナリオの不満点

  1. 物語的に主役を張るウクラマトが、プレイヤーにあまりウケがよくなかった。

  2. シナリオ主導で話が進むため、キャラクターの掘り下げや行動原理の説明が不足していた。

  3. 後半シナリオで、「命」に関するテーマを取り扱ったがイマイチ上手に扱いきれていなかった。

  4. 意味深な割に回収されなかった伏線が多かった。(今後回収されるものもあるだろうけど、今後回収するには遅すぎるというものもチラホラ)

  5. サプライズ、事前に匂わせちゃったら楽しみ半減ダヨネ…

低めのハードルと1周目プレイ時の勢いや演出のおかげで、最初は比較的賛寄りも多かった記憶はあります。
いざ振り返るとなんか変なところ多かったなぁもうちょっとこうだったらなぁ、といった後味の悪さが現れてくる感じでしょうか。
実際メインシナリオライターがこれまで担当していた石川夏子氏ではなくなっているというのが結構響いていると思います。
(一応監修する立場には居るらしいですが、生放送などで見る人となりから察するにあまり上の立場からあれこれ細かい口出しするタイプじゃないんじゃないかなといった印象)

シナリオ以外

・グラフィックアップデート
ゲーム全体に影響するグラフィック周りのアップデート。
おおよそはプラスに働いていますが、テクスチャの解像度強化以外にポリゴンの共通化的な措置(?)をしていたようで、一部のプレイヤーキャラにクリティカルといった印象。
自キャラがコレジャナイになっちゃうと人によってはシナリオがどうこうよりも耐えられない悲劇になってしまうので辛いですね…
PS4でも問題なく動いているようなのでスペック面での不評はほとんど無さそうです。

・バトルコンテンツの高難易度化
ストーリー上必ず訪れるようなダンジョン等、所謂ノーマルコンテンツの難易度を引き上げているようでした。
思ったよりもライト層からの反発が無いためこれは良策だったのではないでしょうか。
「遊園地」と呼ばれるクリア後のエキスパートダンジョンだけは阿鼻叫喚でしたが、攻略法と練度と装備が整った今は落ち着いてきています。

・ジョブバランス
だいぶ雑でありながらも新ジョブが強いのはご祝儀みたいなもんだから…といった評価。
高難易度コンテンツのDPSチェックが緩いので事なきを得ています。

・BGM
新曲は素晴らしく、レイドも層毎に専用曲が用意されているなど贅沢。
しかしながら過去作オマージュのシーンの過去作BGMの使い方が雑だという意見は多かったです。

憶測妄想レベルの話ですが、よく目にするものは以下のような噂です。

・後続育成・他のゲーム開発のため、吉田P/Dが携わる量が減っている・監修が甘くなっている。
FF14といえばP/Dチェックを隅々までやっているという売り文句を見たことがあるのですが、今作は「吉田チェック本当にした?」と言われていることが多いです。(実際P業務忙しそうだもんな…D業務できてるんかな…)
細かいバグも増えてきているので、吉田P/D以外にもこれまで重要なポジションだった方や多くのテスターが本パッチに携われていなかった可能性もあります。実際FF16は驚くくらいバグ無かったのでそっちに戦力割いてたんだろうなぁと。
FF14だけ作っていればいいというわけでは無いのはわかりますが、FF14プレイヤーの10割は「スクエニはFF14だけを全力で作っててくれ」って思っています。
私もそう思う。

・ポリコレの影響
ポリコレ推進コンサル会社の監修が入り、本来提供する予定だったシナリオが大きく歪められたorシナリオ執筆にあたる成約のキツさでライターのモチベーションが大きく低下していたという噂。
最近はゲーム業界の敵という認識が強まっているポリコレコンサル、どこまで破壊活動をしているのかが不透明なので妄想の域を出ないです。
逆説的な言い方ですが「FF14は多様性に配慮したゲームだ」って大々的に宣伝しているわけではないことと、露骨な思想を主張している感じではないので、あまり影響してないんじゃないかなとは思います。とはいえなんか歪められた感は無いわけではないので介入されたと言われても納得。
まぁ本来の思想は尊いものですし、多民族が暮らす世界を舞台とするFF14との相性も良いので、外部からの口出しじゃなく内部から自発的にFF14らしい多様性の描き方をしてもらえれば良いと思います。

クソゲーなのか?

この記事を書こうとしてから2ヶ月くらいずっとFF14を遊び呆けていたという所からお察しください。
批判されている点以外はしっかりいつも通り面白いです。
メインストーリーは最初一週間くらいで、そこからはコンテンツやフレンドとの交流メインになりますからね。

シナリオの完成度については様々な意見を目にしましたが、だいたいの方が挙げている不満のとおりです。
上記のとおり、ただ出来が悪かったというよりも、これに至った背景を心配されているのが懸念点でしょうか。
背景の闇を払拭出来ないと今後のパッチも同じ結果になってしまうので、なんとか改善してほしいですね。
当然ですが「開発背景に闇など無い」の場合は、伸び伸びと最高傑作を手掛けてほしい!

といったところです。
主観100%感想はこれまた後日に…

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