見出し画像

広島① : 晴天のもとで | 旅行記

友達と2人で、広島旅行〜!

行きたいとは思っていたけれど機会がなかった広島。友達が「原爆ドームを見たい」と言ったのをきっかけに、じゃあ、行くか…! とその場で予約を入れました。

金曜日の深夜に到着して1泊し、土曜の朝からめいっぱい遊べるように準備万端に。土日は丸1日楽しみ、月曜日で友達とは解散。私だけ島根へ向かう予定です。

広島も島根も人生初。楽しむぞ〜!

居酒屋で朝ごはん

しっかり休んで、ホテルを出たのは9:30。よし。飲むぞ!!!

訪れたのは源蔵本店さん。広島駅近くにある、地元で大人気の朝飲みができる老舗の居酒屋であり食堂です。

9:30~21:30営業

こちらで1番有名なのは…蝦蛄!
形が特殊なのと、水っぽかったり薄くてパサパサだったりして、心から美味しいと思ったことはあまりないもの…。
しかし、こちらの蝦蛄は特別だと聞いて、注文しました。

しゃこ1000円。グラスが可愛い

甘い!!!
柔らかく厚い身から出るエビのような旨味と甘み。生きた蝦蛄をそのまま塩茹でしているそう。このクオリティでこの値段、信じられない…。

とろたく巻

正直、ほかで蝦蛄を食べれなくなった気がします。どうしても食べたくなったら、ここにくるしかない…!

広島県立美術館でダリを

地方の美術館って、思いがけない出会いがあって大好きです。その地の有名な方も知れるし、歴史や風土も分かる。

そんなわけで、今回は県立美術館とひろしま美術館をはしごしました。

エントランスから見える縮景園

昭和43年に中国地方初の公立美術館として、浅野家の大名庭園である「名勝 縮景園」に隣接して開館した県立美術館。エントランスは3階までの吹き抜け空間となっており、壁一面に大きな窓が。夏の終わり、緑と空の青が絵のように映ります。

ダリ「ヴィーナスの夢」

常設展では、まずダリの「ヴィーナスの夢」に出迎えられました。所蔵していることを知らず、びっくり…! 一瞬レプリカかと疑ってしまいました。

1939年のニューヨーク万国博覧会において展示された本作、日本にしかも広島にあるのですね。近くで見ることができて幸せでした。

ほかも、様々な作品があり面白かったです。足早に見て回ったので、もっとゆっくり見るべきところだ…となりました。

縮景園も、せっかくなので見てきました。

1620年に築成された縮景園は大火や原爆による打撃を受け、都度復旧してきたそう。2020年に築園400年を迎えたとのこと。

お茶会も催されているとのこと、ここで楽しむお抹茶はより美味しそうですね。

世界の名画をひろしま美術館で

昭和53年に開館したひろしま美術館。原爆ドームをモチーフとした丸いドーム型の展示場があります。

ひろしま美術館も、常設展を観覧。ルノワールやモネを所蔵していると聞いて訪れたのですが、想像以上の名画の数々に圧倒されました。

ゴッホ「ドービニーの庭」
ポール・シニャック「パリ、ボン=ヌフ」
ロートレック

至近距離で見ることのできる、写真撮影可の作品たち。マリー・ローランサンやモディリアーニ、そしてピカソなどなどが一堂に会しており、気持ちがいっぱいになりました。

ロダンやルノワール、ドガの彫刻もあり、円形の展示場にある4つの部屋と中央、どこを見ても名作ばかり。贅沢な空間でした。

お昼ごはんはお好み焼き

せっかく広島に来たのだから、お好み焼きを食べなくては!!!
向かったのは、ねぎ庵さん。ネット予約できて助かりました。

ねぎ庵 紙屋町店

広島市内に4店舗あるお好み焼き屋さん。瀬戸内倉橋町「宝島ねぎ」を使用しているとのことで、楽しみに向かいました。

目の前で焼き上げられるお好み焼きたち
ねぎ庵スペシャル(イカ天・ねぎ)

ねぎ庵スペシャルとチーズスペシャルを注文。

あっつあつのお好み焼きは焼きそばがパリパリで最高!
大量の生ネギがしゃきしゃきと歯触りよく、チーズはソースにぴったり。イカ天が入ったお好み焼きは初めてで、味の変化が楽しかった!

