何のためにやっているのか、価値

2022.9.9  Lemi

夏の終わり、秋の始まり。季節の変わり目に鈴虫の鳴き声を聴きながら眠りにつける幸せ。
毎年この時期が大好きなLemiです(*^^*)

目的と価値


最近参加させていただいたイベントで、ヴィーガン&アーユルヴェーダのお料理を提供する店長さんのお話を聴く機会がありました。

そこで、ベジタリアン、ヴィーガン、マクロビなどの細かな違いや(白砂糖やイチジクがヴィーガンではないって知ってましたか?(ʘ╻ʘ))お店に対する想い、その方の目的などをたくさん聴かせていただき、自分自身を振り返るキッカケになりました。ちょうど今自分と向き合っている時期だったので、お話を聴きながら頭の中はパッションと好奇心と自分の考え方でグルグル(*_*)

そこで気になった言葉。
「必ずしもヴィーガンが正義だとは思わない」
「ヴィーガンになることが目的意識になるのは違う」

本当にそう。
改めて、私が何故ヴィーガンという選択をしているのか考えました。

よく、何でヴィーガンになったの?きっかけは?何のために?とか聞かれる度に、動物・環境・人間を傷つけない生き方がしたいから。動物のため。健康のため。人のため。って偉そうなこと言ってたけど(これはこれで、本当にそう思ってる。)、よく考えたら結局本当は自分のためで、ヴィーガン自体じゃなく、ヴィーガンの選択を取った「その先にある価値」を分かっているから、なんだよね。

その価値は
健康、環境、自分自身との調和。

動物、環境、地球を傷つけると自分も傷つく

まず大前提としてこれがあって。
結局は本当にこれなんだよなぁと思う。

私は動物が傷ついているところを見たり聞いたり知ったりしてしまうと、本当に泣いてしまうくらい傷ついて苦しくなる。まるで自分が体験しているみないな感覚になる。
(最初からこうだった訳ではない。現実を知って学び始めてから。)
そういうことがあって、動物が傷つく=自分が傷つくのが嫌だから、そういう生き方をしない。
これを動物のため、と言うこともできるけど、最終的には自分が傷つきたくないから。

そして環境、地球。
私たちは地球に住んでいて、その恵みをいただいて生きている。それを汚したら自分たちに跳ね返ってくるのは当然。

分かりやすい例で言うと、農薬。
農薬を撒き散らして、土とそこにある生態系が死ぬ。微生物が土から消える。土が汚染され、地球が汚れる。私たちはそこで育った農薬まみれの野菜をスーパーで買い、食べる。私たちの体内に入る。それが何年も蓄積されて、やがて不調や病気になって人間に跳ね返ってくる。

極端で分かりやすいけど、これは実際に起こっていること。

動物のお肉を食べるのはその人の選択だし自由だと思うけど、食べると人間の血液が酸性になる。健康のことを考えるなら、血液はアルカリ性が良い。そして動物のお肉などを食べすぎると、血管が詰まる。
昔の人は知恵があったから、「四つ足動物を食べると血が汚れる」と食べなかった。
人間が自分達の都合で低コストで、なるべく多くのお肉が取れるように牛さんや豚さんに打つ抗生剤やホルモン剤。これを打つことでもちろん動物にも害があるけど、いちばん被害を被るのはそれを食す人間です。

魚もそう。私たちが海や川を汚してしまったことで魚も汚染され、魚を介して水銀が人間の体内に蓄積されますよね。

そう遠くない昔に、水俣病って流行りましたよね。水俣病は、海に垂れ流された排水に含まれるメチル水銀によって、脳などを侵される公害病で、 汚染された魚などを食べたことが原因でなる病気です。

沢山の人が苦しんだ水俣病で、いちばん被害が軽かったのは誰だと思いますか?

答えは妊婦さんです。
なぜか?

