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ワーママの現実を詳細に書き記す。
こんにちは。リーコです。
2024年12月末で正社員を辞め、個人事業主になりました。
今日はそのことに関して記します。
兄弟が1歳3歳を迎える春、3年ぶりに職場復帰した。まずその頃のスケジュールがこちら。
6:30 起床
朝ごはん、トイレ、着替えの支度を済ませる
7:30 保育園に送迎
9:00-16:00 仕事
17:30 保育園お迎え
18:00 帰宅
晩ご飯、お風呂、歯磨き、寝かしつけ
21:00 就寝
これだけ読むと、あっさりしてますね。なんとなく大変そうだけどまあまあワーママってこんなもんかって感じ、しますよね。もう一度、詳細を加えて記しますね。
6:30
起床。朝ごはん、トイレ、着替えの支度を済ませる。まあスムーズには行かない。「起きたくない」「これ食べたくない」「着替えたくない」「保育園行きたくない」イヤイヤのオンパレードから朝は始まります。でも朝からご機嫌損ねたくないからなんとかポジティブに気持ちを持っていけるように、声掛けを工夫する。そんな心の余裕があるのは週明けくらいで、水曜日を超えてくるとこちらの仕事の疲れも相まって、優しさが半減し、子どもたちもストレスで余計にイヤイヤし、負の連鎖。金曜日は抱えるようにして無理やり出発。
7:30
保育園に送迎。夫とともに子どもを連れていくが、大型連休や週明けの保育園は号泣。「行かないでー!!」とママ・パパの姿が見えなくなるまで号泣。ここで”ごめんね”と言ってはいけないと育児書で読んだので「いっぱい遊んでおいでね!」と前向きな言葉をかけるが心の中は”ごめんね”でいっぱい。後ろ髪引かれる思いで保育園を去っていた。
9:00-16:00
仕事。復帰してすぐは仕事量が少なく「これくらいなら続けられるかも」と思ったのも束の間。いきなりアジア諸国との大型案件にアサインされてしまい、貿易上での法規制が改正されて何のベースもないところから書類作成をぶん投げられたり(こちらは知識ゼロ、しかし間違えれば顧客が罰則を支払うというリスク)、遅延が当たり前の船積案件で毎度毎度督促のメールや電話がかかってきたり、単純に捌く出荷量もどんどん増え、ルーティンワークの国内案件もなぜか増やされ、以前なら「残業すればいいか」と思っていたのが「絶対に16時に終わらせないといけない」に変わった今。仕事がどんどん重荷になり、土日にメールを返したり仕事を持ち帰らないと捌けなくなってしまった。
そして16時。終わらない業務に南無三…と手を合わせつつ、ダッシュで保育園へ。すると何ということでしょう。朝はあんなに嫌がっていた保育園。「帰りたくない」と。なかなか保育園から出られない。朝のあんたを見せてやりたいよ。やっとこさ連れ出したと思ったら「スーパー行きたい」「お菓子買いたい」、うまくいなせる時もあれば、一緒にスーパーへ買い出しに行き地獄を見たり。もうこの時点でHPは限りなくゼロにちけえですよ。バタンキューできますよ。でもここからが本番なんですね。
18:00
帰宅。「手洗いたくない!」「ごはんいらない!バナナ!」「お菓子!」「座りたくない!」「お風呂入りたくない!」「おむつかえたくない!」「寝たくない!」すごいよ、君たちは。ほれぼれするよ。よくもまあこんなにイヤイヤ文言が出てくるもんだ。これらを全部やらせないといけないんですね。「君とは絶対に契約を結ぶつもりはない」と言っているお得意先と契約にこぎつけねばならないんです、それも毎日。とんでもねえですよね。
ご飯は帰宅してから作る時間も労力もなく。玉ねぎの皮剥く体力すら残ってません。なので辞める直前は外食や惣菜がほとんどで「自分は栄養のある食事さえ子どもに作ってあげられないのか…」とこれまた罪悪感が心の中を支配する。そんな思いで用意した食事さえ、食べてくれなくて、子どもたちの前で泣いたこともあった。お風呂、歯磨き、寝かしつけに関しても書くと長くなるので、同様にカオスであったということだけお伝えします。
21:00
そんなこんなでようやく寝かしつければ、さあ!いざMe Time!といったところですが、起き上がる気力もないんですね。起き上がってみても、とっちらかったキッチン。お米がこびりついたダイニングテーブル。脱ぎ散らかされた洋服。大量にある保育園の着替え。散らかったおもちゃ。これらを片付けて…明日の晩ご飯の作り置き…いや冷蔵庫何もねえ…でも明日買い物行く時間ないし…また惣菜か…仕事…南無三した仕事しなきゃ…あ…咳したから起きてくるな…寝室戻ろ…明日耳鼻科連れていかな…予約の空きあるかな…
そしてなにひとつ片付かないまま朝を迎える。上記はほんの一例で、ここに子の発熱や親の体調不良が重なると事態はもっと深刻化した。そして、次男が腸炎で入院したタイミングで「あ、これは無理だ」と心の中で悟った。このままこの生活を続けるのは、家族にも、そして私にもよくない。夫や実母のサポートもあった私は恵まれていたと思う。それでも続けられないと思った。限界だ。
会社への文句はたくさんある。在宅勤務にしてくれたら、業務量減らしてくれたら、休職させてくれたら。だけど散々打診しても何一つ変わろうとしてくれない会社に、自分の未来は見出せなかった。
退職した今。とても心が軽い。子どもたちのイヤイヤは変わらずあり、ぶちぎれることももちろんあるが、時にはイヤイヤに従ってみる時間。本人が納得するまで待つ時間。前より幾分、子どもと向き合えるようになった。今までの私だったら、疲れすぎて子どもと遊ぶ時間すら取れなかったけど、思いっきり遊んだり、ひっつき合って「大好きだよ」と伝えたり、圧倒的に余裕を持てるようになった。
今振り返ってみると仕事も苦痛だったが何より苦痛だったのは「大量のタスクが脳内に浮遊しつづけていること」だったんだなと気づく。洗濯、掃除、料理を今日こなしたとしても明日にはまたやらねばならない。終わらない家事。終わらない仕事。思い通りにいかない育児。やってもやっても脳内で漂い続ける。今だってやるべきことは変わらないはずなのに、「何もできていない」と自分を否定し続けていた。単純にキャパオーバーだったんだね。
だからこそ今こうやって”ゆとり定期便"を立ち上げたり、自分のやりたいことで社会に貢献できたらと思う。これからどんな未来が待っているかわからないけど、私は私の戦い方で生き残っていきたい。
よかったらホームページのぞいてみてくださいね。
以上、リーコでした。