こってりあつあつのお好み焼き、ボリュームたっぷりでした。

人生初、原爆ドームと資料館へ

さて、今回の本命に。
平和記念公園へ足を踏み入れると、木々の間から原爆ドームが見えました。

原爆ドーム

ニュースで、新聞で、教科書で、今までに何度も何度も見ている原爆ドーム。

その形も歴史も知っているはずなのに、いざ目の前にしたら、体の芯がぐらぐらと揺らされるような感覚が止まりませんでした。

1945年8月6日8時15分、原爆により半壊したこの建物。すぐ横で穏やかに流れる川に、水を求める人や遺体で溢れていたあの日の光景が見えるようで、逃げ出したいような、でも見つめていたいような、怖いようでいて静かな、さまざまな感情が湧き上がりました。

元安橋より

晴れた休日の午後、折しもそれはノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会が受賞した日の翌日でした。

真っ青な空が見える原爆ドームの上方に、小さな緑が生きていたこと。
原爆資料館の暗く狭い展示室で、私の隣にいた欧米の老婦人がただただ静かに涙を流していたこと。
被爆資料の溶けて潰れたガラス瓶を、幼い子が小さな指でそっと撫でていたこと。

きっと私は今後忘れられないし、この先ずっと、ニュースや投稿で目にする原爆ドームが今までとまったく別のものに見えるのだろうな、と思います。

戦争は勝ちか負けで、生き延びられるか死ぬかだけだとどこかで私は思っていました。現実は違う。死ぬ人の何倍もの人が、怪我や大切なものを無くしたせいで悲惨な状態になり、それでも生き続けなくてはならない。

戦争というものを、今までになく目を開けて見つめた時間でした。

原爆の子の像


ディズニー・オン・クラシックでまほうの夜

夜は、ディズニーの名曲をオーケストラとヴォーカリストの生演奏で楽しむディズニーオンクラシック!

今回のテーマは「Our Wishes 〜未来へ」。
アニメーション映画『リトル・マーメイド』がフィーチャーされていました。

今回はSS席がとれなかったのですが、1階の通路挟んですぐの前の列がない席中央だったため、とてもいい眺め。

広島文化学園のエール。素敵すぎる

広島初開催となるミステリアス&ダークスペシャル公演で、ヴィランズと化したヴォーカリストがすぐ目の前まで来てくれたのが楽しかったです。

ディズニーにかなり疎く、友人が出演しているので毎年見に行っている自分ですが、やっぱり迫力がすごい。そして、ステージ上のすべての人の「会場の全員を楽しませるぞ!」という姿勢が本当に素敵で、今回もしっかり聴き入って笑って泣いて楽しみました。

リトル・マーメイド、友達のカラフルな魚・フランダーが可愛かったのですが、なんの魚がモデルなのでしょう。鯛らしいので、タカノハダイかしら。

立ち飲みでレモンサワーと牡蠣を

公演が終わり、八丁堀へ着いたのは21時。目当てのお店へ急ぎます。

広島といったら、レモンと牡蠣!
まだどちらも食べていないので、両方を楽しめると評判の立ち飲み屋・モントナインさんへ。

明るく綺麗な店内は入りやすく、店員さんも温かく迎えてくれました。レモンサワーの種類がたくさんあって、かなり迷います。

にごりレモンサワー、スーパーレモンサワー

牡蠣はあたる原因の菌がいない海域で作られているため、あたらないのだそう。しっかり塩味でなにもつけなくても美味しかった!

生牡蠣食べ比べ3種(洗浄海域)

ハイボールで〆

慣れない地域の繁華街、怖い!
というか22時以降に女性2人で歩く八丁堀は怖い。客引きも多いし地面に座り込んでいる人、喧嘩している人、通路を占領している人もいて、なかなか賑やかでうろうろするには向かない時間帯と場所…。

ということで、気になっていたハイボールのお店へ向かいました。ハイボールバー 広島1923さんです。

賑わっていましたが席数が多いのか、すぐに案内していただけました。カウンターに座ると、目の前が圧巻…!

ハイボールやウイスキーのロックをいただき、お料理もいくつか頼みました。全体的にお安くてびっくり。店員さんもみな優しく、居心地がよい!

燻製盛り合わせ
自家製 牡蠣のオイル漬け

料理もとても美味しく、ついつい日付が変わる頃までゆっくりしてしまいました。

飲んだのは季節のハイボール(パイナップル)、ボウモアのロック、マッカランのストレート。お料理は広島名物だというウニほーれん(ウニとほうれん草)を食べることもでき、大満足でした。


朝から夜まで予定を詰めすぎ!

でも、さまざまなものを実際に見て、聞いて、いろんなことを考えた1日でした。

明日は、宮島の予定!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集