女性の毒素は子宮に溜まります。月経が月に1度のデトックス(解毒、体の毒素を排出する)と同じように、出産もある種のデトックスです。
なので妊婦さん(お母さん)の毒素は、出産で赤ちゃんに引き継がれ、妊婦さんの身体から排出されます。
毒素は赤ちゃんにそのままバトンタッチ。
だから妊婦さんの症状が軽かったんです。その代わりに赤ちゃんが代償を払うことになった。

一度も水銀に触れてもないのに、生まれつき水俣病になってしまった赤ちゃんもいます。それが何よりの証拠ですよね。(胎児性水俣病)

私の言うことが信じられない方は、ぜひ下記の記事を参考にしてください。


【妊婦さんの軽症について】
https://www.yotuba.gr.jp/tsushin/2008/0809/p13.htm

【胎児性水俣病について】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8c9056a97de379c16acfc0c2745a7fdba4f16d2


私たちが動物や環境にしたことって、こうやって人間に、ましてや自分にとって大切な人にまで返ってくるんです。


「ヴィーガン」が必ずしも正義ではない

でも必ずしもそれがベスト!とは言えないのは確かでもあって、植物もフルーツも育たない気候だとやっぱり食糧の確保として動物のお肉に頼らざるを得ないところもある。

そして、ヴィーガンの選択が必ずしも動物、環境、人間のためになるとは限らない。
何のためにヴィーガンという選択を取るのか、理由と目的意識を明確にするのが必要で、本質をみる力が本当に大切。

私の場合、ヴィーガンという選択をする理由は下記の3つ。
①動物を傷つけたくない(自分も傷つく)
②環境を汚したくない(自分に返ってくる)
③自分自身の健康のメリット

正直これが叶ってないなら、ヴィーガンという選択をとる意味があんまりない。

例えば最近教えていただいて知った情報なのですが、ビルゲイツが全米の農地を買い漁って全米No. 1の農場主(個人)になっているの知ってましたか?私は最近知りました…(最近新聞もニュースも見てない)
宇宙からも見える規模らしいですよ。丸い円になっている農場です。

コロンビア川北岸に広がる農場「100 Circles」もゲイツ所有。「宇宙からも見えるデカさ」だとNBC

【参照記事】
https://www.gizmodo.jp/2021/06/bill-gates-has-the-largest-farmland-in-us.html

にんじん、大豆、米、玉ねぎ、イモ、綿花などをつくっているそうです。(ビルゲイツ本人は地主なだけで、経営はノータッチらしいです)

ヴィーガンブームってビジネスですし、植物性のものによく使われる大豆も、大量生産できる農場を持っていたら大儲けだし投資する価値がありそう。
ビルゲイツのような大の投資家がそういうところに投資してくれるの、何だか嬉しい!
と思ってたら。

ビルゲイツはあくまでも「投資目的」で、農場では効率よくするために農薬使いまくり、そしてその農薬に耐えられる遺伝子組み換え種子使いまくり、だそうです。

そしてそこで育った作物ってどこに輸出されると思いますか?

絶対日本も含まれますよね。日本は輸入に頼りきりだし、アメリカも日本に売りつけるだろうし。
農薬のラウンドアップだってそう。

ヴィーガンって健康に良い!環境にも良い!動物にも良い♪
って善良な人が、そんなところで作られてる大豆を原料にした大豆ミートを買って食べたとしたら。

ここでもう一度、私がヴィーガンを選択する理由と目的意識を確認。
①動物を傷つけたくない(自分も傷つく)
②環境を汚したくない(自分に返ってくる)
③自分自身の健康のメリット

農薬たっぷり、遺伝子組み換え種子。
もうこれだけで①〜③全部叶わない。
少なくとも私にとってはヴィーガンを選択する価値がなくなってしまう。意味がなくなる。何のためにやってるのかわからなくなる。

だから必ずしもヴィーガンが正義なわけでも、正しい選択なわけでもなくて、ちゃんと自分で本質を見る力を養わなきゃいけない、そのために常に自分で調べて、学んで、情報収集しないといけないんだな、と改めて思いました。

今回の学びに感謝です。本当に行って良かった。


何が言いたいのかというと、目的意識とその先にある価値の方が大事だという話。

これは私がありがたい環境で学ばせていただいていることなのですが、今回は改めてそれを実感させられる出来事だったので、シェアさせていただきました。

この記事が、誰かのためになったら嬉しいです。



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