
今日覚えたい表現
ne - que si
ne - que はご存知ですね。
否定表現ではなく肯定表現なので、「しか〜ない」ではなく「〜だけ」と感じるほうがネイティブの感覚に近いはずです。
Si c'est urgent, appuyez sur ce bouton !
Appuyez sur ce bouton si c'est urgent !
緊急であればこのボタンを押してください。
この文に、「押して良いタイミングに限定」を加えてみましょう。
このボタンを押していいのは、緊急時のみです。
いつでもボタンを押してよいわけではないのです。
押して良いのは「緊急時」なのです。
si の節が前半にあると、それに限定を加えることができません。
「(ne) que 〜 = だけ」なので、si の節に限定を無理やり加えようとすると
Ne que si c'est urgent, …
と、誰がどう考えても不自然な表現になってしまいます。
という訳で、順序を逆にして
N'appuyez sur ce bouton que si c'est urgent !
となります。
Tu ne peux m'appeler que si tu es vraiment embêté(e).
本当に困っているときは連絡して。
プチ・ロワイヤル仏和辞典では表現として解説があるのですが、ロワイヤル仏和辞典には特に項目はたてられていないようです。
まあ、必要ないでしょうね。
(ne) que が従属節でも限定できるということにすぎない過ぎないので。
Je ne bois du vin que quand je suis en vacances.
Je ne porte ces chaussures que quand il fait beau.
ご参考まで