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春から大学生に戻ります
・タイトルの通り!春から大学生に戻ります!!
・久しぶりの学生生活!5年ぶり!!
・X(旧Twitter)でもポストした通り、4月から武蔵野美術大学通信教育課程のデザイン情報学科デザイン総合コースに3年次編入します!
・本職のエンジニア業(研究・開発系)の方は続けていきます。
そんなわけで今回は長くなりそうですが、入学に至った経緯とかを書きます。
しばしお付き合いください。
文字ばっかりだと疲れるからちょくちょく写真も挟みたいな。
高校時代の進路の話
・話してる人には話していることですが、高校2年生の3学期までは東京工芸大学の写真学科が第1志望だったこともあり、自分も家族とか周りの人達もそのつもりでいました。
・一方、当時工芸大に付き合いの長いパイセンが多かったり、自分の周りの人たちが美大・芸大の写真とか映像系の学科に在籍、そして卒業するタイミングでした。
・そんなこともあり、各大学の内部事情や様々な人の大学卒業後の進路も知ることができました。
・色んな人を見ていると、漠然と抱いていた大学で写真の勉強したいという気持ちに対して疑問を持つようになりました。
・そして、入学した後大学で何をしているんだろうとか、卒業したら何者になっているんだろうとか考えるようになりました。
・当時は(今も)自己肯定感はひくひくだったので大した自信も持てず、高校3年生になると同時にあっさり進路を変更し、理転して理系の大学に進学しました。
・そこからは知ってる人も多いと思いますが、そのまま大学院に進んで学部生の4年間+修士課程の2年間、結局計6年間電気と機械のことを勉強して新卒で就職、その2年後に転職して大きい企業に入り直して現在に至っています。
・とはいえ、当時から写真の勉強はいつでもできるし、この後の人生は長いからいくらでもそういう機会はあると思いつつ学生時代は過ごしていました。
社会人になってから
・大学から大学院にかけては本当にやることが多く、人生で一番勉強していた期間でした。
・すごく忙しかったので腰を据えて写真を撮って、暗室で作品をプリントするみたいなことはできず、写真に関しては開店休業状態でした。
・多少ゆとりのできた学部4年生から大学院の修士2年までの3年間は「年に1回写真展に出展する」っていう目標をギリギリでこなす超低空飛行してました。
・そんなわけで時代が一気に流れて2020年の4月に大学院を修了し、晴れて修士(工学)となった自分は留年することもなく、ストレートに進み、社会の荒波に放り出されました。
・とはいえ、ちょうど世の中がコロナ禍になり始めた頃です。色んなことが中止になりました。自分も大学院の修了式が中止になったり、4月になっても自宅待機だったりで本当に色々ありました。
・必然的に身の回りの色んなことが中止になり、研究室に夜遅くまでいた学生時代よりも家にいる時間が増えて一気に暇になった時、「そういえば写真やってたんだった」とふと思い出しました。
・そしてカメラを買い、再び写真を撮り始めました。
・ちなみにこの頃はLeica M4とRolleiflex 2.8Eを使ってました。
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・その頃、高校時代に進路として選べなかった芸大・美大に行くという選択肢が急に心残りのように思い出すようになりました。
・そういう進路だった人たちに引け目を感じるっていうよりも自分の中でいつまでも心残りで忘れ物のようにポツンと残ってる感じ
・自分が本当にやってみたかったことを勉強しておけば良かったと思う後悔、当時選ばなかった進路への心残りを感じることが多くなり、じゃあ社会人になった今なにかできることはないかなと思い始めました。
何がやってみたい?
