瞳の奥に映るもの、沈んでいるもの
人生で始めてブランコを漕いだとき
6月の中学校の教室の匂い
10年前、変わり映えのしない日常の中で見た景色
人生のほとんどの瞬間を私は覚えていないが、消えたわけではないと信じたい。思い出せないけれど、ただ瞳の奥に沈んでいるだけだと信じたい。
というわけで
瞳…そう、瞳のグラデーションなるものに挑戦してみたのだ。
3色の色で塗って、ぐわーっとぼかす。
それから瞳孔を描いてハイライトをのせる。
体を捻ると画に躍動感が出るそうなので、捻ってみた(つもり)
今日も私の生きた残像が瞳の奥に沈んでいく。
今日のお昼は牛丼。