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特別じゃない支援を
最近考えていることを文章にしてみたい。
特別支援
特別支援学校とか
特別支援学級とか
このことばが出てきたのはいつ頃からだろう…
調べてみたら、平成19年からだった。
そのころ私は何をしていたかというと~
児童センターの職員で、新生児から不良少年までを
相手に仕事をしていた。
どうもこの頃から、世の中の流れが
変わった気がしている。
私が保育士になった頃
保育士として、社会に出たのが平成5年。
学生時代の実習先であったり
就職したばかりの頃は
発達に心配のある子も普通に
保育園のクラスの中にいた。
実習先で記憶にあるのは
肢体不自由で松葉杖のこどもも
保育園のクラスの中にいて
当たり前のように過ごしていた。
自閉傾向があって、
保育室にいられなくて
保育園中を駆け回っていた子も
クラスの一員として過ごしていた。
現在の教育・保育の状況
一番衝撃だったのは
「集団の中にいられません!」
「発達支援認定を受けています」
と言われて見に行ってみたら
元気のよい1歳児の男の子。
1歳児が元気よく動き回るなんて
普通でしょ~。
おりこうに座っている方が気持ち悪い。
と私は思ったのですが
他の子は、きちんと座って待っているのです(笑)
そして、目はおびえている。
先生が怖いのです(笑)
少しことばが遅くて、かんしゃくをおこしがち
列に並んで待っていられない
じっと座っていられない
そんなことがちょっとでもあると
先生たちはこう言います。
「この子には特別な支援が必要です」
「うちではみられません」
支援は必要だけど特別じゃない
と私は思うのです。
こどもが育つ道筋はどの子も同じ。
ただ、少しのサポートや工夫が必要なだけ
だと思っています。
この先生みたいに
その子だけにいうのではなくて
全員にも必要なことだから伝える。
支援の必要な子に必要なことは
他の子にも必要なことではないか~
と思うのです。
おわりに
特別支援ではなくて
特別じゃない支援が広がっていくように
誰もが一緒に育ち
誰もがそのサポートができるように
地道にサポートしていきたいと思っています。
できれば、
特別支援ということばをなくしたい(笑)