・そこで自分は写真という分野から一歩引いてみて、改めて芸術という分野を俯瞰して見てみることにしました。写真展の他に今まで足を運ばなかった絵画や現代アートの展覧会などを見るために色んな美術館に足を運んでみたりしました。
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・そんな日々の中でふと学びの場として通信制の大学があるということを思い出し、自分が勉強してみたかった芸大や美大で通信教育課程のある大学は無いかと探し始めました。
・候補に挙がったのが京都芸術大学(その頃は京都造形芸術大学)と武蔵野美術大学の通信教育課程でした。
・前者は写真コースがありましたが、後者は映像や写真に関連した学科はなく、その中で興味があったものが春から編入することになるデザイン情報学科でした。
・ここから改めて写真の勉強を最初からやり直すことに気が引けてしまったということもあり、デザインは少しだけ興味があった分野でした。
そしてちょうどこの本を読んでいた時のことです。
・「僕の写真はデザイン的すぎる」という文章が読んでいて印象に強く残りました。
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自分もTOPの写真展を見に行っていました。
・「デザイン的すぎるってなんだろう」という疑問とともに、デザインや美術界隈を少し齧った人なら耳にするかもしれないニュー・バウハウスという単語などが並び、デザインという分野と写真という分野にやわらかな繋がりを感じました。
・考えてみれば、デザインという分野にルーツのある写真家さんって意外とたくさんいるんですよね。
・そして、頭の中にやんわりと浮かんだイメージ像が「デザイン」と「アート」っていう2つの基礎の上に幅が広い写真っていうのが横断的に乗っかってる感じ。
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・そういうことを考えている中で改めて写真のことを勉強するなら、その前に、そのひとつ下の基礎にあり色々なことに応用もできそうなデザインのことを勉強してみたいなと考え始めました。
・そんな考えに至ることができたことも、自分が歩んできた大学+大学院の6年間で学問という世界がどうやって成り立っているかということや物事を体系的に学ぶことの大切さに気が付かせてくれたからだと思います。
・そんなことに気づかせてくれた6年間は、これからまた学生になることに際し、決して無駄なものではなかったです。
・そして、学生時代は2つの学問の間にできる学際領域で起こる発見や研究をいくつも見て来ました。そのせいか自分自身が横断的な分野や学際的な分野に関わるモノ、ヒト、コトが大好きになったというのも大きいです。
・そんなこともあり、デザインとアートの間で起こるモノ、コト、関わるヒトを見たり、自分もその当事者になりたいという思いが芽生えました。
・あとは武蔵美っていう環境が現実よりも少し浮世離れしているというか、フワフワしているというか、モラトリアムを体現しているところ、色んなことに好奇心を持っている人たちが通学課程にも通信課程にもたくさんいるように感じたことが何よりも大きかったです。
社会人学生
・ひとまず社会人学生は仕事と両立していくことは避けられないため、頑張って有給休暇と相談しながらスクーリングしつつ、平日の夜と休日に課題消化していければいいなと思っています。
・何よりも学生時代みたいに課題に追われる日々がまた始まるのは少しドキドキしますね。
・ついでに前の大学の時に取り忘れていた教員免許も色んなところに問い合わせてみたら、この機会に取れそうでよかった。
これから??
・長々と書いて来ましたが、春からは2019年度以来、5年ぶりに大学生に戻ります。
・本当は大学に編入することを想定し、今年の写真展は少し控えめで出展の機会も減らしておこうかなと思っていたのですが、いつの間にか昨年と同じ6~7回くらいの出展機会がありました。
・今年も6月くらいから写真展ラッシュが始まります。
・そんな中でもデザインとアートの間で色んなことを勉強して、色んなことを見聞きして自分の写真にも日々の生活にも色んな影響を受けられればいいなと思っています。
・何よりも好きなことを勉強できるのは楽しいし、好きなことを研究できることはもっと楽しいことですね。
・最後とはなってしまいましたが、昨年、自分の武蔵美の通信に行くっていう話に付き合ってくれた皆様、今まで色んな巡り合わせで出会った武蔵美OB・OGの皆様、色々な面でご支援頂いた皆様、本当にありがとうございました。
・そしてこれからもよろしくお願いします。
後日談
・頭の中に書きたいことが散り散りになっていたので、小出しに書いていかないと絶対に入学許可書が届いた時までに書ききれないと思い、昨年の10月ごろから少しずつ書いていました。
・無事にこの記事公開できて良かった・・・
・そしてこれだけ書いておけば自分への良い戒めになってくれるはず?